夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

木曜BLトーク (小説)「人渣反派自救系統」分冊版 26「辺境 2」 今週買った漫画、推し漫画のホテルコラボの件

今週の「人渣反派自救系統」は〜?

師尊が前より強くなっているというところからの、紗華鈴が出たらお約束の服ビリビリぱーんという昔の少年誌みたいな、読者は笑いはしても喜ぶかなあ?みたいな展開ありの、勘違いがデフォルトの師尊だから、師姪の超絶美貌の柳溟煙が拉致られていると知ると(読者的に)不要な心配をするのですが、美しいという噂がありながらいつまでも師尊は顔を見ることが出来ないお約束もあってそこが面白い。

地の文で師尊視点の語りが入るとフラットな話し言葉になるから普段自分が喋っているのと変わりない語彙と言葉遣いなのがいいですよね。スッと頭の中に入ってきますね〜

 

今週買った漫画

試し読みとあらすじが「???」だったので、気になってついつい買ってしまった…

受けの人が高校1年だったときに3年だった初恋の相手の向日くんと、25歳になって友達の結婚披露宴で再会して、初恋を叶えた上にドスケベなこともしたあとで自分が大家をやっているシェアハウスに引っ越してきた高校生3年生が向日くんだったよ!と。

 

ね?「???」でしょ?

まあ、すぐに事実がわかるんですけども。そうくる〜?ってやつでした。

この作品は毎回ドスケベなことをやるタイプのBLで、相手が高校生だろうがそういうけしからんところはとりあえず放置って感じでした。

割と導入部分が強引だったり超展開な感じ、イベントありきなんですけど、まあ疲れたときに読むにはちょうどいい強引さといいましょうか。考えなくていいというか。

 

久しぶりに漫画を買いました。

 

 

www.hotelmonterey.co.jp

ホテルコラボをするというニュースを知ったのですが、どういう内装か知らないけど等身大パネルとベッドになんぞ工夫が凝らされているというのはわかったんですよ。

最近そういうのがほかの作品でも多いから、だいたいあんな感じなんだろうなと想像を膨らませたんですけど…

宿泊客の人、二人のお邪魔にならないよう隅っこで寝るしかないとかあるんじゃない?と思うとちょっとおもしろくて。

価格帯がそんなにしんどくないので近郊にお住まいだったらいいかもね。等身大パネル持って帰れたらいいのにね。

 

なんてことを思いました。

 

今週は少なめで。来週はたぶん話題多めになる…かなあ?

24019 カーリン・アルヴテーゲン「バタフライ・エフェクト」 感想

北欧ミステリの女王が書いた、非ミステリ(というのを読み終わって知る)

北欧ミステリの女王が描く濃密な人間ドラマ。

不治の病に罹り、夫と別れて死を待つ日々を送る五十代の女性ボーディル。法律家としてキャリアを積みながら、心理カウンセラーに依存する三十歳、独身の娘ヴィクトリア。良き父良き夫であり、建築家としても成功を手にしていたアンドレアス。小さな出来事がやがて大きな波となり、それぞれの人生の歯車を狂わせていく……。

あらすじもちょっと違う気がする。

 

あらすじとか読まずに取り掛かったんですよ。10年くらい前に誰かが評価していたのでKindleで購入してずーーーっとそのままにしていたんですが、そろそろ読もうかなと気まぐれに読み始めたら、あまりの重さとか語り手たちが私と性格が合わなすぎて一人ひとり説教かましたくなりながらも、「いつになったらミステリ要素とかどんでん返しが起こるんだろう…」と読み、60%のところあたりでうすうす、「ははーん、これ、ミステリじゃないな?」と気づきました。

 

一応ミステリ要素として冒頭の展開が謎なので、誰がどうしてどうやったかというのは気にしてもいいかもしれないけども。

でもこれも回り回って(バタフライ・エフェクトってそういう意味合いあるじゃないですか)…

 

 

ボーディルの夫が全部悪いのでは。

マジで!超!クソッタレなんですよ。

自分のつまんねープライドのために彼女を縛りまくった挙げ句、避妊もしないわ、妻も娘もモラハラしていくわ、器は小さいわ、もー!

うちの父そっくり!!!

