夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

MIU404 全部見た

 撮るのがいちばん大変な頃に撮った力作

 この作品を撮っているころが一番大変だったんじゃないかしら。どのようにすれば安全をキープして撮れるかわかんない時期だし、緊急事態宣言も一番厳しかったし。

撮影も延期とかしたはず。放映自体が延びたんだっけ。だから星野源さんがいつまでもパーマをキープしないといけなくて大変だっただろうなあと思っていた。

 

アンナチュラルと同じ世界線でアンナチュラルと似た作風で作られているので、一話完結で一話一話見ごたえがある。

振り返って好きなのは2話と4話と6話かな。コンテナ回もよかったけど怖かったなあ…

どんどん魅力的になる九ちゃんの成長具合も良かった。

 

主役の二人の仲が良くなるのも自然で、志摩さんの方の歩み寄り方が大人でよかった。

 

岡崎体育さんの起用がルッキズムでどうとかこうとかいうのは、逆に失礼じゃないか?とも思うけど。もとが変質者に見えるとか失礼じゃね??実際は成功しているアーティストなのに。イケメンを変質者役にしたらしたで。というかこれ岡崎体育さんに対する評価が難しくなるのでどこまで言及すればいいのかも悩むねえ。

その辺物議を醸すよねーと思いながらも、迫真の演技で良かったです。「まんぷく」の日系人アメリカ兵の役もよかったよね…

 

走る綾野剛さんも割と見られたのも良かったな。橋本じゅんさん素敵だったなー。そして麻生久美子さんは好きだわあ。

菅田将暉くんって見え方とかで顔つきが変わるけど、この作品では最後の手前までブサイクに見えてすごかった。めっちゃたちの悪い人に見えました。捕まる瞬間からぐっと綺麗に見えたのよね。あれ演技力?

何度すだますげえとつぶやいたことか。

 

本名がちょっとしか出なかった渡邉さんもよかったです。演技の経験あんまりないらしいけど仮面ライダージオウの最初から良かっただけに表情で魅せる人だなと。この作中でもいつもはドヤ顔なのに急に不安にかられると儚く見えて、上手だなあと感激しておりました。

 

面白かったなあ。もう続編とか作らないのかな。もっと24時間で解決するお話感ほしかったかもしれない。時間の経過が分かりづらい回もあったので。

休日に片付ける回は良かったですね。

 

ぼろぼろ泣いてまうのでまた見るときは覚悟がいるけど(逃げ恥との違いはそこよ…)また見たいです。

 

大豆田とわ子と3人の元夫 全部見た

 カンテレのドラマはわりとすぐにネトフリに入るとわかっていたのでのんきに構えていてよかった。

 すごく評判がいいので、しばらく日本のドラマから遠ざかっていたけれど刺し子をしながら見ました。

 

まー…岡田将生さんが宝石のように美しい。面倒くさいキャラクターも可愛らしく見えてしまうのは彼だからでしょう。作中で一番美しいのは彼でした。ええ。ハイネックが絶妙に似合うし、持っているかばんがリュックサックなのもピッタリ。日焼けメイクだけで笑いを取れるのは色白の彼ならでは。面倒くさいキャラクターの割に他の元夫と距離感近くて割に素直で良い子なんですよね。はー、可愛かった。

 

軽妙洒脱なセリフの応酬で、言っていることはいちいち「わかりみが深い」。でも恋愛観が多いのは、どちらかというとかごめちゃんと同じ気質の私には面倒くさいなと思ったり。わかりみが深いですけどね。

 

そうそう、どれだけ人として好きになっても相手の性別が違うと男女の関係に持ち込まれてしまうのがイヤで、別れて友だちになれないかと提案したら友だちは嫌だと断られて、だったらともう会わなくなった人とかいたり。だからかごめちゃんがいちばんわかりみが深かったわあ…

 

