今年のはじめ、国家試験を控えてそれを前後して予め購入していた「魔道祖師」を読んだのが沼の入り口だった…
元々BLはちょっとは読む方で、その前の年も海外BL小説を読んでいたり。
そこから読んだ小説が原書含めて25冊程度?まさか原書を読むとは思わなかったねー
漫画はKindle Unlimitedを含めると200冊は優に超えているでしょう。
振り返ると1年の前半にすごくストレスが溜まることがあってそれの逃避で抜け出せない沼にハマった感じでしたが、やり過ごしたいまも楽しくてあったけ沼にホカホカしております。
そんな私が選ぶ、今年一番のBL作品はー?
「ベストBL小説部門」
天官賜福全6巻(3巻以降は繁体字版)
英語版も完結したみたい。挿絵があるんですよね。
そりゃそうでしょ、って気持ちで1位です。つーかいままで読んだ小説の中でもトップクラスで好きだ!読んでいる間情緒が大変だったなー。読み終わるのが心底寂しかった。
「ベスト漫画部門」
「25時、赤坂で」
不動の1位、本誌追いかけてBLCD聴くくらい。
ついでに坂田が選ぶベスト攻めも挙げておこう
「25時、赤坂で」の羽山麻水さんです。
むちゃくちゃ美しい。毎話ええもん見れたなーとしみじみ思ってしまう。人間味の薄いときも白崎くんと接することで人間になっていくのも魅力があります。作者様の画力の成長も相まってどんどん美しくなるので本誌追いかけて本当によかった。
人間味薄い美しい人が人間になったりならなかったりするの、かなり性癖なんですよ。
本誌では一コマに麻水さんのクソデカ感情が爆発してる感じがしました。ああそれを思い出すんだ、その瞬間が幸せだったんだろうなーと読者の私は思った。
受けの白崎くんはデリカシーのなさとかが自分と近いものがあるのでベストもなにも…と思ってしまった。かわいいですけどね。麻水さんが可愛いと思っていればいいんですよ。
続いてそのまま「ベスト攻め部門」
藍忘機な!
クソデカ感情においては花城とどちらかというともう心のなかでものすごい戦いになるので、こちらは自主規制がない後半と番外編の展開からすげえ攻めなのは間違いないのでベスト攻め決定。報われてよかったよね…お幸せに。
「ベスト年下攻め部門」
漫画としても次点に挙げたいほど好きでよく読んでいます。
メガネ大好きだからこういうメガネで長身で年下攻めがぐいぐいいく漫画は好きです。
すげえ年下攻め。年下攻めは一途でひたむきがいいとしみじみ思ったのでした。ちょっと行き過ぎた若さがやべーやつだけども。(こちらは全3巻の2巻にあたるものです)
「ベスト受け部門」
美しい受けええなあと初めて思った作品なので。まだBL漫画そこまで読んでない頃に触れて、これ以降200冊読んでもこの美しさはなかなかハイレベルだと思ったのでした。
序盤はミステリアスなんだけど話が進むごとにただただかわいくなった受けの人でした。そりゃあハマるわ、という説得力がある受け。
瀬戸くん。作者様が作者様なので美しいのは当然として、切ない片思いにこちらも失いかけた情緒が蘇る感じがしました。本当にかわいいので別売りの小冊子まで読んで欲しい…
たぶん来春のちるちるBLアワードの上の方へ行くんだろうなあ。クオリティ激高。
「ベスト当て馬部門」
「灰かぶりコンプレックス」の「ミチルさん」。
私はこの作品のミチルさんのことを書きたいと常々思っていました…
主人公二人が出会うきっかけになり、擦れた恋愛童貞の直純さんを煽り、直純さんに傷つけられまくるトモちゃんを癒やす立ち位置のミチルさん。その役回りの美味しさもさることながら、長身メガネキャラでどうもいいとこの子らしく、超ドセレブの直純さんの母からの覚えもめでたいみちるさん。私が気になるのは…
手荷物のなさ!!!!
毎回、ちょうどいいタイミングでトモちゃんの前に現れるのですが、そこで確実に手荷物がない!直純さんも手荷物がないので、セレブというのは手荷物がないものと作者様は思っているのかもしれない。確かにそうかもしれない。トモちゃんは必ずショルダーバッグかボディバッグかリュックサックを装着しているのでそこの対比に気づいてしまう。いつでもどこでも身軽な感じがいい。私もそうありたいけど年中手荷物が多くてこれから登山でもするのかと言われがち…
いつも身軽に現れて適切な引っ掻き回し方をするミチルさんがいなかったらこのカップルがハッピーエンドを迎えることはなかっただろうなと思うくらいの存在感の強いバイブレーターでした。最後あたりのオスカル様のようなセリフも良かったですね。トモちゃんはロザリーだったのか…!と思ってしまった。
本当にいいキャラクターだったなあ。これほど美味しい当て馬もそういない。イチオシです。
「ベストラブコメ部門」
泣くほど笑った。高確率で毎回笑わせにくる。とてもかわいい。
この2作品の共通点は年下の方の暴走ぶりや脳内の変な発想じゃないかしら。いちいち面白い。
こちらもいいラブコメでした。
「泣けるBL部門」
BLで泣くことってほとんどなかったのですが、こちらは特別ですね。後半の怒涛の展開は思い出しただけで泣く。
瀬戸くんに感情移入すると泣ける。
繁体字版5巻は号泣なくして読めないから!!!!!
振り返ると玉石混交の中で記憶に残ったのは美しいか笑えるか切ないかだったなー。その中でも感情がぐちゃぐちゃになったのは間違いなく「天官賜福」でした。
来年は漫画は激減すると思いますが(財布が保たん)、海外BL小説はちょこちょこ読んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。
アレだったらSNSのどれかで海外BLはおすすめしてくだされば、触れるかもしれません。漫画は本当に性癖とか解釈が違うと全然刺さらないからおすすめを受けられないのだけども。絵柄でだめとかあるもんな…