 

という感じで、語り手のボーディルと娘のヴィクトリア、どちらも読んでいて痛し痒しってところがあったり、私はこういうのじゃないなーと思う部分も多々ありで、この人たちの人とのつながりを求めるところとかは私にはないからそんな面倒なもん捨てちまえって思っちゃいがちで、私、よくこれを読み切ったなあ。

過去の自分への言い訳と自分をこんなふうにした怨嗟と罪悪感に満ち満ちた独白をずーーーーーっと聞かされておりました。

ヴィクトリアがなかなか面倒くさい奴で、しょーもないところもいっぱいあるんですけどあの父の娘だしなあ…といまは思っちゃったり、そんなの払拭してくれ!と、あの父の娘は思うのでした。払拭したい!

 

もう一人の語り手の、ある事件に巻き込まれるアンドレアスだけ接点がないのもミステリ要素ではあるか。でも読んでいてうすうす繋がりに気づいていくんですよね。

 

アンドレアスの行く末が興味深いけど、こういう人SNSでちょいちょい見るわと思うところもあり。でもこれかなり前に書かれたお話だから、昔からああいう人っていたんだろうな、そこを活写してるんだと思います。

 

そして、スウェーデンでも家父長制が強く呪いのように息づいていて、女性たちはその犠牲になりがちなの、先日読んだスペインの小説でも感じるところがあったので、どこの国も同じなんだと思うと絶望しちゃう。

 

ミステリとは言いがたいけど、読ませる引力は強かったです。

この作品が他人事であるならその人が羨ましいかもしれない。本当、いろいろ身につまされました。

24018 ハビエル・セルカス「テラ・アルタの憎悪」 ネタバレ回避感想

まず前科者が刑事になれるのがすげー!!!!

獄中でユゴーの『レ・ミゼラブル』と出会い、犯罪をやめ警察官となったメルチョールは、カタルーニャ州郊外の町テラ・アルタで、富豪夫妻殺人事件の捜査に当たる。夫妻は拷問の末に惨殺されていた。メルチョールは夫妻の事業には裏があることを直感するが……

スペインの小説を読むのはたぶんこれで2作目?

フェリクス・J・パルマってスペインの小説家だよね??

すごく面白かった。

他に「風の影」は持っているんだけど未読。

映画はペドロ・アルモドバル中心に見ていて郊外がどういう景色なのか、バルセロナの街がどんななのか、マドリードは、集合住宅の雰囲気とかはイメージできます。アニメもスペインが舞台になったシーンがある作品にハマることがあるので(「明日のナージャ」と「ユーリオンアイス」な!)本当、知らない街という気はしなかったですね。

ただし、舞台になったテラ・アルタは全く知りませんでした。歴史的背景も昔ひどい内戦があったというのはピカソを特集した番組とか、「ミツバチのささやき」とか?何かしらで触れることはあって、そりゃあひどいもんだったというのはうっすら知っている程度。

そしてヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」に関しては、子供の頃に同級生で成績が良かったが、ヒステリー起こして私を縦笛でぶん殴ってくる女の子が読んでいたので私も読もうとしたら母から「暗いわよーーーーー!」と言われ、子供の頃から暗いものが好きじゃなかった私は読まずにたまに気になってあらすじを攫う程度で、映画も舞台もアニメも見たことがありません。そのくせ同時期に「椿姫」「女の一生」「ジェイン・エア」とか読んでるんですよね。あれも暗い。

 

そんな私なのですが、物語に入り込んで読めました。

主人公の生き様が強烈なのですが、これまでの人生を合間になぞりながら、比較的平和な田舎町で起こった凄惨な事件の捜査に執念を燃やしていく構成で、何が語りたいのか、事件は解決するのか、スペインの地方警察ってどの程度有能なのかわかんない中、待ち合わせすると絶対遅刻するあたりが西ヨーロッパ!ってちょっと笑いながら物語を追っていたら、物語がいきなり動いてそこからがめちゃくちゃ速かった。

 

主人公の過去も、これまでの心の有り様の変遷も物語にとっては大事で心に残るエピソードだし、終盤の展開は私のジャッジでは反則っちゃあ反則なんだけどそれまでに十分匂いはあったなと思えるのでセーフです。

