夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

人渣反派自救系統 台湾繁体字版 中巻 魔翻訳進捗 第九回 「辺境」

超展開!!!

前の回でとんでもないことが起こり、絶望する冰河と師弟たちがそれぞれ対立するのは予想できたけど師尊どうなんの?って思ったらそういう解決策があったとは…

それより髭生えるんだ、ってそこを気にしてみた。

墨香銅臭先生の書く小説の主人公たちって何が起こっても肌がすべすべしてそうと勝手に思ってた…トイレもいらんタイプ(いや、天官賜福の殿下はトイレが必要なタイプ)。

 

前から読んでいてその作物?を育ててどうするんだろうって思っていたんですよね。尚清華がやらかしたからそのせいで大人しくいるはずの水牢を脱出するはめになり、結果とんでもないことが起こり…で、この展開。

なんじゃそりゃーと笑ってしまうという。でもその間の洛冰河の心情はいかばかりか。

 

紗華鈴の服がパーンするのはお約束のラッキースケベなんでしょうけど、この作品に求められていると言えないからすぐにモザイクがかかるのが可笑しい。永井豪先生の作品かふしぎ遊戯かと思うほどよく脱げる。

 

師尊がどこまでも原作ヲタなので緊迫感あふれるシーンでもそっちの気持ちが前に出るのがひどい。常識とか良識とかとっぱらいがち。オタクってそういうところあるわ、特に創作物に対しては気にしなくていいやって思ってないかしらん。

そういうのが前提にあるので冰河がいまなにを苦しんでいるのかも原作ありきで考えがちなんだろうけどたぶん違うことになっているんじゃないかなーと読者の私は予想してみます。

 

冰河の問題が解決できる人こそ師尊だと紗華鈴が言ったことこそでかいフラグだよね…ハーレムを作らなければいけない理由が彼一人で解決するとかもうそれしかないやんてキャッキャ笑ってまうわたし。

冰河的に会えそうですれ違う、師尊的には危機一髪なのがもうひどいよねー。なんでそうなるんだ本当に結ばれるのかこの二人。

 

辺境の街のモブかと思った男(出てくる名前に「六」がつくのはなんでだろう)が師尊と冰河の関係と感情を憶測するのがわりと当たっていてその場に居合わせた当事者たちがお茶を吹いたり茶碗を持つ手が震えるのが可笑しいが、説明が魔翻訳状態ではもう、北斗の拳サウザーなんですよね。闇堕ちキャラだから似ていても仕方ない…と思いながら机バンバン叩くくらい笑ってしまった。

楊一玄は新しい世界の扉を開かされてるし。憶測を聞いて妙に納得している正ヒロインであるはずの柳溟湮が可愛い。

当たらずとも遠からずの憶測がずっと面白く、そこで揺さぶられる師尊、憶測に納得しそうな弟子たちという構図がラブコメ…一つの章にネタがぶっこまれすぎ。オモウマい店かな!?こんなに頼んでねーよというボリュームでした。