夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

2019年総括の代わりの「バットマンvsスーパーマン」

 ヘンリー・カヴィルが大好きでベン・アフレックさんはそこそこ大好きなんですが、前からちょいちょい見ては陰気な雰囲気がハマらなくて見てなかったやつ。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(吹替版)
 

ちょっと前に地上波で放映されたのを録画していたのでHDD消化で見ているのだけど、やっぱり陰気。吹替版だとレックス・ルーサー神谷浩史さんが演じていてとても魅力的、もともとジェシー・アイゼンバーグが魅力的。

だから母マーサ、執事アルフレッドに至るまで大好きな俳優さんだらけなんだけど(新聞社の上司のローレンス・フィッシュバーンも超好き)ダークな色調がまあ、そういうのが好きな人は良いかもだけど私は好みじゃない。

笑えるところといえば、スーパーマンバットマンがガチバトルするのが、クリプトナイトでハンデがあるにしてもバットマンはもともとふつーの人間ができる限り鍛えてお金に物を言わせてる系じゃないですか。ダークなアイアンマンって感じ。スーパーマンは宇宙人じゃないですか。いかにパワードスーツで下駄を履かせているにしても対等にやりあえるのおかしくないかっていうツッコミどころで、そういうのをつっこみたくて見たいわけじゃあないのよ。

つっこみどころというと、母マーサの危機はわからないのにロイスの危機はすぐに駆けつけられるのはストーカーなのかロマンティックなのか。ヘンリー・カヴィルだから許せるけどな。

クリプトナイト槍の扱い、存在感も微妙…

それにしてもスーパーマンは死んでも?絵になるのう…コスチュームがすっとこどっこいなのに…

 

あと敵がいじられたクリーチャーなのが残念。スーパーマンのゾッド将軍はもっと普通に枯れ専をくすぐるおじさんがいい。リチャード・レスター版のゾッド将軍かっこよかったよね。なんてったってテレンス・スタンプだもの。

 

で、誰?って感じで二人を当惑させるワンダーウーマンが美味しい美味しい。かっこいい。ロイスはなにやっとんじゃい、って感じだけど。というかワンダーウーマンほんまこれだけ見たらなんなん?って感じ。とんでもなく美しいんだけどね。

 

2019年はねー、ピリッとしない年でした。

時間もお金も労力も浪費した割になにも手元に残っておらず財産になっていない感じ。

本もろくに読んでない。いい本を読んだとは思うけど、圧倒的に少ない。映画はいっぱい見たけど1作品を6回とかわけわかんねー見方をしたし。

ケチくさい人間だから、本来楽しんだら良いものを惜しんで変なことに消費しがち。あとSNSやりすぎ。

 

そういうのが自分でもいやだから、家にある面白そうな本をとりあえず読もうって読みだしたのが、今朝アップした「異星人の郷」だったのでした。この調子で行こう。

脳トレがSwitchで発売されましたが、内容的にDSとさほど変わらないので(対戦できるとかそんなに…あと、リモコン外すの面倒くさい←)DS版を久々にやってみたら、脳の衰えがわりと顕著で、31歳とか結果が出て衝撃。それまでも日々の訓練によって20歳とかの評価が出ていたのだから、リカバリは可能だと思うけどやっぱり怠けてはいかん、特に頭の回転の良さを自分で売りにしているんだからそこは鍛えないと、脳筋は裏切らないって信じないと…そこはストイックでいないと、と思ったのでした。

 

ここで反省してもわりと忘れがちだけど、やりたいことのためにまず環境を整えがちなところとか、自分のケチくさいところ、どうでもいいことに時間を消費しがちなところを直したいと思います。

 

今年心に残った映画は…ブレードランナーを劇場で見られたことかな。

おっさんずラブに関しては悲喜こもごも過ぎて劇場版の円盤発売までは忘れたい。

 

ゲームはFGO以外そんなにやらなかったのかな、こういうのもちょっと改めたい。

実際、改めるときが来ているんですよ。

なんかさー、人生折り返し地点が来た感じがあるから(すごく長生きする気まんまん)時間を惜しんじゃってるとか、ブラック企業で働いていたトラウマで時間をお金に換算してギスギスしがちでタダ働きにアレルギーを持っていたり。そういういらないケチ臭さで楽しいことも台無しにしているところをなんとかしたい。

いまなんか9連休で本を読みながらトロパズルやりすぎてるし。パズルゲームほど無駄な時間はない(個人の意見です)のに。

 

個人的にも生活環境に関して見直すときが来ているし。お婿と愛犬と猫とは幸せに過ごせているんだけれどな。

 

全部、反省やで…緩んだものをなるべく引き締めていきますよ。

目には良いけど全然おもしろくない映画を見ている間にそういうことをつらつらと考えていたのでした。

 

来年も、面白いものは面白い、つまらないものはつまらないとハッキリ表現していきたいっすねえ。

19012 マイクル・フリン「異星人の郷(上)」

 

異星人の郷 上 (創元SF文庫) (創元SF文庫)

異星人の郷 上 (創元SF文庫) (創元SF文庫)

 

14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。

私はバリバリの仏教徒で、高校生の時にカタカナ表記でミスをするのが嫌だからと世界史を取らず、ピンとこないからと物理を取らなかったのですが、この作品は現代の主人公二人が統計歴史学者と宇宙物理学者でその研究に必要な単語が際限なく羅列されたり、過去の物語で 中世キリスト教の教えや文化に基づいた精神性や生活が描かれ、当時の科学観や哲学などが会話の中で多用されてもなんかしっくり頭に入ってくるー?