レミゼで人生が変わった男の物語として、ミステリ(というよりサスペンス)の枠を超えて文学作品と言えるかもしれない。スペインでしか書けない。

これで終わるにはこの主人公の人生の語り方からしたら惜しいと思っていたら三部作だそうです。

 

同じスペイン語圏だからメキシコやコロンビアともかなり関係が深い現在のスペインの背景も知れたし、やはり外国のミステリはそのへんも面白い。

レミゼウィキペディアで攫っていたほうがいいしスペインの歴史もちょっとは知っておいたほうがいいけれど、丁寧に描写をしてくれるからそういう知識がなくても面白く読めると思いますよ。

バルセロナの海が出てくるのですが、景色の描写に既視感があるような…と思ったら「ユーリオンアイス」で、ちょっとうれしくなりました。

 

ということでネタバレしません。おすすめ!レコメンド!

だいたいマドリードが舞台だけどなにかがバルセロナが舞台だったような…?ペドロ・アルモドバルの映画わりとよく見ているからなにがなんだか。猥雑な中で人間の熱さとか優しさとかに触れられるのが特徴なのだけど、上記の小説も垣間見える部分がありました。ハートウォーミングとは言い難い作品ばかりなのに、なぜか最後にはとびきり優しい気持ちで見終わるんですよね。

行ってみたいとは思わないけれど、好きな国ではある。もっとスペイン語圏の作品も読もう。カスティーリャ語とか独立とかいろいろ複雑なんだろうけど、雑にそう思います。

木曜BLトーク (小説)「人渣反派自救系統」分冊版 25「辺境」 「ハーフライン」分冊版 45 、「鎮魂」(ちょっと再読)感想、Kindle UnlimitedのBL漫画とか

今週の「人渣反派自救系統」

前回で読者が相当びっくりしたようで、私の台湾版を読んだときの感想のページのアクセスがめちゃくちゃ多かったようです。

自爆しちゃったもんね!!

でもいままでの日本語版の感想で私がずーっとしつこく言っていた「きのこ」が分冊版25で漸く仕事をしてきましたね。今回語りが無茶苦茶テンション高くて長かったなー

システムがいないと気が楽なのはわかる気がする。

で、時間の経過具合と冰河が師尊のご遺体をどうしたかって後日談が語られますが、ご遺体に関しては乞うご期待!読んだ人の反応を知りたい!

読んだ人ー!面白いでしょ、この展開。私は繁体字版を読んだときにゲラゲラ笑いました!

 

隔週の「ハーフライン」

読めば読むほど純愛なのにドスケベ濃厚な見本市みたいなところがあるこちらの小説ですが、今回、終盤またも「…介護?」って感じもありましたが、またもね、新しいドスケベ展開がありましたね。ムギョンがハジュンに関しては世話好き系溺愛炸裂するんですよね。いつもいつも全部お世話したい。だから介護になっちゃう笑

ここ最近はちょっと描写が軽やかだったのですが(何基準)今回は本領発揮みたいなところもあり、ページ数も多めですごかったなあ…

面白いので、1巻はいまKindle Unlimitedで読み放題なので1巻読んだらその続きは読まずにいられない感じになりますよ。

2巻の開始はこちらから。

 

同じくKindle Unlimitedで1巻2巻読み放題だった「鎮魂」、久しぶりにKindle Unlimitedに加入して読みました。

私はね、天官賜福に相当満足しちゃってもう中国のBLはあの作品でいいじゃないかいいじゃないかって気分だったのですが、こちらも面白かったですね。眼鏡の人が結構曲者で、美しいとか可憐なだけじゃなくてめちゃくちゃ重い、重い名言炸裂しまくり。

「天官賜福」「魔道祖師」が好きなら読んだらいいですよ。面白さを坂田が保証。まあ、私より先に皆さん読んでいそうだけども。

 

久々にKindle Unlimitedに加入したのはいいんですが、BL漫画が前よりそんなにバラエティ豊かじゃないというか、そんなに代わり映えがしないというか…

だから「鎮魂」を読んで満足したので1ヶ月の加入のみで終わりそうです。

他の読み放題もいいんですけど、元を取れるほど読めるかどうか、積読数千冊ですからね。

 