私はメガネをかけた男性が大好きなので、大豆田とわ子を取り巻く男性の殆どがメガネ、父親を演じる岩松了さんまでメガネでホクホクでした。

岡田将生さんが出てなかったら一番好きなのは角田さんかなあ。

 

全体的に出てくる人の多くが「いるいるこんな人」で占められていた。40代女性の良し悪しがたっぷり詰め込まれていたが、3人の元夫に好かれる大豆田とわ子を演じて無理のない松たか子さんはやっぱり素敵だなあ。あの歌声もちょいちょい聴かれてよかった。EDが素晴らしいしな。実はドラマを見る前からAmazonMUSICで聴いていた。

 HIPHOPと美しい女性の歌声ってすごく合うんですよね。スケボーキング坂本美雨さんの曲も良かったのを思い出してDLしました。

 

 これこれ。ドラマとは関係ないけどね。

 

最近色んな作品に触れて思うんですけど、孤独ってそんなに嫌なことかしら。

でも私は、寂しいという感情すらろくにないからお婿を始め他の人が感じる孤独や寂しさの恐怖が一生理解できないのかも。

 

だから一人でも生きられる人がそれでも誰かといたいと思う様子を最近いっぱい見てきて、答えも出口も満足感も、なかなか見いだせない息苦しい状況だなと思いがちでいけない。

幸せは人それぞれなんだろうけどな、孤独を良しとする、寂しいと思わないことがなにかいけないことのような気がしてくるからちょっと苦手にも思う。でもこの作品はとても前向きな気持で、これからも悲喜こもごもいろいろあるんだろうなあという終わり方で、登場人物たちの生きている感じがとても良かったです。

 

なによりも主人公の大豆田とわ子がちゃんと仕事して生活もしているのが良かったね。

日本のドラマって今どきのは予算が足らないから美術などがしょぼいものだけど、今回は身の丈に合っている感じもあり。衣装も今どきの40代のファッションってこうなんやと勉強になりました。私が普段着ない感じ。

 

面白かったからまた繰り返し見ると思います。日本のドラマはショボくなってる気がしてなかなか見る気になれなかったけど、こちらは良かったなー。ナレーションが伊藤沙莉ちゃんなのも絶妙。なにをとっても絶妙で、残念なところが全然なかった。

シン・エヴァンゲリオン 劇場版 ネタバレ感想

アマゾンプライムよ本当にありがとう 

新たな劇場版シリーズの第4部であり、完結編。ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間はわずか720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリの改8号機が迎撃を開始した。一方、シンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)の3人は日本の大地をさまよい歩いていた……。 

 

ゲーム以外は全部、ぜーーーーーーんぶ、割とリアルタイムで履修済みで何度も何度も見ているので、細かいシーンのカットでもどの時のシーンかもある程度言えるところもあるくらいめっちゃ見ているので、終盤は「ほんま総決算やけど、なんでこれ”Air”でやらんかったん??」て思わなくもなかったです。

Airの焼き直しの部分も強くあり。

 

Qの無知でお馬鹿で甘えん坊のシンジくんが悟りを開いて父を倒しに行く感じでしたが(でも「落とし前をつける」とかも人からもらった言葉だし、影響を受けやすい流されやすいキャラなのはそんなに変わってない)、父は顔がザクじゃなくてドム(最初ザクって表現していたけどドム)とかなんかどこをどう感じればいいのかわからんかったし、旧劇でも思ったんだけど、妻ロスで世界をどうにかしようとするの本当に迷惑だしこういう人がちょいちょい他の作品でも出るけどこの辺に「あんたバカァ?」って言いたいわ

ドムと言うか、ちょっとシルエット的に呪術廻戦の漏瑚っぽくもあった

 

 

ラストは新海誠監督が手掛けた通信教育のCMみたいだったけどあんな不器用を全く消失したシンジくんはシンジくんじゃねえ!と笑いが止まらんかったです。あれがシンジくんがなりたかったシンジくんなのかなあ…