 

という、不思議な作風の物語です。

 

もちろん、その許容の出来具合は人にもよるんだろうけど、ある程度キリスト教と宇宙と中世に興味があったら分かりやすい、作中での会話がうまく状況説明とリンクされていると言うか。あと、理解できない部分は理解できないままでいいともいうか。でも大概「どこかで見たことがある言葉」なのでざっくりと把握できる感じがあります。

あとは自分が作中の異星人になったつもりになればいいのかもね。

 

中世ドイツのシュヴァルツヴァルトあたりの賢い領主が収める小さな所領にUFOが不時着して司祭が宇宙人と交流を深めていくという話だけど、当時のキリスト教観は、場所や教義にもよるんだろうけど鷹揚で異教徒の知恵も取り入れていたり、知識もかなり幅広い。この物語の主人公の一人である司祭がもともとパリで様々な学問を得た人だったというのもあるのだろうけど、キリスト教のいちばん大切な部分は守りながらも宇宙人と向き合い、自分の持てる全ての知識を駆使して対話するのは現代の人が考えた昔の人というより、昔そこで生きた人のような地に足がついた印象を受けました。

宇宙人のテクノロジーに対する司祭が当てはめた造語が今の単語とうまーくリンクしているしな。だいたいギリシャ語で片付くのすごいよね。あと二進法くらいは知ってるからテクノロジーの描写で中世人はわかんなくても私はわかるぞ、とか。

もっと野蛮なイメージがあった農民や職工たちも人によっては深い知識があったり、見識が豊かだったり。もちろんすごく野蛮な人がほとんどっぽいけれど。

賢い領主が自分はあくまでも騎士だからと、下手に賢く振る舞わず、必要な知識は司祭に与えるあたりがよいパトロンで良い領主。

 

読む前はもっと野蛮な展開を想像していたのが、なかなか理性的に事が運ぶのを楽しめてます。

 

が、時代は中世…

 

私のトラウマがえぐられる…

 

ペストがくるんじゃね?物語の随所にその言葉が出てくるし。

 

ペストの話はコニー・ウィリスの「ドゥームズデイブック」でえらい目に遭ったからなあ…手放しで好きとは言えないけど好きというか、胸に来る物語ですよ。

ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)

ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)

 

こちらにも愛すべき司祭が出てきます。だいたい、中世ヨーロッパに司祭は不可欠なのですよ。

 

まだ上巻を読んだだけだけど、現在の主人公たちの研究がどう過去のファーストコンタクトとリンクしていくのか、冒頭から投げかけられている問いかけの答えが気になってそりゃあ下巻を読むのもはかどりますよ。

中世の田舎の町並み、その描写が丁寧で、そういうのが好きな人が読むといいかも。

歴史もの且つSFって旨味成分しかないっすわ… 

「彼方のアストラ」(アニメ)めっちゃ面白い

 しっかりしたSF作品だと評判は聞いていたけどここまでとは。

第1話 前半 PLANET CAMP

第1話 前半 PLANET CAMP

  • メディア: Prime Video
 
彼方のアストラ 全巻合本版 (ジャンプコミックスDIGITAL)

彼方のアストラ 全巻合本版 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 いまアニメ12話見ていたんだけど素晴らしいSFアニメだわ…SFミステリとして出来がよすぎる。様々な謎とサスペンスを最後まで引っ張っていったのがすごいわ。

ジャンプの漫画なのに変に続かせないで10巻以内で終わらせたのも偉業だけどお話がもう…これがエンタメにあるべき構成力、伏線、必要なところに存在する容赦のない展開。

ただのサバイバルモノかと思ったけど歴史改変モノとディストピアものとクローンネタにミステリとコメディと青春が混ざってこれだけに仕上がるとかもはや奇跡…好物のてんこ盛りで最後までまーったく飽きることなく楽しめました。

絶体絶命ってときに起死回生の手段が必ずあるのだけど、さほど無理がない、ご都合主義っぽさが薄いと言うか。アストラ号があった時点ですでにご都合展開だけどな、幸運で片付けたほうが面白いってことで。

気に入った箇所はたくさんあるんだけど、アニメはやっぱり声優さんの演技が良かったな…細谷佳正さんいいよね…まとめ役の声にぴったり。

 