こちらも読み放題ですね。LINE漫画でコミカライズ版がわりといいところまで無料で読めるので、読んで雰囲気が好きなら是非に。受けのサンウのキャラクターがかなり特殊なんですが、彼と衝突しながらも理解していくジェヨンの大きな愛情に注目ですね。この作品、大好きなんですがちょっと翻訳にクセがあるのでそこは見逃してやってくれんか…って気持ちになってます。他の韓国語作品の翻訳版をいろいろ読んだあとで読み返すと余計に「なんでこういう台詞回しや言葉選びになったんだろう」とちょっと不思議なんですが、もしかしたら、より韓国のワードセンスに近いのかもしれないです。

そう思うと、好意的に受け取れます。その辺を加味しても素敵な物語ですよ。

 

今月はあとは「さはん」の連載とonBLUEと「25時、赤坂で」5巻の話しがあるくらいかな。

ドラマも良さげなんですけどねー、原作が好きすぎて見てません。

 

「タカラのびいどろ」のドラマ化に合わせてなにか展開ないかなーとそっちの様子をうかがいながら、BL以外の読書に入りたいと思います。

なんか面白い新刊があれば買う…かなあ。

THE FIRST SLAM DUNK(映画)感想

劇場で見たほうがいいです。

【プロローグ】 
いつも余裕をかましながら 
頭脳的なプレーと電光石火のスピードで相手を翻弄する 
湘北の切り込み隊長、ポイントガード宮城リョータ。 
 
沖縄で生まれ育ったリョータには3つ上の兄がいた。 
幼い頃から地元で有名な選手だった兄の背中を追うように 
リョータもバスケにのめりこむ。 
 
高校2年生になったリョータは、 
湘北高校バスケ部で、桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイに出場。 
今まさに王者、山王工業に挑もうとしていた。 

原作はリアルタイムで履修済み、単行本は持ってないけど弟が近所の友だちからしばらく借りパクしていて何回か読みました(そして友だちから泣きつかれたので私が返しました)。

アニメはほとんど全然見ていないので、配役でもゴリと花道と流川楓しか知らない程度です。ビーイング系の人たちの曲が流行ったなあ、くらい。

そんな私ですが、流川楓がずーーーっと推しで!!!スラムダンクの前に読み切り作品として「楓パープル」という作品があるんですが、その時から大好きです。全然バスケやる人じゃなかったですけど。スターシステムですかね。

 

こちらは持ってますよ!!!流川楓見たさに買っちゃったの!

 

しかし原作を最後に読んだのが20年くらい前なので、山王戦はうろ覚えで勝敗は知ってる、くらい。一番好きなのは陵南戦で、「メガネくん」は涙なしに読めないけど山王戦どうだったっけー!?というレベルで今日Netflixで見ました。

 

バスケコートと体育館のスケールのみっしり感がすごくリアル。

私はたまたまバスケットボールのルールは時間なども含めて熟知しているんですが(小学生の時の体育教師が某有名体育大出のバスケ選手で、生徒たちにガチなルールを仕込んでプレイさせていたのでした。すごくいい先生だった。昭和の体育教師なのに暴力的じゃなかったし)知っているとさらにスリルが増しますね。

漫画連載の頃から今で言うところのモーションキャプチャーばりの正しい筋肉の動きの表現に定評があった作品ですが、今回は本当にちゃんとモーションキャプチャーを使ったのではと、エンドロールを見て察しました。リアルな試合を見ているような臨場感に挟まれる湘北の選手たちの背景。

 

リョータの過去や家の事情などは語られていなかったと思うんですが(お兄ちゃんの名前は前から出ていたってどこかで読んだな)そこを詳らかにしつつ、すでに知っているゴリの先輩との軋轢やみっちゃんの荒れた過去(その前からリョータと面識があったエピソード、あったっけ…喧嘩するほどだったから前から知っていたみたいなくだりはあったような)花道は掘り下げたらもっとなにか出てきそうなんだけど荒れたところからの晴子さんに出会って始めたやつ、流川はその辺全然なくてただただ才能は日本代表級(確かに強化選手になるし)でワンマンであったのがクローズアップされていました。

 

