夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

おっさんずラブ 1話 感想(ネタバレ含む、7話まで視聴済み)

 テレ朝動画で全話持っているうちに1話からじっくり見直そう。

 1話がリアルタイムで放送されたとき、Twitterのトレンドワードで「おっさんずラブ」があがって、その前に友達の家でTVガイドを見ていたので「あー、あれか」とチェックしたらいろんなツイートから「巨根」「巨根」「巨根」て。巨根だらけで。林遣都氏演じる美男が「巨根じゃだめですか」と入浴中の男性に迫ってチューしたらしい、というのはわかった。

なんだそりゃ!って笑いながらも2週目も3週目もリアルタイムはチェックしておらず、トレンドワードでその面白さを知って、慌てて翌日のAbemaTVで見逃し配信をチェックてからの、4話からのリアルタイム視聴組。その頃は本当、毎話ゲラゲラ笑っているだけだったのになあ…

 

主な登場人物には肩書と名前と年齢が付記されるのって親切なときの大河ドラマみたいよね。

 

まず天空不動産の面々が紹介され、仕事している風のはるたんが成績ドベなのがわかる、からの、合コン。

おそらく数合わせで本社組から参加した牧くんとの初対面。合コンの相手のモブ女子たちの地雷を踏んだあと牧くんに爽やかな笑顔を決められて立場ない感じのまま挨拶するのだけど。この合コン会場には大きな水槽があって背景には小さなサメも泳いでいるという。都会ってすごいなあ。見つめ合うお二人をその水槽越しに撮るという構図。ディカプの映画に似てると言われていますが流れは違うような。でもこちらも溺れる今後を暗示する感じでね。またはるたんを見つめる牧くんがきれーなんだ…

そしてグッピー?つまり淡水魚が泳いでいるから同じ場所じゃない雰囲気のいい場所で結婚記念日30周年を祝っている黒澤武蔵部長と妻の蝶子さん。気の利いたところが選べる部長。その割に後にキリストンカフェ東京を「居酒屋」と表現しちゃう部長。

マロにひどい紹介をされ、反応が滑り、女子モブからアンガールズ田中さんもかくやといわんばかりにドン引きされるはるたんのモノローグ

「こうしていじられながらも合コンに参加するのはいつか運命の恋に巡り会えると信じているからだ」

 

はい!お隣りにいますよ!!!!

 

これ前に2回めにちゃんと見たときにブログで書いたけれど、牧春牧エンドかとここで匂わせていましたね。最初からじゃん!って。

 

結婚30周年でも幸せそうな蝶子さんにちょっとだけ不穏な表情を見せるむさし…

からの、悪酔いして2次会に行こうとするも歩行困難になり牧くんに抱きつくはるたんというか、はるたんを介抱するため駆け寄る牧くん。

「ありゃあモテないわ」って云った瞬間はまさかあんなことになるとは思わなかったんだろうな。そしてさりげなく合コンから抜ける牧くん。お疲れ様でした。お察しします。

 

朝っぱらから声のキーが高くテンションの高い激しい親子喧嘩からのバスでの痴漢冤罪からの、ストーキングしていた乗り合わせたむさしから助けられ、急ブレーキでラッキースケベじゃなかったラッキーハグを食らったむさしがスマホを落とし、はるたんが拾うとその待受には自分のすがたが。この顔可愛かったな。

 

その後の朝礼?で自分へのクレームをはるたんのせいにするマロと険悪になり、若手をかばうまいまいを含めて理不尽な気持ちを味わっているときにむさしに電話が。

そしてこれ以上ないくらいの気合の入った演出で異動してきた牧くんが現れます。

ここでのカメラってはるたん視線での牧くんで、昨日会ったときの姿などが思い起こされ、視線に気づいた牧くんが軽く会釈するのが感じ良くて可愛いの。これ今後何度かはるたんが思い出す牧くんなので大事。で、このときのはるたんのあからさまに嬉しそうな表情よ。なに、どっちがノンケかわからない反応しているよこの人。

 

そして自己紹介からの「天空不動産・営業部 牧凌太(25)」ここでこの物語に深く入ってきますよとわからせるの素敵。水玉シャツかわいい。優雅な笑顔、余裕を感じます。こんな人が異動で入ってきたら私の恋も始まるわん!