 

自分が探さなかったのもあるけどネタバレを踏むことなく見られて感謝感謝感謝だな。Air/まごころを君にで感動したのを再履修した感じはあるが、カヲルくんもいっぱい出てきたしよかった。

大好きなデカい綾波さんもこれが最後とばかりに大盤振る舞いでしたね。

 

エヴァシリーズ出すぎてもう何が何号機なのかわかんないけど最後に槍で全部突かれていくのも笑える映像のように受け取ったんだけどそれ以外どう受け取れば…

アレと一緒。ZとかZZでニュータイプが死んだときに一瞬ニュータイプの顔アップが宇宙に散るのと似た感じ。強烈な感情が一気に無になるような。「なんでアップ」って冷静になるような。アレを思い出しました。(なんでもガンダムで表現したくなるところがある)

 

地上波のアニメシリーズを見てないとわかりにくい部分もあると思うので、見てからここまで来るのがいいんじゃないかしらん。

なによりも初めて「ネオン・ジェネシス」て単語が出てきたけどアレにびっくりできるのはアニメシリーズを見てるからだし。

 

新劇場版で登場してからずっとずっと思っていたけど、坂本真綾さん、すっげえ美味しいな。坂本真綾さんが演じるから許されるところもある。

内山昂輝さんとかね、ニクい起用ですよねー。声聞いただけで一発で分かる。

 

でも、神木隆之介くんは気づかなかったけどな。興行収入の高いアニメ作品だと鬼滅の刃以外総なめじゃない??どのアニメ監督も神木隆之介くん好きすぎか!

 

面白かったとかどうとかじゃなくて「見られた見られた、よかったよかった」って達成感と満足感ですね。何回か履修して咀嚼して、いまも納得しているけどさらに落ち着くんじゃないかなあ。

劇場で見たかったけど家で見る良いことは見ながら呟けることですね。そんなの別にいいことでもないですけどね。集中が削がれるから。

ここからスレッドをつないでいますが、そんなにつぶやいていないです。

21014 アンソニー・ホロヴィッツ「その裁きは死」 ネタバレ注意

 読み始めてから今日まで結構経ちました。間にあれやこれやそれらの本が入ってきちゃったので。

いきなりネタバレから始めますから、ここから先を読むのは作品を読んだあとがいいでしょうねえ。

実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。裁判の相手方だった人気作家が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182”。被害者が殺される直前に残した謎の言葉。脚本を手がけた『刑事フォイル』の撮影に立ち会っていたわたし、アンソニーホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査にふたたび引きずりこまれて──。年末ミステリランキングを完全制覇した『メインテーマは殺人』に並ぶ、シリーズ第2弾! 驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。

 

 私の言いたいことはこの作品で登場人物が既に口にしているのですよ。

 殺人事件の内容が地味(殺されたのが離婚弁護士)、本の最後にいつも自分が殺されかける。

 あくまで主人公が作者本人という体で、天才的な頭脳を持ち、自分の本質をなかなか見せない元刑事の捜査にくっついて自分が推理してみるという構造が話を面白くさせている。女性警部とその部下にたちの悪い意地悪をされるとか昔だったらヒロインの役割だったから、前作もそうだったけどアンソニーホロヴィッツさんは実質ヒロインなんですよ。

 

 事件自体は謎が謎を呼ぶ展開だけど、視点が作家で、目にして耳にしたことを小説仕立てで綴っているからそこに犯人の痕跡はあるのだけど、元刑事のホーソーンがたどり着いている答えにたどり着けない、見誤っているというのをこちらもわかった上で読んでいるところがあります。物語の筋とは関係あるのかないのかわからないような読書会、ホーソーンの私生活、すごい才能を持つ筋ジスの少年との関わりなどホーソーンの方の謎にも首を突っ込みながらも、主人公だけでなく読者のわたしも「もう関わるのやめたらいいのでは…」って思っているところがある。

