夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

天官賜福3巻(日本語版) 読んだ人にしかわからないネタバレありメモ代わり感想 51章〜60章

天官賜福3巻、いま一時的に品薄状態らしい?転売価格でやや高騰気味ですね。

定価は2,255円(税込)のハズなのであまり飛びつかないほうがいいんじゃないかなあ、そのうちちゃんと出回りますので。

電子書籍を待ってもいいかもよ?私は紙で買って、後々電子書籍でも買います。予約済み。

leira3mitz37.hatenablog.com

こちらの続きです。読んだ人にしかわからないようなざっくりとした読んでいる途中のメモではあります。なるべく先々のことには触れないように…でも一通り読んだうえで読み返すとグッと来るところが多いのよ…大変!そのへんは回避することを努力します。

51章

殿下のポイズンクッキングの犠牲者がまた増えた

すごいデバフがかるんだな

精神系デバフ

あ、そうかそうか。納得…前章末の花城の振る舞いも納得。

風師どのの盛り上げ上手なところ凄く好きなんだよね…こういう時でも場を無駄に盛り上げようとするところ。ここリマインド。

怪談話から殿下最強話になるの面白い

ここから風師どののとんでもねー過去が明らかになる…本人にはどうしようもない運命だよね。悪質で酷いの。

花城の知り合いって…わかるんだけど、話を知っていても色々腑に落ちない部分があるのでここから読み進めるのが怖いような楽しみなような。

 

52章

風師どのに付き合いたい殿下vs花城をもてなしたい殿下ファイッ

花城が殿下以外には思いやりがないけど話す言葉には意味があるし隠し事はするけど不必要な嘘は言わないって殿下がわかってて、ちゃんと訊ねるのがいいな。

口の悪い息子をフォローするお母さんみたいなところがあった。

風師殿が「いつもこんな感じ」にツッコミ入れてくれるところが、安定して読者を喜ばせにかかる立ち位置でありがたーい。

 

殿下が花城を寛容に受け入れてるけど本質をわかっているようでわかってない

殿下ファースト

 

殿下以外が装束を変えるくだり、繁体字で読んでいたときも思ったけど殿下の目を通して見た花城がとても賛美されていて殿下本当に花城の見た目が好きよねーとしみじみ。

そしてタイミングを読んでLINEのID(違)を尋ねる殿下と花城のやりとり、ただのいちゃいちゃでしかない。尋ねるときの自信のなさが恋って人を臆病にしますよねってニヤニヤするやん。つーかこのときの二人のやり取りが可愛すぎてこの人たち800年以上の歳を重ねてるのうそやろ、思春期やろと心のなかで弄り続けてしまう。

ただ、花城のID(パスワード)は未だに読者には謎なんですよね。殿下の反応が可愛い。

謎めいた緊迫感のある中でこの二人が緊迫感をぶち壊すところがあるので私は何を読んでいるのだろう…という、展開の割に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

53章

闇のハロウィンパレードに対して殿下が一番世慣れているのが、それまで花城にも風師どのにもいろいろ学ぶところが多かっただけに面白いですよね。人間の世界で生きていた時間が長いだけあるわ…

殿下と同じくらい運の悪い人の話しがもう地獄で、このことに関してはあまりなにも言いたくないけどそういえば繁体字で読んだときも同じことを考えていたわ。

「魔道祖師」でもあったような、主人公二人とは直接関係あるとは言い難い地獄ですよね。巻き込まれはするけど、どちらかというと傍観者。というか花城は物見遊山気分もある感じ…そして隙があれば殿下と仲良くおしゃべりがしたい、そんな感じ。私もそれでいいと思っていたんですよ。

 

54章

風師どのの悪ふざけグッジョブ!!このときの殿下と花城の紳士的な対応に惚れ惚れするんだけど、内心いかばかりか。特に描写のない花城よ!!!しかも2回目わざと負けてる可能性がある。いや、わざとだね!
「質問」の件はね、一通り読んだ後じゃなくても2巻の件もありますから、花城の返答にいきなり胸を鷲掴みにされますよね。初読のときも目頭が熱くなったけど一通り読んだ後だとグッと喉の奥が鳴るくらいになる。
殿下の返答がまたなあ…
さっきまで野球拳やってたのにくすぐりとシリアスの落差がひどい。