最初から親しげなはるたんにちょっと「馴れ馴れしいぞ!」って表情になっているあたりが最初はそんなに印象良くなかったんだろうな。前の日の酔いつぶれっぷりといい、好意があるのははるたんの方が最初は強かったんだな…

 

むさしに促されてむさしのPCから春のキャンペーンの資料を牧くんに提供しようとして「Spring」のフォルダを開けるとそこには自分の姿の隠し撮りが。驚きのあまりデスクの上のミネラルウォーターをこぼしてしまう。むさし開けっ放しだったのかよ。

あふれる水とあふれるむさしの思いがシンクロしているんですかね。そうでしょうね。はるたんが困惑しつつもお手洗いで御用を足しているとそこへ迫ってくるむさし。「勇気を持って一歩前進」という壁のメッセージがまたむさしの動きにシンクロしていてね。この演出面白いけどひどい。

見た、見てないの押し問答からのタイトルバック。

「神様、僕が希望していた運命の恋とは少しテイストが違うような気がします」

 

牧くんにポスティングを教えるはるたん。言い方に愛嬌があるがあるよな。

ここで管理人のおばちゃんに巨体の女性との見合いを勧められ、巨乳好きをアピール、辟易気味に自分の方へ視線を落とす牧くん。どこ見た?

街を歩くはるたんが様々な人から声をかけられているのを見て、地元に根ざした営業を知る牧くん。はるたんの良さをここで知ります。誰彼なく感じよく応対する人ってポイント高いよね。もともとコミュ力がそんなに高そうでなかった牧くんには魅力的に映るであろう…

そこで褒めていると主任からマロヘルプのコールが。今だから思うんだけど、牧くんがはるたんと二人で、二人で!営業に出ていることに軽く危惧したんじゃない?熟練のゲイの危険な予感、勘の鋭さは4話5話で折り紙つき。で、離しにかかったんじゃない?

 

顧客あいてにゆとり対応してキレさせたマロのフォローをしたあと、社員が退勤して空になった会社に戻り、日誌を見るといままでなかったのにむさしからのあっついコメントが。きれいな字で。他の人にはない、と確認すると間接照明がいきなりついて、目の前にむさしが!!!マジホラー…

「いつも定時には帰る部長が」

良い上司の鏡っぷりがここにも。上司が率先して定時に帰ると部下も帰りやすいのでおすすめです。ホワイト企業では定時に帰れる=有能だし。

フリスクを食べる、上着を脱ぐ、スタンバイオッケーなむさし。なんのスタンバイか、想像しただけで震える。そして舞台俳優独特の腹の底から出すでかい声ではるたんを呼ぶ。反響がすごい。狼狽して逃げるはるたんにエレベーターの戸口まで迫る。マジホラー。

からのLINEで「襟にクリーニングのタグが付いてるお 黒澤」どこまでが作為なのかこの頃からわかりにくいが徒にはるたんを怖がらせるとか。

同性の上司がもしかしたら自分のことを、というのがイコール恐怖であるというのが、むさしからしたら可哀想な反応なのだけど、本来ノンケの反応であったらあまり珍しくもないか。上司だけに、下手に拒めないし。

 

むしゃくしゃしたまま家に変えると母の出奔。ここの「ATARU君」、先日「荒川アンダーザブリッジ」DVDをレンタルショップで探していて、「ATARU」を見つけて「あ!」って言ってしまいました。でも元ネタこれじゃないらしい。

母が出ていってしまってトイレの紙、洗剤がわからない(そしてタオルで拭いたらしいよ…ないわ…)、食材もないので馴染みの居酒屋「わんだほう」へ。愛すべき幼馴染兄妹ここで登場。

ここの「帰れ」はアドリブだろうな。大島さんらしい言い回し。だーりおちゃんの笑い方がちずちゃんじゃなくて素で面白がっている。

ここで軽口で「俺と結婚してみるぅ?」と言うけど「家事が増えるから無理」という掛け合い。兄妹っぽいけど兄妹じゃない雰囲気がありつつも、まだ軽口なのよね。はるたんはいつだって軽口なんだろうけど。