でもこれを見ていたら思い出したのが大好きなSF小説「火星の人」、映画にもなって邦題がなんでそれって「オデッセイ」

火星の人

火星の人

 
オデッセイ(字幕版)

オデッセイ(字幕版)

  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: Prime Video
 
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

 

 このサバイバルに比べたらそばに多人数でわちゃわちゃ、緩急あるけど絶望感はまだましのアニメのほうがエンタメっぽいけど、どちらにも共通しているのがユーモアの存在。

やっぱり笑いがないとしんどいものね。

 

面白かったので原作の方も読みたいですわ。

#おっさんずラブinthesky 8話 最終回 感想 ネタバレあり #おっさんずラブ (不機嫌)

 あー終わりましたねー。

5th FLIGHT 俺じゃダメか

5th FLIGHT 俺じゃダメか

  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: Prime Video
 
土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ -in the sky-」公式ブック

土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ -in the sky-」公式ブック

 

 S1のときはもう、泣きながら興奮しながら、キャッキャ言いながらこのブログも書いておりましたがね。

成シノ成はいいのよ、私はシノさんが誰かと結ばれるならそれはおいしいおいしい。何しろ私は戸次重幸さんが大好き。しかも相手がばーちーって、絶妙すぎて普段なら昇天する。死ねる。

 

が。

 

なんだあのエンディング!?

いや、怒ってない怒ってない。いや、怒ってる?

 

先週も「ないない」って否定したものな…

むさしが悪いわけじゃあないんだわ。

春田のが恋愛感情かもわかんないって自分でも言っているんだけど、だったら食い下がることなくない?というか、そんな答えを急いであんな告白タイム設ける必要ある?そういうシーン作りたくてそこまで強引に持っていったでしょ?

結局私は、ちょっと前からお話の作り方に疑問を持っているんだよ。

雑なのよ、粗がありすぎなのよ。8話も使っておいてこれか。むさしそんなにちゃんと食い込んでた?そりゃ怒ったりアタックしたりすごかったけど、密度で言ったら薄いような…春田全然違う方向見てたじゃん。それが、離れるとなったらこれ?いや、無理がある。

 

もうこうなると牧凌太最強ってことでいいですか。

牧凌太がいないとこうなるんだよ…

最後の告白に使うセリフ、S1で言ってやっても良かっただろうに、言わなかったのは牧くんがいたからだものな…

 

むさし以外、熱心にひたむきに猛烈に好きで泣きながら引き下がる子がいなかったから(いや、シノさんいたね、引き下がってくれたよね)もうそっち見るしかなくなったのかね。

 

なんだかなあ…

 

あくまで私は、なんですけど、これでこのシリーズ終わっちゃっていいと思います。なんかもう、やけどするだけだって。

今回も早すぎたから受け入れられない人もいるわけで、物語づくりもやっつけ感がつよい、S1より丁寧でない、人が増えたからってわけじゃないよ、脇役のキャラ付け不足と目立てるところが作られなかったの。鈴鹿くんの役も取ってつけたような感じだしな。年の差とかはどうでもいいけど。

あと結局なかったのが、最初のテレ朝の売り込み文句「国籍も関係ない」って全員ジャパニーズやったやん!なんなんあれ!

 

成シノ成はいいんだよ、成瀬あれだけ可愛かったら絶対ほだされるよ。

そもそもシノさんが春田のことがどうして好きだったかもわかんないもん。

あれ、でも春田が成瀬のことが好きだってわかったから身を引いて成瀬を突き放したのがいろいろなんで?春田がむさしに乗り換えたのも察したの?先週に引き続き察し良すぎか?なら成瀬でいいわって感じ?いやーそれはシノさんを下げるよ製作者!

成瀬の春田への向き合い方はよかったけどさ、筋が通っていていちばん無理がない。キャラクターも一貫している。シノさんに惹かれているかんじもずっとあったしな。もう主人公誰、春田じゃなくてもよくない?ってくらい成瀬がしっかりしていたわ。

 

もう、製作者がよくない!俳優さんたちは精一杯よくやったよ。

獅子丸怜二なぜ出てきた?っていうくらいうっすいキャラで終わったけど山崎育三郎さんを歌って踊らせてくれてありがとう!お礼言えるとこそこ!成瀬が可愛かったのもありがとう!ばーちーが全力で可愛かった!で、戸次さんはそこが売りってくらい残念さを押し出されていてそこもよかったよ、私は!田中さんも吉田さんも演技は素晴らしかったよ。チャンネル変えず見届けられたのは演技が良かったからだよ。

それぞれの演者の持ち味を出すために作中の価値じゃなく元からあった特色を売りにするのはかなりおかしいけどな。

 

でも製作者が…展開があまりにもお粗末で、呆れてしまって…

君たちほんまにS1を作った面子なのかね??