いやあ、途中まで流川がわりと空気だからちょっと心配したんですが、同じく海外を視野に入れている沢北との1on1は熱かった。

沢北がちょっと傲慢だった故に神様だか仏様だかが応えたみたいなオチで泣き崩れるくだりが良かったなー。

流川のアップが多くてまつ毛長くて美しかったなー

 

などと流川ガールズそのままの反応でしたが、オチをうっすら把握しているのに終盤それでも手に汗握るから映画としての演出が素晴らしい。

名台詞も盛り込むのにラストのアレはわざと声は乗せないの、原作知ってる勢は聞こえちゃってるものね。代わりに言っちゃう。

 

原作終了後からこんなに時間が経ったのに映画にしてくれてありがたい。劇場で見るべきだと再三言われていたけど見に行っておらず、今日家で一番画面の大きなテレビで見て確かにこれは劇場で見たほうが良かったなと後悔しております。夏に再上映されるらしいですけどね、ハリウッドのストライキの影響で、最近そういうの多いでしょう。日本にとっては邦画は影響ないし、こうやってリバイバルも多いしで悪くはないかも知れないねえ。

 

スラムダンクを知らない人が見たらどう思うのかはわかんないけど、知っていると強烈に感動をしてしまいますね。映画化大成功だ、たしかに。

24016 24017 Priest「鎮魂 Guardian」1  2 3巻本編部分 感想

思ったんと全然ちがった。

人気作家Priestの再生回数36億回超ドラマの伝説的原作BL小説(台湾リリース版)。重厚な世界観の中での数万年の時をかけた壮大な愛と戦いの物語が待望の邦訳!
大都市龍城(ロンチェン)。人間ではない存在が引き起こした特殊事件を扱う特別調査処の所長・趙雲瀾(チャオ・ユンラン)は、龍城大学で起きた不思議な事件の捜査中、大学教授・沈巍(シェン・ウェイ)に出会う。
二人は初対面なのに、なぜかそんな気がしない。一目惚れだと確信した趙雲瀾は沈巍に猛アタックするが、沈巍は距離を置く。それでも趙雲瀾が危険な捜査現場を突き止めたり、体調不良で倒れそうになったりするたび、そこには常に沈巍の姿があった。
趙雲瀾が沈巍の正体に迫ると、二人の関係と特殊事件が交差し、数万年の時空をさかのぼり――。数多くの前世からの輪廻を超えて、彼らは結ばれるだろうか?
第一部 輪廻晷(りんねき) 第二部 山河錐(さんがすい)収録。

ずっと前からこの作品の存在は知っていたんですが、いまいち食指が伸びなかったのは、性癖に刺さるかどうかがあやしかったからに尽きるんですけどー。

装画の奥の方にいる眼鏡の人を見てどう思います?

 

私はいわゆる一つの鬼畜眼鏡かと思ったんですよ。

知ってます?鬼畜眼鏡。私は久々に思い出しましたよそのキーワード。

私のBL沼の滞在時期ってかなり長い時間の中に間欠的にあって、その時々がいつもニワカなんですよ。その中で一時期流行っていたのが「鬼畜眼鏡」で。私は作品自体はそんなに知らないんですが、当時のトレンドですから、目には良く入っていたんですよね。

もともとはエロBLゲームだったっけ…メーカーが学園ヘヴンと同じだから知ってた、程度です。

 

その雰囲気があるから奥の人が鬼畜眼鏡ツンデレかもしれないけどドSではなかろうかと。すごく賢そうで強そうできつそうに見える。

メガネは好きですけど鬼畜なのはそんなに…性癖ではないかな…

まあUnlimited入りしてくれたので読みますか☆って読んだら。

 

これ装画の人が悪いわけじゃないんだけど、実際こういう見た目でいいのかもしれないけど読むと印象全然違うんだわー。

どっちかってーとクソデカ感情が隠しきれない可憐な男性です。地の文がもうクソデカ感情あるある言いたいになってた!