 ホーソーンと関わっているばかりに警部とその部下と嫌な関係になり、厄介な揉め事に巻き込まれても助けてくれない相棒になるほど大人の関係!と、生易しくなさにハッとして、むしろ新鮮で面白くも思うのだけど、主人公とはもともと関係のない世界のはずだものね。

 

 そっちのほうに気持ちを奪われるので、肝心の事件で数人いる容疑者の人となりとかぶっちゃけどうでもよくなるくらいだったんだけど、こっちはこっちで特異なキャラがでてきて、ここのところ、「中年でコンサバ風のファッションで陽気に振る舞いたい、日本で言えば石○純一げな男性」が出てくる小説によく当たっているので「またか」と思ったり、日本人女性作家が出てきてそのキャラがえらいキツいので興味深かったり。モデルいるのかな…

 事件を知れば知るほど、殺すほどの理由があるのは真犯人たちくらいしか浮かび上がらないけれど、そこを濁してページを稼ぐかのようにオッサン二人の微妙な関係に波風が立ち続けるのが面白い。

 だって昔の「事故」の真相が怪しくて、それが本当に秘密があってそれを知っている片方が被害者の家族にバラしたらどうなる?って考えたら、隠し財産がバレるバレない、プライドが高い女性が要求どおりに離婚できずに屈辱を味わった、ってより殺意を持つものな。そのあたりの、殺人事件の「らしさ」は真っ当でした。お手本のような殺人だから本来ならこんな面白い作品になりえないのに、前述の通り、おっさんが意地悪刑事に虐められて罠にはまったり、それを助けてくれないおっさんとの微妙な関係性とかでいらんスリルを味わうからな…

関係性が兄弟っぽくもあるんですよね。すごく険悪な空気のまま別れても、次に会うときは内心はわだかまりがあるけど相手がケロッとしてるから有耶無耶にしちゃうとか。でもブロマンスってのとはまたちがう。

 

 三部作のつもりで書かれている感じなので謎の多いホーソーンの謎にケリがつくのか、次の殺人事件も殺人事件自体は火サスっぽいのか、そのへんが気になりますが、それより気になるのは、「ヨルガオ殺人事件」でも主人公は瀕死になるか、ですね、こうなると。

 

むしろ…また痛い目に遭ってる!ってツッコミ入れたい。こうなるとアンソニーホロヴィッツのお約束、みたいな。

 

「ヨルガオ殺人事件」のゲラ読みキャンペーンに応募したけど外れたので、いま読んでいる人が羨ましいけど、発売を楽しみにしてます。

 

 

 

今回も面白かったなあ。去年のベストか?と言われたらよくわかんないけど。「ザリガニ」のほうが私は好き。

 

後日。2021/08/11

あれこれ考えていて行き着いたのが、作者=語り手もうすうす気づいているんだろうな。事件の追っかけだけじゃつまんねーから謎を解く男の謎を追いかけたほうが面白くて読者もそっちほうが好きだろって。だって本当に、離婚弁護士が過去に自分が臆病風に吹かれて友達を死なせたことが原因でぶっ殺されたことなんて、そんなにすごい事件じゃないものね…

あと、最後の手紙は緋色の研究で途中引用される手紙のオマージュなのかな、と思ったり。たしか長々しい手紙(モルモン教がどうしたこうしたってやつ)があったよね。緋色の研究は呼んでいるのに、例によって本来はフーダニットもハウダニットも興味ないからそんなに記憶がないという…ホワイダニットが一番好きなんです。

 

「疲れているときは昔の(オーソドックスな)RPGがいい」FF3を攻略とやや最新のマリオ

 Amazonアプリでも買えるらしいが、引用できない「ファイナルファンタジー3 ピクセルリマスター」。

 私が以前にやったのがDS版。どこまでやったかは忘れたけど。ラスダンまでやったかな。それより以前にファミコン版をちょっとだけやったけど「たまねぎ剣士」に「わけわかんねー!」と困惑してすぐやめたような気がする。FFは4〜10は全部クリアしたけどそれ以外はさっぱり。2はGBA版でちょっとやったくらい?

