夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

天官賜福 繁体字版3巻6巻と簡体字版中巻 下巻 一部読み比べ(読んだ人だけにわかる話)

どの程度なにが削られているのかをちょっとだけ確認しました。

繁体字版3巻を読んだ人にしかわからない話をしますね。日本語版3巻にも相当する箇所だけどまだ出てないし。

本の作りとしてはどちらも一長一短という感じです。簡体字版は開くときにパリパリ言うのでヒヤヒヤする。新品感は強い。新品だしね。

確認したのは無人島に流れ着いたところと、スケベ棺桶と、法力をもらうところと銅炉山が開くところです。

読んだ方はおわかりですね、私がなにを読み比べたのか。

 

簡体字ではみごとに省かれてましたねえ…

寄せる部分が額だったりね。殿下の殿下がなんぞ反応したところとか匂わせもなかったな。

なんで花城が死んだふりしてるのをいきなり目を開けたかとかそれじゃわからんぞ…

千灯観のあの切ないやり取りも切なさはなかったな。マジで喧嘩したようにもとれるかもよ。

 

繁体字の3巻の終わりが簡体字版の中巻のちょうど真ん中あたりです。

どの程度どの辺りが縮まっているのか検証しようかと思ったのですが、1巻2巻は日本語版を読んだので中国語で読んだことなかったわーって、序盤はピンとこず。3巻は繁体字で舐めるように読んだので必要なところもすぐに見つけられました。

 

花城が100%信仰心で800年も殿下を求めていたらすごいよね。藍湛の13年(だっけ?)は友情でもまあ納得いくけども。

鬼王になってでも追いかけたかった思いの純度は上がるけど。チャイナの人はそれで納得できるのかしらん。

 

そういえば全然違うけどBL漫画がスペイン語版とかも出ていてスペイン語圏でも需要があるのを改めて知って、スペインではBLが許されていてよかったと心から思ったのでした。

 

改めて読み直したいと簡体字版を買ったのですが、私ったら繁体字版を自力(?)でディープに読み込んだのが頭に焼き付いちゃったので、今度は日本語版でいいやって気持ちになっています。

簡体字版はおまけはすごく良かったですよ。日本はその辺を省いてコストカットしてるのも好きだけど。

 

6巻本編の最終話と下巻のそれに相当する部分も読み比べました。

赤い糸の描写がなかった…あれ艶めかしいもんね。

あと、番外は収録作が少ないのですが(昔話を読んであげるやつと花城の作品を見に行く話がない)花城が「妻」の話をするくだりが割愛されていましたね。

 

さびしい。

 

日本語版3巻はまた紙でまず買って1ヶ月後の電子版も買っちゃうんだろうな。

早く答え合わせしたいなー