花城が殿下に力を分けるくだりはいつどこで読んでもいい。スーパー謝憐、自分の力が怖くて身動き取れなくなるって悲しきモンスターみがある。


地師も活躍しているし付き合いのいいツンデレ系親友なんですよね。この人については日本語で読まないと解せないところがあるのでこれからが楽しみです。

 

55章

殿下と地師と風師どのが緊迫感に包まれる中、突如始まる花城のファッションショーよ。こういうおふざけをやってしまうとこどういう感情よと笑っちゃうんだけど、それに対する殿下の反応がまた可愛いんだな。

でも可愛いやり取りが一変して他人事を決め込んでいた花城がガチで心配する自体に。

殿下は脳筋的に敵と戦っていて優勢だったんだけど、あるきっかけでやや形勢を崩してしまう、このあるきっかけってのがよお…こう、すぐ人の気持ちを浮かせて来るよね。そしてなすすべがない花城が苛立って八つ当たりまでするんだけど、八つ当たりする相手とその理由がさすが花城なんですよ。

地師のやられっぷりがトムとジェリーなんですよね…

法力を借りる時に花城がおねだりするのがいいですよね。心配事は他にありながらも殿下は花城のことはちゃんと意識しているのも萌え要素

 

56章

殿下の、花城を無駄に詮索しないところ好きなんですよね。この二人はお互いにすごく思いやりがあることに触れるエピソードがたまんない。花城離脱はあとで彼から理由が言われるけど、いたら殿下に迷惑がかかると判断したんじゃないかなーと私は勝手に思っています。


やっぱり読んだ人にしかわからないように書こうにも、風師どののことはうまく書けないなあ…こうなってほしくないな、ってことが成すすべなく起こってる感じ。
水師は面白いくらい感じ悪いですよね。ぺいみんは私は好きなので笑


57章

来るぞ…
一旦解放されると殿下が花城へ気持ちが集中しちゃうところいいですよね。なにも持ってないからって徒歩を選ぶのはしゃーないけどそこも可愛い。

何も持ってない殿下を放置する神官たちのその配慮の無さが殿下の何も持ってなさを想像出来てない感じがしますが、そこと花城の配慮の対比ですよ。

ところで、例の掛け声が文字を拾うとどう読めば言いのかわからない状態の部分があるんですが、あれ、誤植でしょうかね??初版だけかな、電書でも確認しておこう…

 

どれだけ大きいのか、デコトラくらいなのかな。

幻想的でちょっと不気味なお出迎え、それまでの展開を一気に忘れさせるのですが、更にぶっ飛んでいくからな。

デコトラ(違)がどういう位置づけなのか、わざわざ鬼の女性たちが話してくれるのですが、あらあらと思っているうちにご本人が登場、居眠りしていた殿下を見ての反応はぜひ動画でほしいところです。

内部の広さの塩梅、素晴らしきゼロ距離、そんななか花城はとんでもねーことをいきなりいうので私はこちらを繁体字版で読んでいたときに本当に、リアルで変な声が出てテーブルに顔を突っ伏してしまったんですよね。言いおった、言いおったで!と。

 

何一つ冗談ではないと視聴者の私はわかるので、殿下の乱れる情緒とすぐに真面目に謝罪する花城の姿に、いや、君らちゃんと話そう?と思ったのですが、これから先そういうことを何度思うことやら。ねえ。

殿下の解釈が可笑しいんですよね、どう考えても殿下に言ってるのにわざわざハンドルをすごい方向へ切り替えちゃう。

切り替えるあまりに懸案事項に気持ちを持っていかれるのだけど、それに関して話し合う二人、たぶんまだゼロ距離ですよね。で、見つめ合うんですよね。

花城ができるだけ距離をおいたほうがいいと判断する五人のうち一人についてはあとで言いたいことがある!!!

