夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

土曜BLトーク  (小説)人渣反派自救系統 分冊版20 、今週読んだBL漫画 BL以外の漫画

師尊の心の声がめちゃくちゃうるさい(褒めてる)今回。

金蘭回ラスト。師尊が本人の意図しないところやある意味本人に起因しないことでどんどんどんどん追い詰められていくんですけど、クズ師匠だった沈九のクズ時代って師尊には自分が読んでいた本でしか知らないからどうしてそこまでクズなのか根っこのところが謎なんですよね。そこにずっと足を引っ張られ続ける転生者沈垣。名前がややこしい。

冰河の血液にはいくつかの機能があって、分冊版19話で飲まされた理由の一つに「種まき人」の毒を解毒するためがあったのですが、それが裏目に出たのも師尊にとっては罠にはめるためという完全に被害者モードになっているので冰河が可哀想なんですよね。これからもいろいろ可哀想な気持ちになるのは私の過去の読んだ感想を読めばわかるというか、読み返して何度も「可哀想」と言っていてどんだけ、と思ったのでした。

師尊を守るために仲間たちが総出で立ち上がるシーンは沈垣の日頃の行いによる胸熱展開でこういう少年漫画のようなのはいいなと思うなか冰河とは格差というか厚い壁がさらに厚くなるようでそのへんも可哀想なんですよね。それがまた盛り上がる要因ではあるんですけど。

変な当て馬おばさん秋海棠が出てきましたが、こういう絶妙にうざいおばさんを出すのもうまいなあ…彼女の爆弾発言で冰河の表情が変わった描写でなにか感じるものがあるのは読者だけでした。たぶん。

 

天官賜福3巻、私は無事コンビニで受け取られそうです。コンビニからリマインダーのメールが届きました。

楽しみなんですけど、いま年度初めでいろいろ締切のある事務作業が忙しくて、ボスに「有休取ってるからその日までに間に合わせろ、間に合わなくて泡を食っても音信不通になってやるからな」と脅しています。

2巻のときは金曜土曜にフライングゲット出来た人たちもいたようですが、私はね、もう展開知ってますから、余裕ッスよ…。土日はFF14の14時間生放送を見て過ごします。

 

今週読んで面白かったBL漫画

下の方はR18なのかなあ、はてなのツールでKindle版が提案できませんでした。でもそんなにドスケベ多くないのになあ?

同じ漫画家さんなんですが、先に「腐揃いの教室」を読みました。

腐男子の教師が生徒で妄想するのを密かな趣味として愉しんでいたのが一番推しでスーパー攻め様風の生徒にバレてしまう、というあらすじですが、この教師の人の思考回路が面白くてなんだか一緒に良いお酒が飲めそうな気がする。

仕事のストレスをBLで解消するのも、随所に見られる腐男子しぐさもなんだか胸に覚えがある。私はそのへんにいる人で妄想はしませんけどね。

絵柄が綺麗だし、シリアスな展開でも笑える要素がぶっこまれていたり読みどころが多くて面白かったので新刊の「レベル1の抱かれ方」も買いました。

 

こちらは2周目3周目がおもしろいやつ。

 

攻めの人を一方的にライバル視する主人公が、攻めの人が自分は好きな人にのめり込むと仕事が手につかなくなるだろうと言うのを聞いて恋人を斡旋しまくった挙げ句に自分が変装して彼に勧めたバーに潜入すると自分が惚れられてしまうという「なんでバレないの」と読んでるこっちがツッコミいれる導入部。

 

ゲーム業界の話なのでなじみがあったり、実際健康的ではないにしろイケメンはいるしなーと思いながら、主人公が振り回しているようで振り回されているのを楽しく読めました。ゲーム業界の話の割に、陰キャはいても太った人と不健康な人がいなかった(私のゲーム業界に対するイメージが「健康的ではない」のはもうしょうがない)。

 

この漫画を読んでいて気になったのが、局部のごまかし方が斬新。こんな消し方ほかで見たことがないかもしれない。消し方のガイドラインってあるだろうし、作家さんごとの流儀とか趣味もあるんでしょうけど、これだとえっらく痛そう…に見えました。なにを書いてる。

 

いままで読んでごまかし方が一番好きなのは「25時、赤坂で」だなあ…手間がかかり、かつ実はクリアというとんでもねー技を見せられます(なんの話)。ごまかしすぎて白い部分が広範囲すぎてもはやどうなってるのかわからんのはなにを見せたいんやってなります。

 

面白かったので他の作品も読むかもしれないです。

 

で、ここで書くのもなんだけど、BL以外で読んで面白かった作品があったのでご紹介。

傷ついた地味系アラサー女性が恋愛禁止のシェアハウスで新しい人生に踏み出す話なんて安直…と思いながら読んだら細かい部分が面白くて!

LINEコミックス系はラブコメに強いのかしらん…そこまで読んでないけど特別にハマるラブコメによく当たります。

 

主人公は動物好きで割と細かいところを動物に例えがちなんだけどその例え方が秀逸。オランウータンの頬タコとか。私も動物好きなのでハマる。

 

周りのメンツが現代版めぞん一刻みあり、エッチな女子やチャライケメンあり、引きこもり系イケメンゲーマーが本命か(こういう設定他でもあるけどいまどきウケるんだなあ、売り物件?現実にはなかなかいないし実際仲良くなると面倒くさいぞ?)、細かい設定と緩めのキャラクター描写がいいし主人公が面白い人なので、よくある展開も笑ってしまう。

浮気をされて別れた不思議で面倒くさい元彼もこういう奴本当によくいる!と思いながらも主人公の躱し方と反応が面白いからそこまで嫌にならない。

 

LINE系で8巻も続いたんだからそれだけ面白いってことなんだろうなと、いま2巻の途中まで読んでいて続きが気になっております。

BL漫画の壁にぶつかったとき、たまには違う味がいいと思ったときにオススメできるかもしれない…

 

次はたぶん15日くらいかなあ、さはんの続きと「ハーフライン」の続きを読んだ感想をお伝えすると思います。