 

がっかりするのは私の落ち度もあるんだろうさ。好意的に見られない自分が悪いのかもしれない。

でも、笑えるけど面白くないドラマって感想が出たの、初めてよ。

 

そういう点では驚かされました。

 

なんだかくさくさするのでS1見ます。

あべまの後日談とかさー

それS1でやってほしかったわ。なんでこれでやるん?

仕事あるからリアタイしまへんえ。あほくさー

 

あ?あべまの後日談は成シノ成?予告?

…みるよ!ちくしょう!足元見やがって!でもこういうのほんっとうに、S1でやって!

 

ちょっと時間が経ってホットペッパーグルメのCM復活を今日知って喜んでワンクッションおいて。

 

このドラマを精一杯応援したい気持ちはあったんだよ。見ないうちからdisってる人や粗探ししている人は苦手に思うくらい。

見ていてもいいところを探そうとしていたし、実際笑えるところは多かったからリアタイしていて笑えるとこ笑えるとこ、びっくりするところは喜んでいたんだけど、振り返ったらなんか粗が気になって。

1話の成瀬が春田にキスするところとかから、見せ場ありきの、そこからつぎの見せ場まで埋めるエピソードが希薄で面白くもなかったり。突然出てくる妹とか突然出てくる母校とか、それらが特に話に乗らないというか。死んでるひなちゃんの母とか、死ぬ成瀬の父とか、なんも膨らまないまま、見せ場とかお話に変化を見せるために存在するの。

S1も春田母がなかなか謎で、牧くんが同居したり出ていったりするためだけに機能しているのはそれはそれで謎が面白かったしネタになったし、明かされないなら明かされないままで面白い存在だったんだけど、今回は環境がその人の人生と丁寧にリンクされていない感じがした。

春田も結局どういう人間なのかよくわからなかったなあ。前の会社リストラされたくらいしかわからん。前のはるたんはお父さんいないみたいでむさしをお父さんみたいに思っているのかなって勝手に思っていたけど、今回勝手に解釈するほどの情報もない。

 

こういうドラマの作り方をしては駄目だ、っていうお手本を一個一個見せられたような気分。広報やスポンサーの使い方も含め。物販もだな。物販は前からセンス悪いって書いてたけどな。

S1は大事にしよう。でもいまのスタッフで無理にS1の続編を作るとかやらなくていいし、思い出は思い出のままでいいと言うか、もう別の方向を見ていたい気がする。

本当に疲れた…12月21日を解放記念日と言ってるネガティブ層がいらっしゃるけど、私も「やっと終わってくれた」って気持ちが強いです。結局私の中にあった牧くんのいなくなった穴は埋まらないわ、作品の質は落ちてるわ、笑いより失望のほうが大きくなるわ。

人間愛とかふわっとしたものでああいう決着の付け方とか、アオハルとかテラハとかいま流行っているのか古いのかわかんない他所の言葉でこういうモチーフの作品を茶化すようなのもなんだか安直だなとか。

これはどんな天才の神解釈を読んでもまったく挽回しそうにない。

期待値全然高くなかったのにな…結局見る前と同じくらいイライラモヤモヤしてるな。

 

Twitterでもつぶやいたけど、あの春田の初めての機内でのシーンで(なんでいままで見せなかったのかよくわからない。今回を特別なシーンにしたかったの?機内のシーンがないのは予算のせいみたいな噂も聞いたけど機内の撮影なんてチコちゃんに叱られるでかたせ梨乃さんがやってるくらい、わりとコストなく撮れるよ)機長のラストフライトだとかなんか内輪ネタでいい話みたいに盛り上がっているのも、実際私が乗ったら「ラストフライトってことは年配だろうからベテラン通り越して不安」とか思うし、いらん情報で、内輪だけ盛り上がってしんみりして晴れ晴れしてどうでもいいのよね、勝手にしてくれと思う。まさに茶番…

 

新しい作品作るよりS1を再放送したほうが盛り上がったかもね…年末年始で一挙やればいいのに。

とりあえず逃げ恥一挙は地元でもやるらしいのでそれが楽しみです。

 

2019/12/27

最終回から数日、スピンオフのあべま配信から2日経ちましたが、まだスピンオフ見ておりません。たぶん見ない…

武蔵と春田のカップルとしての出演はないって話だけど、るとー監督の画面がやかましいカメラワークも見る気が減退するし、MEGUMIさんまた怒ってるの予告で見たし。

どれだけ主役カップルが可愛くても見たいという気持ちよりももう面倒くさいなって。

 

関係各所でかなりこの作品が酷評されているのを見ます。

私は特に傷つけられたとは思ってないし、被害者ヅラをしたいわけでもないし、田中圭さんが悪いとか吉田鋼太郎さんに忖度したとかいう意見は各所のコメントの曲解にすぎないと思うしね、有料ブログでなにを書いたところでドラマでの表現がすべてだと思うから読んでない私には伝わってこないしな。