 

ここからまだまだ殿下の心をかき乱すターンが続くのだけど、重要なキーワードも出てきますからね!

花城は冗談めかしてるけど全部本気なのわたし知ってるから!!!

この章については本当、君らちゃんと包み隠さず真正面から会話しておねがい!でもそうすると物語としては旨味がないんですよねわかります!って血涙を流すんですよ…

 

菩薺観に戻ったときの戚容と郎蛍と谷子の様子が可愛かったな…戚容が可愛いと思った瞬間これだけでは。

 

しかし殿下くらい力を失っていると、祈願=アルバイトでお応えになるの大変だなあ。それ神じゃなくて何でも屋さんじゃん…

殿下が日頃花城をどう思って扱っているかが随所でわかりますが、大事に丁重に扱いたい様子がいいですよね。すでに何日か泊まっているらしいのでその様子をつぶさに教えてくれても良かったんやで?

日差しを心配する殿下が花城の様子に注目するけどそれ殿下をめっちゃ見てるだけだから心配しなくていいと思う。めっちゃ見てた、あれ。

 

はー、出たよ金枝玉葉の貴人。

ここからの殿下の反応がもうこちらが泣くに泣けず笑うに笑えずだよ!可愛いんだけども。

外面の花城っていつもよりさらに素敵な気がするなあ。たぶんモブのフィルターがかかるからかな。

 

殿下は割と気安く一行二行かからないうちに仙京に戻っちゃうんだけど、そこでは風信と慕情が派手に喧嘩したあとで、喧嘩の内容がね、いま読むといろいろまた思うところが出てくるんですよ!

 

殿下、ちょいちょい忍者だよね…

 

58章

風師どのと水師の御殿潜入回。

地師のおもしろスキル発覚もあるんだけど、それよりとんでもない事実も明らかに。

この回はねえ、アイドリングですよね。この巻のラストまで読んだら読み返そう。

 

59章

一真くんが魅力を発揮する回…でもあるが、まさかの、まさかの、とんでもない、

ラッキースケベ

一真くんは無言でかっこいいことをめちゃくちゃやっちゃうのが魅力的で、私は大好きなんですよ。情緒にちょっと問題があるところがあるけれどそれがユニークで魅力になっている。

そして裴茗が相変わらず悲惨。

そしてラッキースケベ。二度言う。

殿下の反応がまた可愛いんですよ。男性のものなんだから別に隠すことじゃないのに必死に隠そうとするなんて昭和の少女漫画か!

風師どのは自分に降り掛かっていることはさておきこういうときも可愛げのある個性は失わず、二人を見て軽口が叩けるのがこっちが辛い。本当、辛い。

でもお構いなしに殿下はふつーに天然で花城とアツアツのカップルかの如くの振る舞いに残りの二人の反応を含めて急なラブコメに私はテンションが迷子になりますが!

 

そこからの名探偵謝憐再び。とても鮮やかでございました。それにしても悲惨。墨香銅臭先生名物、とんでもない地獄がここにも。

 

60章

花城と地師の会話もまたあとで読み返したいくだりなので_φ(・_・

殿下の名探偵ぶりはまだまだ続く…しかも天界の闇まで暴きそう笑

さすが殿下。

だいたい上天庭が神官のいるところなのに殿下のことを見下したり水師も性格も雰囲気もよろしくなくて、神様って感じが薄いし尊い神様のおわすところ、って感じがないんですよね。噂話が好きな下品な人も多いし。このへんの闇深さがじわじわと。

 

きりが良いので61章からはまた別コマで。

 

ブコメとシリアスというか地獄がミルフィーユのようでした…

殿下と花城が喋っていれば自然とラブコメ…というわけでもなかったしな。彼らには彼らの悲しい過去があるのをそこかしこに匂わせながら、でも「いま」の二人はだいたいイチャついてたか。

あーーーーこの二人、本当に好き。