コンビニのお弁当らしきものをはるたんが買って帰っているとそこで仕事帰りの牧くんと出くわす。お互いいい笑顔。はるたんから与えられた仕事をこなしていて遅くなったと知って牧くんの真面目ぶりをつっこむはるたん。ここの言い回し、あとで出るので覚えておくように。

ここで牧くんが自炊で唐揚げを作られるスキルを持っていると知るはるたん。そうよね、一人暮らしで揚げ物をやるってよほどよね。私は二人暮らしですが揚げ物はしません。油がもったいないし、太るし。

本社勤めのころは実家から通っていたがいまはウィークリーマンションに住んでいるという牧くんに軽い気持ちでルームシェアをしようと誘うのを「唐揚げ目当てですか?」って尋ねるところがまたもう、いい笑顔。そしてはるたんがクソダサい私服の中でも、黒でごまかし、もともとのスタイルの良さでなに着てもおしゃれに見えるので牧くんにダサさを悟られなかったのも重要なポイントではないでしょうか。気付いた頃にはもう恋に落ちていたからダサさは気になりつつもある程度許容できる状態になっていたのでは。初見からダサいとがっかりだもんねえ。問題は中身だろうけど。

ここで自分がルームシェアを誘ったことが今後の人生を大きく揺るがせることになるとは思ってもいなかったというモノローグをするけれど、結婚後の回想のつもりなのかしらん。7話の時点での回想なのかしらん。割と「神の視点」というか、終わりまで知っている人の視点なのよね。6話のころにここを見返して自分の人生を揺るがせるって云っている時点であら、牧くんとのエンディング大アリ?って思ったものであった。しかし結婚まで行くとは思っていなかったからなあ…イコール結婚するきっかけとかね、はるたんのこの気軽なお誘い、グッジョブやで…

 

誘われるままに引っ越してきた牧くんの家事スキルとはるたんのダメ人間ぶりがほんの少しのシーンでわかるくだり、ふたりとも楽しそう。幸せな同居生活の幕開けにあのカーディガンを着ているの、始まりも終わりもあのカーディガンって…

早速唐揚げを作ってもらって子供のようにはしゃぐはるたんの向かいで箸使い、マナーのよい牧くん、いいところで育ったんだなという雰囲気がよくわかる。

いや実際、肘をついて食べる人の多いこと。

私は食事のマナーのすっごくうるさい親に育てられたので、テーブルマナーは一通り身につけているしうちのお婿さんもそうなのだけど、職場の同僚のそのへんの悪さ、90%くらいが肘をつくし、箸の持ち方がおかしいです。ひとり、やはり厳しい家庭に育った子はちゃんとしている。だからご飯を食べているシーンを見るとそのへんが気になるのだけど。そして演じる林遣都氏はその役柄で食事のマナーが違うらしいので(実際、Replay & Destroyではもうちょっとくだけた食べ方だった)そこからか!と慄くという。田中圭さんもそんな感じなのでできた俳優さんだなと。子供っぽい箸の持ち方、茶碗の持ち方。ギリギリのところでかわいい。あと牧くんの実家ではもうすこしちゃんとしているので、その辺お母さんに厳しく言われているんだろうなというのが伺えます。そういう細かいバックボーンを食事の仕草で匂わせるの、素晴らしい。

主菜と副菜と御御御付けとデザートを出すのって本当に偉いよな…私もそこまで作ることが多いけれど。

 

お昼ご飯も一緒にテーブルを囲むのが普通になっているお二人、エロもすごいらしいから(本当にすごいらしいね…)VRを買おうと牧くんに誘うも、乗らない牧くんの「そっちかい」でずいぶん親密になったのが伺えます。「そっちかい」「いらない」とちょっとタメ口になっているの。

そこをバケットサンドをmgmgしながらブラインド越しに見つめるむさしと目が合うはるたん…疑惑が消えず、硬い表情で目をそらします。このときのむさしの目つき最高…

 

