カンテレのドラマはわりとすぐにネトフリに入るとわかっていたのでのんきに構えていてよかった。
すごく評判がいいので、しばらく日本のドラマから遠ざかっていたけれど刺し子をしながら見ました。
まー…岡田将生さんが宝石のように美しい。面倒くさいキャラクターも可愛らしく見えてしまうのは彼だからでしょう。作中で一番美しいのは彼でした。ええ。ハイネックが絶妙に似合うし、持っているかばんがリュックサックなのもピッタリ。日焼けメイクだけで笑いを取れるのは色白の彼ならでは。面倒くさいキャラクターの割に他の元夫と距離感近くて割に素直で良い子なんですよね。はー、可愛かった。
軽妙洒脱なセリフの応酬で、言っていることはいちいち「わかりみが深い」。でも恋愛観が多いのは、どちらかというとかごめちゃんと同じ気質の私には面倒くさいなと思ったり。わかりみが深いですけどね。
そうそう、どれだけ人として好きになっても相手の性別が違うと男女の関係に持ち込まれてしまうのがイヤで、別れて友だちになれないかと提案したら友だちは嫌だと断られて、だったらともう会わなくなった人とかいたり。だからかごめちゃんがいちばんわかりみが深かったわあ…
私はメガネをかけた男性が大好きなので、大豆田とわ子を取り巻く男性の殆どがメガネ、父親を演じる岩松了さんまでメガネでホクホクでした。
岡田将生さんが出てなかったら一番好きなのは角田さんかなあ。
全体的に出てくる人の多くが「いるいるこんな人」で占められていた。40代女性の良し悪しがたっぷり詰め込まれていたが、3人の元夫に好かれる大豆田とわ子を演じて無理のない松たか子さんはやっぱり素敵だなあ。あの歌声もちょいちょい聴かれてよかった。EDが素晴らしいしな。実はドラマを見る前からAmazonMUSICで聴いていた。
HIPHOPと美しい女性の歌声ってすごく合うんですよね。スケボーキングと坂本美雨さんの曲も良かったのを思い出してDLしました。
これこれ。ドラマとは関係ないけどね。
最近色んな作品に触れて思うんですけど、孤独ってそんなに嫌なことかしら。
でも私は、寂しいという感情すらろくにないからお婿を始め他の人が感じる孤独や寂しさの恐怖が一生理解できないのかも。
だから一人でも生きられる人がそれでも誰かといたいと思う様子を最近いっぱい見てきて、答えも出口も満足感も、なかなか見いだせない息苦しい状況だなと思いがちでいけない。
幸せは人それぞれなんだろうけどな、孤独を良しとする、寂しいと思わないことがなにかいけないことのような気がしてくるからちょっと苦手にも思う。でもこの作品はとても前向きな気持で、これからも悲喜こもごもいろいろあるんだろうなあという終わり方で、登場人物たちの生きている感じがとても良かったです。
なによりも主人公の大豆田とわ子がちゃんと仕事して生活もしているのが良かったね。
日本のドラマって今どきのは予算が足らないから美術などがしょぼいものだけど、今回は身の丈に合っている感じもあり。衣装も今どきの40代のファッションってこうなんやと勉強になりました。私が普段着ない感じ。
面白かったからまた繰り返し見ると思います。日本のドラマはショボくなってる気がしてなかなか見る気になれなかったけど、こちらは良かったなー。ナレーションが伊藤沙莉ちゃんなのも絶妙。なにをとっても絶妙で、残念なところが全然なかった。