 

わしゃがなTVでピクセルリマスター版をやっているのを見て、マフィア梶田さんが「疲れているときは昔のRPGがいい」みたいなことを仰っていて確かに、と思ったのですが、ピクセルリマスターは今の所SteamとiOSアプリなどでしかできず、古いRPGは物理ボタンが欲しいのとiOSアプリはFGO以外のゲームはあんまり続かない(集中力が切れてすぐに別のタスクにうつりがち)なので3DSバーチャルコンソールで遊べるのを見つけてファミコン版を購入。ワンコインにちょっと出るくらいで遊べるのはありがたい

プレリュード

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  • 植松 伸夫
  • テレビゲーム
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes
悠久の風

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オープニング・テーマ

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 特に難しい操作は必要がないのでたしかに(脳が)疲れているときとかに向いてます。

コマンド操作が昔なので装備品とかの着脱とかは面倒くさいけど、昔にしてはまだ便利な方かもしれない。ドラクエ3もちゃんとしていたか。

ATBじゃないから焦らなくていいのがいいね。ATBでもそんな焦ったことはないけれども。

 

たまねぎ剣士の4人の名前は私とろくちゃんとうちの愛犬とネコチャンからもらい、開始から十数分くらいでジョブチェンジできるようになるので、私:モンク、ろくちゃん:白魔道士、愛犬:戦士、ネコチャン:黒魔道士にしました。黒猫だし…

 

ピクセルリマスターとちがって足は遅いし、弓矢は本数が限られているしでいろいろ利便性が低いけれど、あくまで昔のRPGをお求めやすい価格で遊ばせていただいているという気持ちで、じっくり攻略に取り組みました。ピクセルリマスターとピクロスを混同していて、大々的に告知されていたのに「まーた派生ゲームか」って思っていたのよね、昨日まで…FF6ピクセルリマスターでやりたい気もするけれど、ゲームパッドを買う気にならないからなあ。そして3DSバーチャルコンソールでとっくに持っているし。3回クリアしたけど本当に好き。

 

なのでそんなにサクサク進められないのは承知の上で、地味ーーーーにレベル上げをとジンがいる洞窟の出入り口でぼちぼち戦って全員レベル7まで上げております。

地味なレベル上げが楽しい…

 

わりとサクサク進んでいま龍の住む山のところで、育成も考えてモンクと戦士、白魔道士黒魔道士でジョブ交換。ここで弱い敵相手に熟練度を上げて行ってもとのジョブと同じくらいの熟練度にしていこうかなーとか。この直後に全員魔道士にジョブチェンジしないといけないのだけども。

 

ジョブシステムがあるゲームは大好物なので今どきのゲームより楽しい部分もありますね。

でもこれやりながら「ペーパーマリオオリガミキング」も攻略していました。バトルのシステムが面白いっちゃあ面白いかもしれないけど、コインを使わなかったら頭を使うのでその時の気分にもよりますが、楽しくって手間です。

1年前に買っていたのに遊べていなかったやつ。よゐこさんの動画を見て改めてやる気になりました。どこが面白いって、オリガミの敵を倒したら紙がいっぱい手に入るんですけど、それ、倒したオリガミが散り散りになった状態のものですよね、結構ダークな内容ですね??って解釈可能なところでしょうか。いろいろ小ネタもダークで、マリオの派生作品ってこういうところが好きです。謎解きも程よく難しいので楽しいです。 ひげのオッサンなのにマリオがちゃんと可愛いのがイヤね笑

21013 ディーリア・オーエンズ「ザリガニの鳴くところ」

これはすごいのでみんな読みましょう。 

ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。
6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。
以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。
しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく……
みずみずしい自然に抱かれた少女の人生が不審死事件と交錯するとき、物語は予想を超える結末へ──。