むさしが奥さんと仲良く休日デートを楽しんでいたのを見かけたまいまいの話を聞いて奥さんがいることを改めて気付いてあからさまに喜んでホッとするはるたん。各所で言われていますが、「そこそこの美人」と大塚寧々さんを表現するまいまいのルサンチマン、いいと思う。あの顔でアラフィフで家には田辺誠一さんがいるんだぞ。そこそこじゃないだろとツッコミ入れてしまう。

安心したのもつかの間、日誌でむさしからの呼び出しを食らうはるたん。

カップルばかりで日本のブルックリン橋みたいな感じのところでバラの花束を抱えているむさしを見つけます。蝶子さんに挙げたのよりすごく大きな花束。2万円くらいするんじゃない…?

仕事の話をしているのにおもむろに「好きです」と雄々しい声で言っちゃうところから笑える…背景は凄まじいハート。

むさしの声があまりにでかくて音が割れているのすごい。修正も撮り直しもしなかったのがむしろいい。

困惑して泣きが入るはるたんに結婚して妻がいるけどちゃんとするからと薔薇の花束を押し付け「ありがとう!」と叫び、踵を返して女子高生ばりのルンルンのフットワークで立ち去るむさし、困惑しっぱなしのはるたん、破壊力ある…

 

そのバラの花を抱えたままわんだほうで自分の身に起こったことを伝えると満面の笑みで「やったじゃーん」と祝福するちずちゃん。

「好きになるのに男も女も関係ない」

「いや、あるだろ」

「なにその部長さん嫌いなの?」

って、さすがストレート・アライからの荒井ちずちゃん、偏見ゼロの見解でむさしを応援するとかまで言っちゃう。相手はおっさんだ、ということに抵抗を見せるはるたん。この作品で「おっさん」と呼ばれるのむさしだけなのよね。だけど「おっさんずラブ」のおっさんは一応はるたんも含まれるという。

そこから悪酔いしたはるたんを送ってきたちずちゃんと牧くん初対面。

「好きでもない人に迫られて困っている」と教えられる、ここ2話で重要になってくるので憶えておくように!

酔っ払ったはるたんから後にキーホルダーになる虎の巻をプレゼントされる牧くん。ここで完全に?たぶん落ちましたね。背筋チラ見せでね。うつ伏せで寝てましたね。ここのノートを見る牧くんの表情、とても綺麗です。

 

本編見ていてはるたんが一番出勤が遅いのが気になっていたんだけどここでも遅い。そして待ち構えていて険悪な雰囲気の中、牧くんが心配そうに声をかけてきます。

はるたんの凡ミスで仕事がえらいことに。そこで声を上げる主任。ここで怒鳴る上司は、気持ちはわかるけど駄目よ…そしてネチネチ叩くマロ。この頃のマロ嫌な奴だったな…って。相手を気遣えないヤツでした。でも周りにいい人が多いから知らず影響を受けていくんだな。マロの言い方に牧くんがイラッとしてなにかを言おうとした矢先、むさしが現れて励ましとフォローをする、理想の上司のあるべき姿。むさしのテキパキとした采配のおかげで全員が行動に移すのだけど、そこではるたんとむさしが二人きりになったと気づく。そこが狙ってのことかわからないものの、「あとはひとりでやる」と言うと、おやつをもらえないわんこのような顔をして立ち去るむさし…傷つけたとわかると自分を責めるのはるたんのいいところです。

 

自分で修正したチラシ?を提げて住宅展示場へ駆けつけるはるたん。テンパった牧くんからだんどりぐちゃぐちゃできぐるみを着せられたところでテンションsageまくりのマロにキレかかっている主任、そこを仲裁に入るまいまいにはるたんのフォローをしっかり入れてその場の雰囲気を盛り上げるむさし、ルンルンでいるところで構造物(わりとチープなやつ)が彼を襲う!のをはるたんが気付いて飛び込み、昏倒。牧くん驚愕してはるたんにのしかかる構造物を押し付けながら武川主任を呼びます。ここもわりと大事だと思うので憶えておくように!

