夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

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25019 25020 アンソニー・ホロヴィッツ 「マーブル館殺人事件」 に対する率直な感想(読まないとわからないネタバレあり)

今年のホロヴィッツはこちら。物語としては面白かったですよ。シリーズが好きならここまで読みましょー。作中作品も「ヨルガオ殺人事件」のときのものには及ばないにしても面白かったです。どのクリスティ作品のオマージュか書くと完璧なネタバレになっちゃ…

25018ヘイゼル・プライア「ペンギンにさよならをいう方法」先読みレビュー

ペンギン、お好きですか? 私は人間より好きです。 ペンギンにさよならをいう方法 作者:ヘイゼル・プライア 東京創元社 Amazon 遺産のゆずり先に悩むひとり暮らしのおばあちゃん。遺産相続人はペンギン!?明日を生きる希望に満ちた傑作ペンギン文学! Amazonベ…

25015 25016 アンソニー・ホロヴィッツ「ヨルガオ殺人事件」上下 感想 ざっくりネタバレあり?

ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る 紙で買うときは楽天で、Amazonはおすすめしない(今…

24037 ローレンス・ブロック 「エイレングラフ弁護士の事件簿」 感想

エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫) 作者:ローレンス ブロック 文藝春秋 Amazon エラリイ・クイーンも太鼓判!ミステリー史上最高で最凶の弁護士マーティン・エイレングラフ登場! 不敗の弁護士エイレングラフは言う、「私の報酬は法外ですが、有罪に…

24031 アンソニー・ホロヴィッツ「死はすぐそばに」 感想

面白かった!面白かったよー!シリーズ通して一番おもしろいかも! 死はすぐそばに ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon ロンドンはテムズ川沿いの閑静な高級住宅地リヴァービュー・クロー…

24016 24017 Priest「鎮魂 Guardian」1  2 3巻本編部分 感想

思ったんと全然ちがった。 鎮魂 Guardian 1 (Pleiades Press) 作者:Priest すばる舎 Amazon 人気作家Priestの再生回数36億回超ドラマの伝説的原作BL小説(台湾リリース版)。重厚な世界観の中での数万年の時をかけた壮大な愛と戦いの物語が待望の邦訳!大都…

23028 アンソニー・ホロヴィッツ「ナイフをひねれば」 感想(作品紹介) ネタバレなし

今回は犯人を当てたぞーーーーーー!ただしトリックは全然わからんかったけど!! ナイフをひねれば ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon 「われわれの契約は、これで終わりだ」彼が主人公…

23010 ルイス・ベイヤード 著 山田蘭 訳「陸軍士官学校の死(下)」不真面目感想

とても不真面目な感想になります。 陸軍士官学校の死 下 (創元推理文庫) 作者:ルイス・ベイヤード 東京創元社 Amazon NETFLIX「ほの蒼き瞳」原作才気煥発な青年ポオを協力者に、士官候補生の遺体損傷事件を調べつづける元辣腕警官のランダー。だが、そんな彼…

23009 ルイス・ベイヤード 著 山田 蘭 訳「陸軍士官学校の死」(上)感想

ネトフリ映画「ほの蒼き瞳」の原作です。日本語訳出版後けっこう経ってからの映画化で私が戸惑いました。いつか読もうと思いながら上巻しか持っていなかったので。 東京創元社さんの出版する海外小説はタイトルがとんでもなく改変されることが目立つ気がする…

ハーヴェステラ 攻略の感想 お話のネタバレなし

発売直後から初めて途中ポケモンスカーレットを優先し、図鑑を完成したあとで再開。 結局24日間(じっくり遊んだのは15日間)60時間以上でクリアしたらしいです(ニンテンドーアプリで確認) HARVESTELLA(ハーヴェステラ) -Switch スクウェア・エニックス Am…

22013 アンソニー・ホロヴィッツ「殺しへのライン」

東京創元社さんの先読みキャンペーンでゲラで提供していただいたものを読みました。 殺しへのライン (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon 『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホ…

21015 ジャン・レー/ジョン・フランダース「マルペルチュイ 幻想小説集」

国書刊行会ッ!総ページ数500ページちょっとッ!すなわち鈍器本!!!めっちゃ重い(歓喜)!!! https://www.honzuki.jp/smp/book/299426/ ジャン・レー/ジョン・フランダースの決定版作品集!現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ』待望…

エドガー・アラン・ポー 「黒猫/モルグ街の殺人」 (読書中)(光文社古典新訳文庫)

邱永漢先生の本を読んでいたらもっとお金に賢くなるかなと思って先日半額ポイントバックだったのを購入して読んでいたんですよ 生き方の原則 (光文社知恵の森文庫) 作者:邱 永漢 光文社 Amazon 冒頭は邱永漢先生が育った時代とかを踏まえて今までの人生を振…

