夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「彼女の私生活」(韓国ドラマ) ネタバレあり

また趣味を疑う配色のジャケットですことー(でもだんだん慣れてきた)

彼女の私生活 DVD-BOX1

彼女の私生活 DVD-BOX1

  • パク・ミニョン
Amazon

ソン・ドクミ(パク・ミニョン)は仕事中毒と言われるほど仕事を完璧にこなす、美術館の主席学芸員
しかし、プライベートでは熱狂的なアイドルオタクで、仕事を終えるとカメラ片手にオタク活動に励んでいた。
そんなある日、美術館館長であるオム・ソヘ(キム・ソニョン)の裏金問題が発覚し、美術館には新しい館長の就任が決まる。
その新館長こそ、海外のオークション会場で競合相手として最悪な出会い方をしたライアン・ゴールド(キム・ジェウク)だった!
一方、新館長になったライアンは、意見が合わないドクミに解雇を言い渡す。
しかし、ドクミがいなくなった美術館は、仕事が回らずミスが多発する。
苦渋の決断の末、ドクミに戻ってくるよう説得に行くライアンだが…。

ちょっとあらすじの後半が端折りすぎな気もする。誤解があっての解雇だからな。

本当は全部見終わってから感想を、と思っていたんだけど思いの外キュン案件だったのでなにか書かずにおられず。パク・ミニョンさんのコメディエンヌぶりが可愛く、キム・ジェウクさんが一挙手一投足見逃せないほど美しいので(女装も美しい)ありえねーハプニング等で二人がそんな気なくても起こってしまうあれやこれやで見ていてニヤニヤがとまりませんの!

 

やはりラブコメは心にいい。バタバタしてしんどかったのが一気に吹っ飛びました。

 

パク・ミニョンさん演じるソン・ドクミがドルヲタでも覆面でインフルエンサーとして幅を利かせていて、向こうのドルヲタって自分が撮ったアイドルの画像を会員制SNS(オンラインサロンみたいなの?)で公開できるのか、そこで存在感を発揮してるらしい。アイドル本人からもありがたがられているとか。んな馬鹿な、と日本に住んでいろんなファン活動の酸いも甘いも傍観している私は思うのだけど。日本だったら訴えられるし同じファンからめちゃくちゃ圧を受けるんじゃない。足を引っ張り合うの好きだもんね。

ただし「ヤラカシ」とか日本でも見る存在もいて、かなり悪質でストーカーのような描かれ方をされています。ドラマの脚色だろうけどやることが犯罪もいいとこ。

まあそれが過剰でもない気もするし、いい大人がドルヲタ活動することが白い目で見られるというのも、環境によってはあり得るかもしれないので、わりと現実的かもしれないね。特に上司がドルヲタを毛嫌いしていたらとかいろいろ条件が重なってるしな

まーなにより、お相手の館長、ライアン・ゴールドがクールなようで素直で誠実で性格がいいのよね!!わりと天然でドクミと親友の関係を秘めたレズビアンと勘違いして誠実に尊重しようとするところもよし。芸術家で秘めたゲイにもまっとうな対応をするのもよし。アライさんだ!と惚れ惚れする上に、中の人がめっちゃ色っぽいのでもう大変。

 

徐々にお互い惹かれていっているのがそこかしこで匂わせているのですが、それが二人の表情やアイテムなどの演出なのも良いです。わかるの見てる人だけ!

5話のラストでライアンがドクミの秘密に気づいたシーンが面白くて、確信を得るために仕掛けを行ったときちょっと悪い顔をするんだけど6話の冒頭で朝出くわしたときにドクミの笑顔が可愛いからついとろけるほど微笑んでまうライアンがかなり好きです。たまらん!って仕草してましたよね!ライアンちょいちょい人として可愛い。めちゃめちゃ美男なのに。

 

敵ポジションの元館長が性根は悪いけどやることおバカでちょっと憎めないのを、私が大好きな女優さんが演じていてそこも注目。出るたびに嬉しい。パワハラババアなのに。

 

あと10話あるのにそれよりもっと見ていたい気持ちになっているんですが、どうなるんですかね。ひさびさに私、韓国ドラマでワクワクしております。もっと見たいっすね、韓国ドラマ。

 

共感性羞恥がかなりひどくてキャーキャー言いながら6話の終わりまで見てぶっ倒れそうになったのだけど、7話の出だしで理由がわかって「ちぇっ」とか言ってる私のツイート↓

 

7話を数時間かけて見終わりました。共感性羞恥がひどくて、悲鳴を上げたり布団の隙間から見ながらしんどくなると一時停止してる…付き合うお婿は「ホラー映画を見ている人みたいにラブコメを見る」と笑っていますが。

今日のつぶやきはスレ化しているのですがダイジェスト?だけ。

キム・ジェウクさんは思った以上に逸材ですね!!!

8話、7話の終わりで自分の気持ちをはっきり自覚したドクミに対して明言はないものの目や表情や態度がめっちゃ好意であふれてる館長という、視聴者と噛ませ犬たちにしかわからんやつが繰り出され、私は呼吸困難ですよ

7話の終わりから8話の始めにかけてがとんでもねー妄想だったのが「ですよね」とも思うけど演者さんはそんな妄想に付き合ってちゃんと演技しているからあれやこれやをやってるんですよ!

