しっかりしたSF作品だと評判は聞いていたけどここまでとは。
いまアニメ12話見ていたんだけど素晴らしいSFアニメだわ…SFミステリとして出来がよすぎる。様々な謎とサスペンスを最後まで引っ張っていったのがすごいわ。
ジャンプの漫画なのに変に続かせないで10巻以内で終わらせたのも偉業だけどお話がもう…これがエンタメにあるべき構成力、伏線、必要なところに存在する容赦のない展開。
ただのサバイバルモノかと思ったけど歴史改変モノとディストピアものとクローンネタにミステリとコメディと青春が混ざってこれだけに仕上がるとかもはや奇跡…好物のてんこ盛りで最後までまーったく飽きることなく楽しめました。
絶体絶命ってときに起死回生の手段が必ずあるのだけど、さほど無理がない、ご都合主義っぽさが薄いと言うか。アストラ号があった時点ですでにご都合展開だけどな、幸運で片付けたほうが面白いってことで。
気に入った箇所はたくさんあるんだけど、アニメはやっぱり声優さんの演技が良かったな…細谷佳正さんいいよね…まとめ役の声にぴったり。
でもこれを見ていたら思い出したのが大好きなSF小説「火星の人」、映画にもなって邦題がなんでそれって「オデッセイ」
このサバイバルに比べたらそばに多人数でわちゃわちゃ、緩急あるけど絶望感はまだましのアニメのほうがエンタメっぽいけど、どちらにも共通しているのがユーモアの存在。
やっぱり笑いがないとしんどいものね。
面白かったので原作の方も読みたいですわ。