夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「光る君へ」12話 「思いの果て」感想

あーあ…って2回もつぶやいちゃったよ

986年。

 

まひろが愛され大切にされる妾ならと徐々に思えるようになり、妾って悲しいんだよと日頃の明るさとは打って変わったシリアスな表情で伝える道綱から自分が気づきようがなかった妾の立場を知る道長と両サイドから折衷案が出てきそうだったときに、それまで着実に築き上げてきたまひろと倫子様の友情が決定的な別れの要因になるとはよー!わかってたー!そうなるんだろうなって…しかも一番ここぞというタイミングでよお!

 

まひろと実資の縁談も叶えばちょっとおもしろかったかもしれないけど、結局それを提案した蔵之介と結婚するからなあ、好感度ずっと上がりっぱなしのポジションにいるだけにここから長い時間をかけてどうなるんだと。結婚するの、かなりあとだもんね。

 

先週の終わりに兼家のもとに訪ねた道長が倫子様との縁談を持ちかけたのもヤケクソなら庚申の日にまひろに振られて倫子様のもとを訪ねたのもヤケクソなんだなあ。

そして明子様との縁談も兼家パパが言いそうな、女性を軽視したような言い回しをしちゃう、詮子様よ。自分だってひどい目に遭ったのに。そういうところなんだろうな、藤原摂政家こわいなーこわいなー

明子様は明子様でとんでもねー怨念を抱えてるし(兼家が次回予告で余命を気にしてたの、明子様の呪いをマジで受けたんでないの)。キラキラ肉食乙女の倫子様と対比的に暗くておっかないんだよね、美しいけれども。

 

展開早いし視聴者が見守る中一番あってほしくない展開になっていくのでハラハラする中で私を癒やしたのは道綱と実資と小麻呂とさわさんと惟規でした…

あと行成のちょっと幸せそうな平仮名指南かな。

公任は安定の美しさでしたが、進む道が悪手すぎて心配しかない。なんで道兼なんだよ。関白から太政大臣になったのに人を見る目がないのダメじゃん、公任父。

実資のスケベ顔がめっちゃスケベでだったな…小麻呂大人しくて今日も偉い子だったな…

さわさんはまひろよりいい服を着ているのがひと目でわかっただけまひろの家より裕福な家に住んでいるけどなんの含みもなく素直にまひろをリスペクトしてる、惟規は相変わらずアホかわいいけど、男となにかがあったみたいに打ちひしがれて帰ってきた姉をまあ飲もうぜ!ってなにも聞かずに迎えるのがいい。平安時代の優しいホームドラマだよ。その数分前に姉への恋文を見たのはどうかと思うけどよ!

 

史実通り、倫子様が北の方になっちゃったし、明子様も来週輿入れするのかな。

そして道長が大事にしている文の漢詩を見つけちゃう倫子様となかなかスリルある展開は続きそうですが、バレたらどうなるんだろうなあ、明子様は六条御息所みたいになるって噂があるけど。こわっ

 

今回は倫子様のところへ婿入するときいたときのまひろの沈黙の間がすごかった。

そして道長といよいよ対面した倫子様のちらっという目つき。黒木華さんやっぱりおそろしい子だよ…あの瞬間とか左大臣道長様じゃないとダメだと話すとき、作中で一番美しい女性だったわ。

 

今週も怖かったなー悲しくてそしてすごく面白い。これ戦国時代とか幕末じゃないからって見ないの損ですよね。めちゃくちゃおもしろいです。

来週なにが起こるのかなあ、大好きな高畑充希さんがいよいよ出るので、そこが楽しみです!定子様ってだけでちょっと悲しくなりますけどね!