 節子が頑張って生き残った印象を持ちながら、彼女が直向きに自立生活を行うことを陰ながら助ける人たちの好意に触れるたびにうるうるする。

 

構成が1969年でチェイスが変死体で見つかるところからの捜査と湿地の少女が1952年から一人で糊口をしのいでいくところを割と交互に語られていくので、どうなるのか捜査の行方と変死の真相、カイアの成長どれもハラハラして読んでおりました。

 

ノース・カロライナ州は一応南部に属しており、当時としては白人と黒人がはっきりと差別された社会の中にあって、貧乏人と呼ばれる白人もまた差別を受けて暮らしていたのは、ここで描写されなくてもうっすら察することができるかもしれない。あの頃って(下手したらいまも)差別意識って露骨で、見下せるものは何でも見下したい人たちで一杯で、社会の仕組みもそうできていたと色んな作品で触れていたし。

 

その中にあって、心優しい黒人夫婦が孤独に暮らすカイアを陰ながら手助けするエピソードがどれもハラハラする自分の気持ちを救うのでした。人種とか階級とかに関係なく、社会的常識などを振りかざさず、野生の動物を見守るようなやり方じみた感じもあったけどよく放って置いてあげてたなと感心してしまう。

 

でもこういう状況だと放っておかれるのは随分ありがたいのよね。孤独を干渉されるのは怖いことだもの。

そのへんも丁寧に描かれた上で、四季折々の湿地の光景が色鮮やかに描かれており、なかなか住みにくそうだけど馴染んでしまえば自分の好きな世界になりえるのだと、カイアの目を通して知っていけました。作者さんが動物行動学の博士らしく、プロならではの視点が盛りだくさんで細やかでした。

 

しかしまー、この作品に出てくる男性が大概、「こういう奴いるわあ」と思える野郎だらけで、一人ひとり沼に蹴落としたくなりましたわ。テイトもな!理解はできるけど!

もともと人慣れしてない中で男性不信になっていくのがもういたたまれない。

 

これまでも小説を趣味で書いていたのかな、こなれていたし法廷のシーンも目に浮かぶようでした。これが初めての作品とは思えない。

 

いろいろ感情を揺さぶられながら最後まで読んで思い出したのが、知っていればネタバレになるのですが、この映画でした。

 超名作なのでこの作品を知らなかったら見ましょう。大好きなので何回か見てます。

推しの結婚、どう思う?

 結婚発表の夕方、親友からLINEが来て「れーちゃん大丈夫?推しが結婚したけど!」と、彼女としてはかなり珍しい「推し」という言葉を使用してまで様子を伺うのがまず面白い。

朝一番のニュースで知っても、「あらあ…」って。

ぶっちゃけ「ぱるるはどーなった」「ゆりちゃん…」なんて過去噂になった人についてチラチラ頭をかすめつつ、でもさ、別にご本人が幸せだったらお相手は誰でもいいですわ。同業者がずっと続いているから、そりゃあよっぽど今回のことがアレだったら女優になっておけばよかったんじゃない?

 

特に何も悪い気持ちなど持たずに祝福の気持ちでいっぱいですわ…今後もお二人共活躍されるだろうし。

末永くお幸せにと祈るし、これからも遣都さんは可愛いんやろうなあと、まだいろいろ見ていない作品があるのでぼちぼち見えるのが楽しみです。

好きな俳優さんが結婚してもファンのままでいるのが自分の中では普通なので(友達で「人のものになったからもうファンを辞める」と言う人もいる)、なにも変わらないよね??

 

ただ、「物を売る」人だった者の立場として「いいときに写真集を発売したな…」とゲスいことを考えてしまいました。今後も大事にしますね。

 

林遣都さん、大島優子さんご結婚おめでとうございます。

末永くお幸せに。

 

 

 早く見ましょう…