OL民同士のつまらん諍いとかどうでもいい。ファンが細分化されてお互い傷つけ合うのもどうかと思う。一般人の影響なんかたかが知れているんだから傷つけ合う必要はなく、ドラマごときに腹を立ててないでもっと別のなにか、近所のおいしい食べ物やさんに行って美味しいものを食べて忘れたら?って。好きなコンテンツが思ったように成長できなくて残念なのは判るけれども、執着する必要はない。たかがドラマです。

 

ただ、もともとそんなにポテンシャルがなかった制作側が己を過信しちゃったのかなって気はします。持て囃したのは見ていた側で、私もそうかもしれないね。

 

コメディとか短時間のコントとかはうまいかもしれないけど、恋愛ドラマには向いてない。S1で細かい心理描写、人の心の流れの作り方が非常に雑なのをまともに見られる形にしていたのは演者の細かい検証と整合性の突き詰め作業があったからで、それができる時間があった(というか、オールアップが最終回の割と直前だったのでギリギリだったっぽい)、S2は単純に時間がなかったのか作らなかったのか(オールアップも早い)、それだけじゃなくS2は作品自体がぼろっぼろで演者任せにするにも無理がある状態ではあった。あれならいかに林遣都さんがいてもきちんとドラマの体をなすかどうか。参加しなくて正解だったと思うしか。巻き込まれた演者が可哀想。

どういう事情があるにせよ、話題性があって注目されているシリーズになっているのにそれに対して誠実な作り方が出来なかったのが全てじゃないかしら。作品の外のコメントでフォローしたところで作品の出来は変わらない。

 

でもそれを直接SNSの公式アカウントやスタッフにねちこく文句を言ったところで、できちゃったものは変わらないし今後好転したところでそこに私が見たいものがあるとも思えないので私はせいぜい自分のブログでブツブツ文句を言うだけです。

やっぱりSNSはその人を写す鏡でね、公式にねちこく文句言うてる人には闇しか感じないんですよ。なんとか良いように解釈して褒めそやしている人はぱっつんぱっつんな印象を受けるけど。いつまでも数ヶ月前の衝撃を引きずって、返答のない相手に文句言って(たぶんミュートされてるよあれ)、それを見知らぬ第三者が「うわあ」って思ってるの。そんな醜態さらすくらいなら、とっとと距離をおいて他の萌えを探す旅に出たほうがいいかもね。

私は公式のフォローをやめて、いまは「きのう何食べた?」の新刊を読んでます…

きのう何食べた?(16) (モーニング KC)

きのう何食べた?(16) (モーニング KC)

 

 こっちへシフトチェンジしたほうが幸せだぞ!でも作者やスタッフや演者に変に粘着するのはやめようね?なんかおっさんずラブのファンって、愛し方が下手くそなんだよな…距離のとり方というか…私も上手な方じゃないけどな…

今週の「 #スカーレット 」 第12週(今週の信作くんもあるよ)

 「信作と13人の女」…

(58)「好きという気持ち」

(58)「好きという気持ち」

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連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

  • 作者:水橋文美江
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: ムック
 

 神回の連続やったな…

二人しか出ない回にびっくりしましたわ。二人きりで長回しのシーンがちょいちょいある作品だけど、まるっきりって。いい朝ドラやなあ…あの時間、もっと続けてもよかったんやで。

めっちゃいちゃいちゃしてたなあ。めおとめおと言うてなー結婚がこんなにワクワクするものだとは知らなかったわ(既婚)。

照ちゃんとトシャールさんの出産後の雰囲気の変化が今後を暗示しているようで多少こわいけど。でもサブタイトルがいちいちいいのよね。来週も素敵だとおもう。

ふたりで作ったコーヒー茶碗がコーヒーに合う、しかも私好みの縁が薄いタイプで、このドラマに出てくる焼き物はことごとく私の好みだから今後も楽しみ。

 

八郎さんのお姉さんが斧持ったら強そうな人で私がうれしい。しゅはまはるみさん、かっこいいよね…髪結から美容院経営やってるとか八郎さんを大学に行かせたとか説得力ある風格、ゾンビ見たら襲いかかりそうな頼もしさあるよね。あの映画好きなのよ…

すごくいいお姉さんでよかった。うしろで信作父がニッコニコで見てるの含めていいシーン。

というかさ、ここへきて父じょうじが株を上げてきてるのよね。飲んだくれで子供を金づると思ってるところがあるように見えていたけど先週の3歳発言もどうかと思ったけど(面白かったけど)いざ結婚させるとなったらちゃんと動いてくれてね、しかし婿養子をとるからってきみちゃんのご挨拶がめちゃくちゃ男前でじょうじより一家の長…

作った離れも新築だからって立派だし。で、なおちゃんのパーマ、出落ちだし。

かと思ったら無理がたたって借金が増えてるのがじょうじらしいけど、心がけがいいよな…で、ゆりちゃんが短大を諦めてしまったのは切ない。禍福は糾える縄の如しって言うけど、そんな感じなのよねー、この朝ドラ。でもゆりちゃんが短大へ行けない下り、相当な葛藤があったと思うけどナレーションで済ませたのがすごいよな…ドラマチックなのにそこドラマにしないのか…短大へ行かせるという下りをドラマにしたから更に重くなるからかな。とんでもないけど絶妙なバランス配分。

 

しかし相変わらず意外な速度の展開の仕方をするなあ。ヒロインの妊娠出産がない朝ドラってわりとめずらしくない?

