さすがクリストファー・ノーラン…長かった…
干ばつと植物不足で滅亡の危機にあり、世界の人達の生きる価値観も方向性も変質してしまった社会の中で、元宇宙飛行士の主人公は農場主として子供二人と父親と生活をしていたが、世界を救うヒントが宇宙にあると気づいて子供を残し、宇宙に飛び立つ(まで1時間以上あったような気がする…)そして生き延びるにはなかなかありえない九死に一生の得方をして…
というあらすじで、相対性理論とかワームホールとかなんやかんやのSF要素が相まって奇跡が起こるのだけど、好みの要素、好みの展開で、長い割にはじっくりと楽しめました。まー、あの方が超サイテー!!!
SFってご都合主義がうまくハマるんだな、って改めてわかりました。マシュー・マコノヒーってうまい。お父さんとして宇宙飛行士として知的で温かみのあるキャラクターを演じていました。でも同じような顔して悪役もできそうだからやってほしい。そして周りを固めている俳優女優も皆さんお上手。
私、マイケル・ケインの死に様を何度も見てるなあと思いました。
このブログに取り上げたかどうか忘れたけれど、トム・クルーズの映画「オブリビオン」にはまーったくハマらなかったけれど、こちらは面白かったな。なにが違うんだろう。トム・クルーズ?(そんなにきらいじゃないよ)
1回見ただけでお話の意味は大体わかったんだけど、もう1回見たいと思うほどにいいSFでした。インセプションも好きだし、作風が好みなんでしょうね。
でも宇宙船が航行するところのカメラワークがたぶんわざとなんだろうけど使いまわしかっつーくらい同じ構図で日本のアニメ(いわゆるひとつのバンク)を見ているみたいだった…