ぶくちゃんが女性誌でコミックエッセイをやってたのを知らなかった…仕事の範囲が幅広くて惚れ惚れしますわ。
体験型のコミックエッセイで母体がフィールヤングなので女子力強めかと思ったらぶくちゃんがたまにアイデンティティを守るためかバランスを取るためか次世代ワールドホビーフェアやガンダムベースに行ったりご自分の大好きな動物方面へ走ったりしている感じ。
そして私はフィールヤングを読むのにちょっと丁度いいところを過ぎた年齢であるが一応見た目は女性ながら、刺さるのは次世代ワールドホビーフェアとガンダムベースと動物園なのであった…!!!!!30代中盤でコロコロを定期購読していたからね!うちのブログにはカテゴリ「ガンダム」があるからね!ぶくちゃんが作っていたバイアランカスタムは機体名を見ただけでモビルスーツの形が思い出せるくらいだからね!なんなら「わしゃがなTV」で逆襲のシャア同時視聴して序盤のぶくちゃんの関係性の話をキャッキャ言いながら見てたからね(長引きすぎて大変だったやつ)!
編集者のポメさんとさまざまな場所を巡って体験をしているけれど、変に飾らず毒をにじませながらも提供してくれた場所への敬意は忘れないスタンスなので面白く読めます。ちょいちょいよその漫画のオマージュが見られてあれは気づいたもん勝ち。ジョジョ第3部の最後のページのオマージュは笑ったわ…
目線があくまで30代男性なので猫カフェにいる女性2人が遊んでいるゲームへの気づきとか、そういう人たちと出くわしてしまう「持ってる」ところとかが所謂女性向け漫画雑誌によくあるコミックエッセイのイメージとちょっと違っていて私には丁度いい。
最近新規の漫画をほとんど読まなくなったんだけどコミックエッセイの割にボリュームがあって楽しかったです。最後にフルカラーで作ったものや体験したものが見られてよかった(特にタピオカ)
大川ぶくぶ先生は、YouTubeチャンネル「わしゃがなTV」やご自分のチャンネルなどで声出し出演されているのであの穏やかな声で再生可能でした。あんまり訛らないけれど返しとかがやっぱり関西の人と思える時がある。
【Besiege】天才、大川ぶくぶの思考が丸見え!俺たちで攻城兵器を作ったら! - YouTube
この回大好きで何回も見てる。
保護猫のシュワちゃんたちを引き取った経緯はいろいろ動画配信を見ていて知っていたけれど、それまでの猫歴はそんなに知らなかったのでだいたい私と似てるという妙な親近感が。
私及び家族が道で死にそうな野良猫を見つけては保護していた過去が頭をよぎる…
と言ってもいま育てている猫は私が保護したんじゃなくてうちの愛犬が保護したんですけどね。
側溝の底で死にかけている子猫を見つけた愛犬が「この子どうするよ!?助けないとやばくね??(CV花澤香菜さん)」と私に訴えたので、しゃーなしで犬の散歩バッグにその子をそっと入れて我が家に持ち帰り*1、本当にヤバそうに見えたのでそのまま愛犬のかかりつけの獣医のところへ行ってひと通り見てもらい、目とか潰れかけていたのを洗ってもらって、看護の仕方を教えてもらったのでした。
黒いボロゾーキンにしか見えなかったけど、愛犬が家族ができたと嬉しそうにしてるのでまあいいか、と結構なお金を払って病院に通い、ミルクを哺乳瓶で与え、目を拭き。
当時私は転職の合間の有給休暇消化中だったのですが、それが終わると日中は診られなくなるので猫の保護活動に熱心で長年死にかけた猫を保護しては元気にしてきた母に預けることにしました。猫の保護コミュニティに根を張る猫ババアだからそこは全幅の信頼を寄せてた。
そうしたら…
潰れかけていた目が綺麗にパッチリ開き、とても美しくてめっちゃ荒々しい猫に育って帰ってきました。
本当に美しいんですよ。そして荒々しく人間が嫌い。唯一心を許すのは拾ってくれたうちの愛犬だけ…私やお婿が声をかけると威嚇してきます。
時期が十分に達して避妊手術を受けさせ、いまは病気もせず元気です。毎日荒々しく、通りがかりに殴って来ます。
動物好きの人のお話に触れると私も動物が大好きだからテンション上がってうちの動物話をしてしまいましたね。
ほんの一瞬羽海野チカ先生も出てきたし、楽しい一冊でした。4ページ月刊連載なので2巻は随分先の気がしますが、2巻も楽しみにしています。フィーヤン頑張れ!
*1:犬の散歩をするときには季節を問わずちゃんと手袋をし、野生の動物に触るときは気をつける意識の高い動物好きですよ私は