予告みて「ひゃっ!」て言ったりざわざわしたりしたわ。小学生の頃から仲良かったし主導権握る方だっただけあるわ、ゆりちゃん。9:1の比率とか13人に言い寄られて振られてる残念な信作くんにぴったりよ。

 

今週の信作くん、こういう、女性といるより男性(そして恋愛対象じゃない女性)といるほうが楽しそうな男性って実際かなり多いよなーと思って見てました。セクシュアリティがどうのこうのじゃなくて。交際を始めたり結婚したらその相手とばっかりいなくてはいけない感じ(ってわけでもないけど、でも関係性によってはそうなるでしょう)でそれが楽しいのが顔に出てない人って時折見かけるけど。どう思ってるかは知りませんけどー?

それはどうあれ、信作くんは人から好かれると素の自分が見せられないというか、相手の期待とか好意を真正面から受け取れない、カッコつけてしまうのかな。だから赤ちゃんの頃から知ってるゆりちゃんが合うと思うのでいいんじゃないかしら。地味な性格の割に友達のお祝いの席では張り切るし、その前にもお見合い大作戦で張り切るし、外に向かって頑張ろうとしているのを、ゆりちゃんが背中を押せる子だと思うのよね。

おとーちゃんが美しい上に夫も美しいとかゆりちゃん面食いやな!よかよか!

 

はー、きみちゃんの身内になったらもっと信作くん見られるかな?それが楽しみだわ。

別の番組で特にメイクもなく50代とか演じられるとわかったので(ちょっとびっくりしたけど平気で私の年齢超えていきおった)どんな老け方を見せてくれるのかなー…

 

お願いだからおっさんずラブにもどってこない?

 

はっ!書きかけてたら別のドラマをリアタイして心が乱れてるから!いま!ごめんなさいね!スカーレットは今週も楽しかったです。キャッキャキャッキャ言うてました。

#シャーロック 最後まで見た感想

月9最後まで見たの何十年ぶりかしらん…織田裕二の「ラストクリスマス」以来じゃないかな。あれよく最後まで見たな… 

Shelly

Shelly

  • 発売日: 2019/10/07
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 つーか「ラストクリスマス」はね、歌い方が難しいからジョージ・マイケル以外が唄うと歌が下手とか声量不足が悪目立ちするのよね。あと英語の発音が下手な人はやめたほうがいい。

その点でいうとおディーンさまはいけるかもしれん…聴いてみたい…おディーンさま演技より歌がうまいってつい言っちゃう。

 

で、最後まで見たのですが、思ったよりストレスはなく、あったのはあの、パワハラの回だけかな。事件自体にストレスを感じた。

若宮ちゃんの行動が果たして事件解決の役に立っているのか、単に足とか水分補給(主にコーヒー)のためにいるんじゃないかと若干不安になったけど、もともとジョンもワトスンもシャーロックなりホームズがあまりにもコミュ障なので一般の人達との調停役(SHERLOCKに至ってはもはや介護者に見える)として存在するところがあるからいいし、岩ちゃんはアレが良いのよと、岩ちゃんのファンの友人たちと語り合ったり(周りに複数いる、岩ちゃんはすごいなあ。私の日本の俳優最推しは未だにファンの人と巡り会ったことがない。遣都さんあんなに可愛いのに…)それまでのどの映像化作品よりもチャラいレストレード警部の人も作品にはしっくりしていて、最終回の無理して剣呑になっているところなんかはさすが佐々木さんだなあって。

おディーンさまもおディーンさまにしか出来ない、真顔ですっとこどっこいなところがとても良く、美しい顔してなにやってんだこの人って突っ込んでいられるのが楽しい。ちょっとずつしか出ないゆうたろうさんがまた可愛いんだわ。

グレの人もどうかなあと思っていたけど目立ちすぎず、地味すぎず、おいしい役回りで安心して見られる立ち位置でした。

 

お話で印象に残ったのは…山村紅葉さんの毒々しさが未だに尾を引いているけど、事件的には伊武雅刀さんの回とか。ボケたふりをしているときが迫真で、正気のときとのギャップがすごくて、ボケた振りができる作中のおじいさんがアカデミー賞ものというか。永井大さんはアレが地でしょ、って思っちゃったり。あの回は救いがなく、答えもなく、重たさが際立っていたなあ。

 