 

手前の方の人はチンピラっぽいけど確かにチンピラみたいて何回も書かれていたんですけどね。

 

どんな作品なのかほとんど調べず、よく「魔道祖師は13年(だっけ)、天官賜福は800年、鎮魂は数万年」とかけられた時間について語られているのは目にしていて、そのくらいしか知らない状態で読んだら思いの外ホラーだし思いの外ラブコメあるし、冒頭が限りなくモブに近いよわよわ男の目線で語られるのは往年の名作少女漫画「花咲ける青少年」と導入の演出が同じやなーと思いながらも、これがわかりやすく自然と主人公二人と出会わせる手段としてちょうどよかったのかも。

(序盤が一般家庭に生まれ育った凡庸オブ凡庸の女子高生が美しき転校生となぜか親友になるところから始まり、すぐに美しき転校生が実はとんでもねー富豪の娘で、父親から差し向けられたお婿さん選びが始まるという超展開、凡庸女子高生はたまに出てくる程度になるという…)

 

しかし数万年単位の輪廻転生を扱うってどういうことやろって思っていたら伏犠と女媧、神農の名前が出てきてなるほどねー、さすが中国と。

そういう「さすが中国」成分がむちゃくちゃ強くて、「行きたい場所へ最寄りの空港から車で十数時間」もさすが中国、自分が命をかけていい2つのうちの一つが一族と国家って言っちゃうのもさすが中国(私はそんなもんに命をかけたくないですわあ)。そしてライトノベルのように見えて教養豊かな人にしか書けない内容なのがもう、さすが中国(韓国もかなりのもんだけど)!!!

会話の中に自然とマズローの欲求階層説が取り込まれていて思わず調べちゃった。

 

終盤の展開で私は酔っぱ藍湛を思い出しましたが、BLは酔っ払って乱れてなんぼのところがあるから…ねえ!?

仕事の部下たちが上司の性癖にめちゃくちゃ寛容なのがいいですね。

 

読み物としてむちゃくちゃおもしろかった。とっとと2巻にいきましょー。たぶん3巻に当たる部分は分冊で買う。私はそういうことをする。

 

私はね…クソデカ感情を抱えた可憐な麗人が出てくるBLが大好きなんだよ…!!!

なんだかこう、もどかしいところで終わったので続きを読まないと!!

 

つづく!!

 

2024/06/09 2巻読了

思った展開と違った笑

 

そしてBL読みとしてはまず一番に?気にする問題、「どっちが攻めか受けか」でそっちなん!?て気持ちと、ああそっちなんですね!って気持ちとで気持ちが忙しい。

 

私は「封神演義」が大好きで、原作も読んでいるし漫画版も大好きだったり、他にもいろんな中国神話関連のゲームや本を読んでいるのである程度の知識があるので読んでいて知らないことがあまりなくて楽しいばかりなんですが、その辺に疎かったらこの小説はかなり凝っていて読み解くのが大変かもね!

そのへんはどうあれ主人公の二人がいちゃいちゃしてるのでそのシーンとネコが可愛くて美味しい美味しいだけでいいかもしれないけども。

封神演義では普賢ちゃんと太上老君と黄天化が大好きです。

 

周りのキャラクターもいろいろおもしろいですよね。ただただ主人公二人を囲む添えものじゃない、どちらかというと呪術廻戦みがある。

そしてネコが可愛い。おもしろい。いい子。

 

かかってる時間が長いだけに、眼鏡の人の方の愛の重さがめちゃくちゃ重くて笑ってもーた。あの重さは笑う。

 

こちらの小説の原書が台湾版だと断りがあるだけにこれは期待できる(なにが)と思ったのはそこそこ正解。

今そこにある中国の都市の同性愛事情も絡ませるので、片方が人間じゃないのにちゃんとそこ掘り下げるんだ!そういえば私、現代ものの中国BLを読むの初めてだったわー!と気づいて目を見張りました。

 

物語はファンタジー要素強めで主人公が自らトラブルに首を突っ込んでいくのはあかんなーと思わせつつも、そのトラブルの解決のために必要なものを読んでいると「これドラクエで見た」とかいう感じでね、どこまでも馴染みのある雰囲気があり、そこに恋愛要素が絡まり、過去の因縁が入り混じり、あっという間に読み終わるという。

 

ええ、もちろん3巻に当たる部分も買いました。

別件で早めに読まないといけない本もあるのですが、こっちを先に読むかなあ…どうしようかなあ…というところです。

 

むちゃくちゃおもしろいので、Priest先生の本も追いかけそう…いま「黙読」と「残次品」が連載中ですよね。困ったなあ(困ってない)…

 

つづく!!