21014 アンソニー・ホロヴィッツ「その裁きは死」 ネタバレ注意

読み始めてから今日まで結構経ちました。間にあれやこれやそれらの本が入ってきちゃったので。 いきなりネタバレから始めますから、ここから先を読むのは作品を読んだあとがいいでしょうねえ。 その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文…

21006 アレックス・パヴェージ「第八の探偵」(発売前故ネタバレなし)

早川書房さんが発売前の作品をゲラの状態で読ませてくれるキャンペーンをされていたので応募したら当たりました。前に、なんだったかな。応募したときは外れたんだけど。 他所の出版社のイベントでは2回参加したことがあるのでこれで3度目。前のもこのブログ…

21004 オインカイン・ブレイスウェイト「マイ・シスター、シリアルキラー」 ネタバレ感想

あとがき入れても200ページないので手軽に読めるようで…私にはそんなことはなかった マイ・シスター、シリアルキラー (ハヤカワ・ミステリ 1963) 作者:オインカン・ブレイスウェイト 発売日: 2021/01/07 メディア: 単行本 真面目な看護師コレデはうんざりし…

21003 オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」(光文社古典新訳文庫)(電子書籍で)

電子書籍の蔵書がアホみたいに多いのにここ1年位紙の本の手触りの良さがいいよねーなんてふざけたことを言って紙の本を買いまくったので、でも私、じつはどっちでもええねんでと自覚するために??電子書籍の積ん読を減らしていこうと試みていました。 実は…

20009 ラーラ・プレスコット「あの本は読まれているか」

「ドクトル・ジバゴ」はね、映画は見たんですよ。あれ何年前だったかしらん。ものすごく長かったような気がするけど、根気よく見ながら憤慨してた。オマー・シャリフのことも嫌いになるレベルでムカついたけど、どこにムカついたのか具体的に思い出せない。…

20002 アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭訳「メインテーマは殺人」(ネタバレあり)

今度はいまのところ何冠なんだっけ?? メインテーマは殺人 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/09/28 メディア: 文庫 自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知…

20001 マイクル・フリン著 嶋田洋一訳 「異星人の郷」下

なんで新年に読む話にこれを選んでしまった、わし… お年始にペストってアンタ… 異星人の郷 下 (創元SF文庫) (創元SF文庫) 作者:マイクル・フリン 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2010/10/29 メディア: 文庫 現代のフィラデルフィアで、統計歴史学者…

19012 マイクル・フリン「異星人の郷(上)」

異星人の郷 上 (創元SF文庫) (創元SF文庫) 作者:マイクル・フリン 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2010/10/29 メディア: 文庫 14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異…

19005 19006 アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(上)(下)

去年から今年にかけてのミステリに関する賞をほぼ総なめ、七冠だそうです。私が買ったのは賞レースが始まる直前…だったっけ? カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫) 作者: アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/09/2…

19004 フランシス・ハーディング「嘘の木」

THE 暗黒乙女小説!!! 嘘の木 作者: フランシス・ハーディング,児玉敦子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2017/10/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 暗黒乙女小説とは!! 定義ははっきりとわかんないけどどす黒い怨恨を抱え…

009 ダシール・ハメット 「ガラスの鍵」

(昭和生まれのお約束)「ハメットさーーーん」 ガラスの鍵 (光文社古典新訳文庫) 作者: ダシールハメット,Dashiell Hammett,池田真紀子 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2010/08/10 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (30件) を見る 雑な…

チャド・ハーバック「守備の極意」

一日で一気読み。 守備の極意(上) 作者: チャドハーバック 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/02/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 守備の極意(下) 作者: チャドハーバック,Chad Harbach,土屋政雄 出版社/メーカー: 早川書房 発売…

クリストファー・プリースト著 古沢嘉通訳 「双生児」

双生児 上 (ハヤカワ文庫FT)作者: クリストファープリースト出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/08/31メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る双生児(上) (ハヤカワ文庫FT)作者: クリストファー・プリースト,古沢嘉通出版社/メーカー: 早川…

アントニィ・バークリー「毒入りチョコレート事件」

読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)作者: 杉江松恋出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (50件) を見るこちらの本で挙げられた「マストリード」とされるミステリ…

エドワード・D・ホック 「サイモン・アークの事件簿」

サイモン・アークの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)作者: エドワード・D.ホック出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (49件) を見るサイモン・アークの事件簿 1作者: エドワード・D・ホック出…

リー・バーデュゴ 「太陽の召喚者」

太陽の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団1)作者: リー・バーデュゴ,吉田ヨシツギ,田辺千幸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/07/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る太陽の召喚者 魔法師グリーシャの騎士団作者: リーバーデュゴ出版社/…

最近読んだ本と近況

すったもんだがありながらも読書の時間を無理やりもぎ取って、ここ1ヶ月で読んだ本を簡単に挙げて行きます。 一部の本は今後ちゃんと取り上げるつもり。アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)作者: 皆川博子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/…