もともと謎解きモノに興味がないので話の筋を追いかけるより原作のとこを踏まえているんだろっていうのが気になったところもあったけど、いろいろオマージュがある中で笑ったのが十益病院が「とおますびょういん」とかね。お兄さんが出入りする社交場がちゃんとディオゲネスという名前なのはマイクロフト兄さんが好きなだけに嬉しくてニヤニヤしてました。今作のお兄様は変態でも変わり者でもなかったけれど、残酷なところがある人?みたいな匂わせはあったけど、誉兄弟については他人が語るだけで本人同士は特に、別に反目しあっている感じもなかったかしらん。それより高橋克典さんだったのもまたしっくりするなあと、惚れ惚れしちゃった。おディーンさまのお兄さんとなると難しいよ、綺麗で知的で風格ないと。

 

で、最終回の守谷。

アレが本物の守谷かどうかって話。

いやそれよりあの棒演技が演出上なんだろうけどびっくりしたわ。誰かの操り人形みたいな立ち位置のつもりの演技なのかな、それとも下手なのかなって。

守谷はきっとびっくりするような有名な俳優を据えてくると思っていただけに失礼ながら「あら知らん人!」って驚いた上であの棒演技なので困惑していて、脅しも陳腐と言うか、いやそんなんで東京都民そんなに怖がるかなって。

最近脱走騒ぎとか逃走騒ぎがリアルで続いてたけれど、たしかに脅かされるものもあるけれど、そこまでじゃない。

SHERLOCKのジムがほんっとうに怖い奴でアンドリュー・スコットが超うまかったから、あのモリアーティを知っていると全然?って感じ。これまで出た美人ゲストさんたちが祭り上げるほど恐怖を感じないと言うか。

ガイ・リッチー版のシャーロック・ホームズもモリアーティそんなに怖くなかったしな。誰?って感じだった。それより1作めのつよしさんのほうが怖かった。

だから守谷が偽物で、これから本物が出ます、って言うのだったらまあ本当にすごくやばい俳優を据えてくる…かなあ?って期待半分、来週のスペシャルはおディーンさまが出るかどうかわからんし、最終回も30分増やしてやった割には尺が余った感ハンパない回想シーンがあっていつの間に親友になってたんだこの二人!とキャッキャ言うてたけど若宮ちゃんと獅子雄はもうこれでいいからケリを付けるもよし、また続編をシリーズでやるもよしと穏やかな気持で来週に備えます。

 

つーか来週があるんだから「最後まで見た感想」とも言えないよな…

ツッコミどころはいっぱいあるけれど、特にムカつかないし楽しく見られました。

だってヴァイオリンをかっこよく弾いていてボールが当たるとかさ、おディーンさまになにすんねんって、爆笑しか起こらんわ。話の筋どうこうより、バディの顔の良さ佇まいの良さ、佐々木さんのチャラくて楽しそうな演技、あと守谷に夢中らしい女優さんの狂った演技を楽しむ作品だと思えばさあ。で、そう思ったら成功しているし、特に不満もない…来週も木南晴夏さんがゲストで出られるとのことで。超楽しみ。

 

 

SHERLOCK/シャーロック シーズン1 Vol.1(字幕版)

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  • 発売日: 2016/02/22
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム (吹替版)

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  • 発売日: 2013/11/26
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シャーロック・ホームズの冒険[完全版] DVD-SET1

シャーロック・ホームズの冒険[完全版] DVD-SET1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2010/07/23
  • メディア: DVD
 

 どのシャーロック・ホームズも好きなんだけど、謎解き自体にはまったく興味がないという…

 

あと、今回の獅子雄さんも言っていたけど、シャーロックは「退屈が嫌い」なのははっきりしていて、そこがとんがりすぎているのがSHERLOCKってイメージ。おディーンさまはわりと鳴りを潜めていた感じ。わりとまともなホームズだったよね。日本向けで非常にソフトな変な人で済んでいた。そこが良いのか良くないのかは知らんけど、突き抜けられないのは変に常識振りかざす視聴者が増えて作りづらくなっているからなんだろうな。別に退屈しのぎに麻薬をやっても、拳銃ぶっ放してもいいのにねえ、フィクションなんだから。

 

 

EMOTION the Best 名探偵ホームズ DVD-BOX

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おお、一番重要なの忘れていた。最推しの犬ホームズ。このホームズも変人さはちょっと薄いよね。広川さんが演じているのにおふざけが少ないのもね。

なによりもモリアーティ教授が間抜けなのでお話がえっらくマイルドになっているという…むしろ取り巻きが声がマスオさんなのでマスオさんがこんな悪い役をやっているってことに困惑して悪さが際立つという…

 

2019/12/29

スペシャルという名の総集編を見たんだけど。

過去に携わった人との接触はそれぞれあってもいいんだけど大友さんがニッコニコで若宮ちゃんに食事を振る舞っていたときは何が始まったのかよくわかんなかった。どんだけ仲良し…なごむ…こういう距離感が許されるドラマ嫌いじゃない。