ドクミへの好意がだだ漏れのライアンがキラキラしているあまりにわしのつぶやきの知能指数の低さも絶好調ですよ。

8話の終わりで一旦振られたライアン館長、ここからどう動くか。

はー、たまらん。ラブコメよ今夜もありがとう。

2021/11/28

すごく時間をかけて9話を見終わりました。

気持ちの上げ下げが多くて大変だったけどひとまず良かったし大人の恋愛って感じでいいですなあ。

ドクミの中のラテのイメージがオバちゃんなのが可笑しかった。ライアンいつまで黙ってるんだろ??オタクでも全然応援できる、好きという人ってそんなに少ないのかな。うちのお婿は一緒に楽しんでくれるけど確かに元カレたちは私のそういうところに興味がなかった。が、否定もしなかった。知り合いの知り合いの話で、夫がアイドルの某氏を嫌って妻にファンをやめろと迫ったのでファンを辞めますってエピソードがあって、他人事ながらなんだか腹がたったもんだった。好きの気持ちまで干渉すんなっての。

そういうことを思い出しながらも、今日もキャッキャ云うております。1話に何時間かけとんじゃ。

10話のライアンは幸せそうでずっと見ていたいな。ずっと可愛かった。ドクミも可愛いのよね、パク・ミニョンさんはちょっとした表情の変化がすごくうまい。

10話はずっとめろっめろに甘いので、糖度の高い関係性を見たかったらこの回だな、これからは知らんけど、そこまで悲しいことはなさそう

 

わりと急展開でライアンの過去の方へ迫っていきますが、主人公二人の過去や関係性がパク・ミニョンさんの他のドラマの「キム秘書はいったいなぜ?」にちょっと似てる。相手役のキャラクターに大きな違いがあるけど、トラウマ持ち、お金持ってる、過去に出会ってる、過去の救済、そして付き合いだしたらめっちゃいちゃいちゃしてる。でもそこがいいんだよ!!!てんこ盛りで!!あとどちらも嫌な展開にならないのもいいな。そしてちゃんと仕事してる。

周りのキャラクターも魅力があるしな。シンディがおバカなストーカーで終わらなくて本当に良かった。すごく可愛くて魅力がある。

 

16話まで見終わりました。

随所にもう砂どころじゃなくて魂抜けるほどあまーい展開あり、大人の二人だから大人のイチャイチャもあり、ライアンの過去とドクミの過去の切ないエピソードもあり、でも二人が大人だから丸く収まるのが素晴らしい。

 

ライアンの性格がかなり良いんですね。韓国ドラマに出てくるキャラクターって人の手本になりそうな造形をしている主人公とかちょいちょいいるけど今回もそう。親が愛情かけて丁寧に育てた子どもがそのまま大きくなった感じの人。見ていて安心するし、窮地に追い込まれたらまっさきに応援したくなる。

ドクミも性格がいいけどちょっと気が強いしはっきりものを言う。そこが魅力。

この作品は暗い過去があるかもしれないけど全員傾向として陽キャで良かったなー

 

ウンギとダインがくっつかなかったのもいいですね。良い友達で終わる関係で。振られた者同士とか嫌だもの。

まーライアンの中の人が歯の浮くようなセリフが綺麗に似合うし、言ってもおかしくない雰囲気をしていて、ずっとドキドキとワクワクが止まりませんでした。

 

めずらしく「こんな夫がほしい」とつぶやいてしまいました。16話は見ながら洗濯物を干していたんですけどね。それを言うとお婿が一緒に洗濯物を干していたんですけど、ニコニコしながら「俺じゃだめか」っていうので「私にはもったいないですよ」とは言っておきました。

そうか、ライアンはアメリカ育ちだから言うことが直球なのか。

お婿もラテン系の人に囲まれて育ったので割と直球のことを言うけれど、共感性羞恥は自分に言われるぶんはまったく恥ずかしくないので面白いなとこの度気づきました。他人が言われているのを見ると、ときめきが5倍くらい。隣の芝生は青く見えるのと似てるのかもしれない(ちがうか)

 

だから配偶者がいる人、彼氏で十分満足している人もにもやはりラブコメは心に良いのかも。推しと彼氏両方愛せるような感じ?ドクミもそうでしたね。

ドクミはドルヲタとしても美味しかったなー。私は「うたの☆プリンスさまっ」が大好きなので、そこで置き換えると羨ましい事態ですよ。

 

そこそこのスパイスはあるけど変な波風は立たず、事件も過剰にドラマチックではない。ドラマチックなのは主人公二人の関係性だけというのもよかった。じっくり堪能できました。キム・ジェウクさんもパク・ミニョンさんも見るに堪える美しさでさー。演技もうまいし、満足納得。脇役もみんな魅力的でした。

 

よし、もう1周しよう!

 

追記。Amazonプライムビデオとネトフリでは字幕に若干違いがあります。ネトフリの字幕は「愛の不時着」も担当された方なので、このたびのサブスク解禁に際しオリジナルで字幕を用意したのかしら。なぜだかはわからないですが、Amazonプライムビデオではライアンの一人称が「俺」でネトフリでは「僕」、ライアンの呼ばれ方がAmazonでは「獅子」、ネトフリでは「ライオン」という違いが目立つかな。

どっちがいいかは人それぞれでしょうが、私にはライアンの一人称は「僕」がわりとしっくりします。「俺」だと粗野さが含まれる。ライアンというかキム・ジェウクさんの上品さと清潔さは「僕」のほうが似合う気がする。「私」でもよかったかも。でも「獅子」は、韓国語で「獅子」と呼んでいたので「獅子」のほうがしっくりする。

ちょっとした字幕の違いで印象が変わるのでどちらも見るといいかもね。

ライアン・ゴールドに出会えてよかったなあ。まだしばらく見ると思います。