 

病院へ運び込まれて取り乱す乙女部長の渾身の「なんてこった!」牧くんも内心穏やかではない様子。たぶん主任に電話をしていたんだと思うけど、連絡帳の名前が政宗なのか武川政宗なのかが気になるところ。多分フルネームだろうけど。

そこで看護師さんが「まだ若いのにね」「かわいそうに」と同情たっぷりに言い合っているの、あとあと面白い。医者の「できることはやりました」も、救いようのない脳年齢に対して云った感強い。

狼狽した牧くんが駆け込んだら無傷のはるたんが。

オチが脳年齢85歳と知って(うちのリアル85歳でも脳年齢ずいぶん若いぞ)逆ギレする牧くん。ここで思い知ったんしょうね。あまりの取り乱しっぷりにはるたんも素直に謝罪します。はるたんのいいところってこういうところで相手が誰でも素直に謝れるとこよなー

同じく駆け込んできたむさしの様子のおかしさに気づきつつ、はるたんがむさしの体面を慮って牧くんに出てもらうように言う、意外に気配りができる人なのよね。

で、泣き崩れるむさしの頭をついついなでてなだめるんだけど、このときのむさしの表情がマジで乙女…むさしの恋心を慮って頭をなでつつも「あれ?」って。この瞬間ちょっとむさしにほだされているの罪。

 

家ではるたんがシャワーを浴びている間、居間で物憂げな牧くんが不意にはるたんの営業日誌を読み(どこでその勘が働いたんだろう…)、そこに書き込まれたむさしからのメッセージで察した牧くん、急に眼光が鋭くなります。いや、リアルで眼光が鋭くなった演技ができるの素晴らしい。このあたり、一切セリフがないのに牧くんの考えていることがわりと手に取るようにわかるのがすごい。自分がはるたんに恋してしまったこと、ちずちゃんが前に行っていた「好きでもない人に言い寄られている」相手が自分の上司らしいと気付いたこと、そして日誌を見たことで火がついたこと、全部数十秒の無言の演技でわからせるのすごい…カメラやBGMの演出も効いているけれど、林遣都氏の演技すごい。謎のいい体チラ見せしているはるたんをよそにすごく濃い演技をしている…

そこからのむさしのセンスのいい家で土下座しながら離婚を切り出し、「女がいるの?」と蝶子さん。答えられないで謝るむさし。ここからなかなか言えないのよね。

 

バスタオルを忘れちったと牧くんに頼むダメ人間のはるたん。ここでバスタオルを頼まれなかったらどうなっていたんだろう…扉を開いてしまったのははるたんよな(タイトル回収)。そして扉を開いた牧くんがちょい目線下からの壁ドン。理性の箍が外れた牧くんの堪えきれない「好きだ」。ここで「好きです」じゃなくて「好きだ」ってあたりが本気の匂いよ。「春田さんが巨乳好きなのは知っていますでも」ここから「巨根じゃ駄目ですか」まででずいぶん濡れ方が違うのでテイクが違うのだろう…という冷静な視線はさておいて、水も滴るいい男ってこういうのを言うんだなって…

「巨根じゃ駄目ですか」と言われて困惑気味ながら下半身方向へ目を向けるはるたん、おもしろい。そこの隙きを突いて唇を奪う牧くん。怒鳴りながら突き飛ばしちゃうはるたん、(おそらく自分のやってしまったことに気付いて)呆然とする牧くん。

 

ドラマが始まりましたなー…

 

1話って掴みだから衝撃的なシーンがてんこ盛りなんだけど、出オチみたいなすごいシーンを単に笑わせたりびっくりさせるでは終わらない感じが、演技力のある俳優さんたちならではのような。牧くんが恋に落ちるのが早い(期間的には本当に早い)のも運命だからな!と思えば不自然でもなく。ここではまだ「ヒロイン」むさしのテンションが高くて熱い恋の成り行きが気になるところで、「ライバル」牧くんが噛ませなのか匂わせる感じ、キスしたから一歩リードという感じだけれどもだ。

 

まー、1話だけ見たら牧くんが物語の切なさを一手に引き受けて視聴者を情緒不安定にさせるとは思わないよね…

 

エピソード全部追いかけていたらえらく時間を食うから2話からは好きなポイントを中心に見ていこう。たぶん牧くん中心…