2024/06/10 本編読了

まとまった分冊版だと76−79までは2巻とかぶりますねえ。2巻で3部が終わってるからね。

4部を勢いよく読んだのですが、畳み掛けるような展開で圧倒されましたねえ。

冒頭でモブ扱いした子についてここまで引っ張り、悠久のときを越えて恋い焦がれた鬼がさすが鬼なので愛が重いしやらかすことも重い重い。重くて面白い!

 

壮大な設定をせせこましくすることなく壮大なところは壮大なまま、それでも一応刑事モノなところは刑事モノらしく?4部だけ劇場版みがありました。

鬼灯の冷徹」も副読本としてどうぞ、とおすすめしたい。アニメで何度も見ていてよかった。十王庁にもそこそこ詳しくなっていてよかった。三途の川でつい奪衣婆探しちゃったけどな!!外伝のサブタイトルの「芥子」であの人を連想しちゃったな!

 

おもしろかったなー。思ったのと全然違った!重さも思ったのと違うし、重さを軽く受け止めるようでしっかり受け止めてるのも思ったのと違う。失礼ながらもっと面白くないかと思ってた(おい

一応R18扱いですが、BL的な要素はソフトだったので、ファンタジー好きの人ならBLにそこまで深煎りしてない人でも楽しめると思います。

 

とっとと外伝も読もうと思います。全部3巻にまとまるのかな?

木曜BLトーク (小説)人渣反派自救系統 分冊版 24 「身死」 ハーフライン 分冊版 44 最近買った漫画 感想

いよいよ2巻部分に入りましたね。

こちらの装画を見て私はニチャアと笑っちゃったんですけど、笑った理由はまたいずれ。ご遺体を抱いて剣呑な表情をしている冰河がいいですよね。

連載再開していきなりの衝撃的な展開でしょう。冰河がますます可愛そうでしたね。お互い受け取り方の間違いですれ違いがひどいまま師尊の選択がエグいと。まさか2巻始まって早々で師尊が自爆するとは思わないでしょ。そこが面白いんですよね。

 

1巻分まとまって発売される事になったらしいのでこれから読みたい人はそれを待ってもいいかも知れないですね、師尊のツッコミが多くて展開が忙しいからまとめて読んだほうが流れがつかみやすいかも。

 

そういえば、いまKindle Unlimitedに入っていたら、「ハーフライン」「セマンティックエラー」「鎮魂」の新書でまとまったものが読み放題なんですよ。

 

すごくコスパが良くて、鎮魂は知らないけど「ハーフライン」と「セマンティックエラー」は濃いめのがBLが好きだったら満足できるんじゃないかと思うので、スパダリ好きの人はどうぞ。特に「セマンティックエラー」は全巻読めるんですよね。

ハーフラインの挿絵が見たいんだなあ。イラストがきれい。ハジュンが美しい。(見た。服着ているシーンが少ないこと…)

 

そんなハーフライン。もう見本市みたいなところがある作品ですけどね。

今回は海外のセレブパーティあるある…かなあ。セレブの休暇を見て、前回残した課題の結果を知り、ああ良かったねという展開からのパーティで、こりゃあ次回とんでもねえな??と思ったのでした。

本当にわりと何でもありな気がする。その割にあらゆる地雷を回避しているところもありそう。

続きは来週月曜なので読むのが楽しみです。

 

最近買ったというか、買って読んでたけど話題にする暇がなかった作品。

相変わらずすげー表紙ですよね。

内容は2巻あたりから燻っていた話しから、学生の頃にありそうな人間関係のこじれが浮き彫りに。女の子の暴走が結構アレなんですが、おかげさまなところがあったりドスケベはそこそこにアリで、この作品が1巻から好きだったら満足じゃないですか?顔が可愛いことがコンプレックスなの、他人から見たら長所なのが自分には負担とかよくあるけれど、他人との溝はなかなか埋まらないもんですよねー

 

最近そんなにBLを読んでないのですが、来月までは連載作品を追いかける以外は低調だと思います。そんなに萌える作品あるかしら。ストックでなんとかなってる感じです。

 

それでは、また!とりあえずさはんとハーフラインだけは来週感想を出すと思います。