夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

2021年を振り返り

2021年は人生でも大きな節目になることがあったのだけど、おかげでいい意味で変化がいろいろ起こった年になりました。

まず実家から独立したでしょー。その準備に奔走したり、その前の雌伏の期間がしんどすぎた反動をいま感じています。完全に平和になったわけではないけれど、生きていくうちにはそりゃあ些末な問題は毎日という単位で発生していくものなのですよ。

 

良い変化というのは、内省することが多かったので独立を契機に生活様式とかを再構築、ビルドアップできたこと。自分の生活態度でだめなところを検証して、どうすれば普通の人に近い生活ができるか。ADHDだから部屋は片付かないし掃除するという意識も芽生えにくいという難点を解決するには厳格なルーティーンにしてしまうということでした。

おかげでいま毎日なにかしらの掃除や整頓をしていて、お風呂掃除は入浴後に必ず行っています。水切りまで。カビを発生させないことを心に決めて…犬のお散歩、入浴、風呂掃除はセットです。

すごく真剣に効率のいい動作で黙々と掃除するのを見たお婿が「なんだかそういうの、引退したCIA工作員の平穏な日常みたい」といいおってわしゃデンゼル・ワシントンか!ってツッコミを入れたことも。

厳格なルーティーンだから、年末年始も関係なく曜日ごとに決めた場所を掃除したり洗濯したりしていきます。換気も丁寧。

そう、「丁寧な生活」ってやつを心がけているのです。ズボラの国の代表みたいな生活をしていたのに、いまやデンゼル・ワシントン

 

そして忙しかった割には、ここ数年で一番本を読んでいるかも。波はありましたが、23冊読みました。

結局あんまり何も考えずに一番面白かったのはこちらじゃないかしら。主人公カップルがどこまでも陽キャで良かった。

 

あんまり優劣は決めたくないけど心に残ったのはキム・チョヨプさんの「わたしたちが光の速さで進めないなら」とディーリア・オーエンズの「ザリガニの鳴くところ」とかかなあ。

最近女性が女性ってだけでひどい目に遭ったからって作品をよく目にするし、たしかに女性ってだけで不当に嫌な目に遭ってしまうのは多々あるけれど、おじさんはおじさんってだけで警戒されるし疎まれるし、誰だって自分以外の人間から何かしらのマイナス要素で見られることはあるんだというのを頭に入れていろんなことに向き合いたいですね。綺麗な人も綺麗だからって疎まれるし、頭の回転がいい人も「君のように勘のいいガキは嫌いだよ」と言われるし。

国籍の違いとか性別の違いとかなにかしらの違いをマイナス要素として相手を断じるような、その人にとって時間の無駄にしかならないことが早くなくなりますように。そうしたら物語というのはどういう内容になっていくだろうかと、あまりにもそういう作品が多く感じるので思います。自分は特段不利益を被ってないのにやたらと攻撃的な人っているじゃないですか。あれ疲れているだけなんですよね。そこに気づいてまずSNSから遠ざかってたっぷりと寝て、寝ないで遊んで、またたっぷりと寝たらそんな居もしない自分の敵のことなんか忘れられるんじゃないかなと常々思っています。

 

本はそれなりに読めたけど、思った以上に韓国ドラマや日本のドラマは見られなくて、良かったのは「大豆田とわ子の3人の元夫」と「ボーイフレンド」と「ロマンスは別冊付録」と「彼女の私生活」ですね。ラブコメ最高、ラブロマンスもいいぞ!

イ・ジョンソクさんの「ピノキオ」が早く見たいのですが、序盤のヅラが面白くてそこで止まってます。見よう!

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キム・ジェウクさんはマジで逸材…

ゴタゴタしていて韓国ドラマなどが見られなかった時期の自分のハングル語禁断症状すごかったな。

 

映画は「シン・エヴァンゲリオン」とか見たけど今年はそんなに心に残るようなものは見なかったかなあ。シン・エヴァンゲリオンも終わったなー、くらいで。

ハリウッド映画のいまのムーブの、抑圧される側とかそれまでは主役になれなかった存在を主役にするというのが意識的すぎて面倒くさくなっちゃって。私達、気を遣ってますよ!わかりますよね!という強い意識を感じて冷めてしまう。

 

そのへんが鼻につかない韓国映画は面白いから「新感染ファイナル・エクスプレス」とか「ミッドナイト・ランナー」とか「ソボク」は良かった。容赦のない暴力的な描写は覚悟を感じるし。

韓国のドラマや映画って、事故の描写が本当に容赦ないですよね。まるで自分が事故に遭ったような気になる。大きな事件が起こらないはずのラブコメですら、車の事故はやたら気合が入ってガチなアクションだったりするし。

来年も韓国ドラマとか中華系ドラマを中心に見ていくでしょう。陳情令、ブログでは言及していないのですが今の所8話まで見ていて面白いです。

忘機が私の昔の職場の先輩(女性)に似てるんですよね…

 

 

あ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の劇場版があった。綺麗に終わったなー

本当は閃光のハサウェイとか見たらいいんでしょうけど、こちとら何年も前に原作を知ったのでどんなことが起こるかだいたい分かるからちょっと及び腰にもなりますわね。

最近アニメをほとんど見なくなってしまったので(漫画もそう)来年公開されるというポプテピピック2期だけが楽しみです。

 

あと動物。

動物を見ているといらんノイズが減ります。様々な動物園水族館の魅力的な動物たちの様子が見られるのでたくさんフォローしました。SNSはヘイトを撒き散らすところじゃなくて可愛いとか好きがたくさん見られるところだといいですね。

 

ゲームはあんまりやらなかったけれど、「メトロイドヴァニア」という単語を知ってハマっていたり、FGOはどんなに忙しくても時間を捻出して頑張りましたよ。

アヴァロンすごかったな…キャストリアのキャラクター造形が本当に見事だった。誰にでも書けるキャラクターではないですね。

メトロイドフュージョンとかの探索型アクションゲームにハマり、新しい分野に目を向けられた上でNintendo Switchをお婿の手によって有機ELのものに切り替えたのだけど、有機ELなのに前よりテレビに繋いで遊ぶ率が高くなっているのがちょっと可笑しい。

プロコンを買ったのでテレビで遊びやすくなったとはいえ。

来年は2ヶ月に1回くらいゲームのなにかしらの取り組みをする予定。別に頑張りたくはないけど楽しいものは見過ごせない。

 

私生活では、国家試験を受けるチャンスがあるのだけど、何かしらの助成や補助金があるとはいえ自腹で受けるにはいろいろお高いし時間もかかる、今年いろいろ疲れたから来年は遊びたいし貯金も増やしたい…と思い、目標額を釣り上げて受けるのを保留にした途端、今年の秋口に独立のための使いすぎの予防としてまとまったお金をゆうちょの定額預金に入金したのをすーーーーっかり忘れていて、通勤中バイクを走らせていていきなり思い出して目標額に到達するのがあと3ヶ月程度でなんとかなりそう、つまり全然受験できると判明。

どうしようかなー、受けるのにはいいタイミングだなーって思ってお婿とあーでもないこーでもないと言っている感じです。懸案の漢字検定1級も受検したい。漢検の勉強は遊びの延長なので別に苦にならない。国家試験は仕事の分野とはいえあんまり興味がないから多少は苦痛でしょう。やるからには1年でパスするけれども(漢検は一発でパスするとは言わない)

 

あとは健康が第一ですね。

来年も理性が狂うほど面白いものに出会えたらいいけど、あれ眠れなくなったり体調に響くから気をつけましょう