岩ちゃんが丁寧に素敵に演技をしていることに非常に好感を持ち、3年後の岩ちゃんにどしたんと笑っていたらよく喋る鑑識に対して「また課長に戻れる」と早速泣きつく江藤さんが可愛くて、やっぱりこのドラマはくすぐりが好みだったなあ。

本当に続編があるのだとしたら楽しみです。モリアーティ謎だったしな…

#おっさんずラブinthesky 7話 感想 ネタバレあり #おっさんずラブ

 

6th FLIGHT 俺とお前の七日間

6th FLIGHT 俺とお前の七日間

  • 発売日: 2019/12/11
  • メディア: Prime Video
 

 ここから1週間経ちました。いま過去作を配信である程度安めの有料で見られるのってテレ朝チャンネルだけだっけ?よくわからん。

 

怜二は全然悪くなかったよね。板挟みで困ってる感じ、酔っ払って涙にくれるところもうちょっと掘り下げてほしかった気がする。歌声とダンスがさすがだった。来週も見られるみたいで嬉しい。春田との関係がこれ以上深くなる感じはなさげで惜しい…

相変わらず脇役が目立たないしなあ。脇は脇、って感じ。ちょいちょい面白いんだけど、今の面白かった!ってほどのインパクトが足らないという。

そして怜二が言うほど温かみのある職場にも見えないんだよね。仲は良いかもしれないけど、あのくらいならふつーだし。仕事がちゃんとできるようにも見えないんだけど。そういう感じの気の利いたエピソードを見てないと言うか。なにかあったっけ?1話のアレくらい?それに同僚のセクシュアリティを受け入れているのはいいけどさ、ひなちゃんにフラれた話をするのはあかんでしょ、ネコさん。ただのデリカシーのない中年だよあれじゃ。良い女優さん使ってるのに残念。もう毎週これ言ってる。

 

シノさんの成瀬に対するひどい言葉も「いいかげん諦めてくれ」って言うほどアプローチされた感覚がシノさんにはあるかなとか。もしかしたらされたのかもしれないけど、夜ご飯を誘う件だってシノさんが意図的に避けたわけではないし、視聴者は見てないしそういう空回っているのは見たけれど断ったのを見たことはない。あれだけ下手くそで可愛かったらシノさんのような人は軽くほだされるよね。その線を見せずに春田→成瀬を察して成瀬に冷たく振る舞うにしても「いいかげん」ってうんざりした調子を見せるほどなにかやった?って。いいかげんって言葉は、しつこくしつこくアプローチされて初めて口から出ると思うのだけど。

怜二が酔っ払って口にしたことから察するにしてはそこ察しが良すぎるし。お話のために察した感じがすごい。

 

怜二が言うほど悪い人ではないのも説明的と言うか、上層部とのやり取りを実際見せるわけじゃないからどれだけ上層部の要求が大きいのかも怜二がそれを辛く思うかも伝わってこないし、6話からの登場で見せてきた態度からの執行役員という正体から、酔っ払ってごめんねって謝るのも本心なんだろうけどそれが本心なのだと判るほど怜二の本性は明かされていないしなあ。可愛かったってだけやんあれじゃ。

 

このシリーズになってどこかしらある、視聴者は知らないしセリフにはあるけど伝わってこない感じが気になる。作り方が甘いと言うか。前のシリーズでもあったかもしれないけれど、整合性をつきつめるための検証、話し合い、シナリオを埋めるアドリブが今回は綿密ではないのかも。なんでこのキャラクターはこのセリフを言うのか、こんな態度なのか。もちろん俳優さんはきちんと演技されているけれど、それにも限界があるような強引なキャラ付け、展開。粗があるというか。

 

わりと意外性のない展開で一番驚いたのは暴力クレーマーが今野だったことじゃないかしらん。今野、私にとっては「まんぷく」のスパイ従業員以来という…爪痕残すわあ

 

あと先週に引き続き田中さんの表情の演技にぐっと来ました。うまいな!

 

成瀬かわいいシノさんかわいそう成瀬かわいいシノさんかわいそうって中で春田の表情すげえな!って。

 

むさしの引退よりシノさんが寮を出ていったほうが衝撃的で今後の成り行きもな…

 

まさかのむさしエンディングだったらどうする?

 

ないな。うん、ないない。

 

それより春田誰とも結ばれないエンドのほうが濃厚じゃんね。成瀬転びそうにないし。シノさんのほうがほだされそう。

そしてむさしの引退がええ話になってええ話エンドになりそう。

それ視聴者が求める流れとはちがうけど、でもそういうことしそうじゃん、このドラマのスタッフ。

 

最後までちゃんと見てから文句も称賛も言おうねえ。それにしても粗が目立ったらその辺が気になって物語にはそんなにハマらないんだけども。

 

 

土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ -in the sky-」公式ブック

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今度はまた文春だ。

いまの調子だったら買わないなー。

 

後番組は絶対見ます。浜辺美波さんの顔が好き、ヤスケンが出る、それだけで十分見る価値ある。