夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

月曜BLトーク 天官賜福 貮 7話 人渣反派自救系統分冊版15 ハーフライン37話 おっさんずラブーリターンズー7話 感想

昨日大河ドラマにぼんやりし過ぎてその日中に書けず…!

 

天官賜福 貮 7話

花城と殿下の駆け落ち(?)からの過去の永安国で何があったか千秋目線での話が語られ、そこまで大事になっていくのが花城版縮地千里でしたね。


風信と慕情が嫌なハズレを引くのに対し、花城にたどり着くにはどの目を出せばいいの?からの殺し文句に対し、殿下が微笑んで受け止めるのいいよね!!!トゥンクやないんや、もう受け止めるんやと。


その前の加害者は自分なのにとちょっと怒る花城の切なげな目つきも良かったです。ああこういう表情で言っていたんだなーと解像度が上がる今回。


正直永安国のゴタゴタはわりとどうでもいいのですが、殿下が一人で泥をかぶるし、自分のいいところだけを見るなというセリフは花城にも言いたいようで(花城は全て知ってるんだけどな!な?)いい人扱いされるのは自己評価が超絶低い殿下には息苦しいというのもチラッと垣間見えました。


さーて、今週の「さはん」は?

15話感想


身バレをする師尊と尚清華のメタ発言の応酬、ファンから原作者への痛烈なツッコミ、尚清華からの「きゅうりくん(IDは強烈な下ネタです)」呼びとテンポの良いコメディ展開からの、システムの面白い事実まで発覚。
氷河が動力源でそれがオフラインになっているってなにを示唆しているかって話だよね。
ここで再登場した公儀蕭、いい人なんですよね…うん


転生組が探すのはとんでもないものなのでこの回も大事なんですが、氷河が出てこないので原書で読んだ時もそうであったように読み方が雑になります。そんなもんです。
氷河、いつまで出ないんだっけ??でもここのくだりすごく大事だから、真面目に読んでおきましょうね。

 


ハーフライン37話


ものすごくニッチな性癖の物以外はなんでも見せてくれる気概を感じる今作、この度は36話で「あー、そっち方向か」とわかったのですが、まさか途中で立場が逆転するとは思わず。
でもハジュンは優しい子なんですよね。仕返しも可愛かった。
結局二人が燃え上がっただけやんけ、でもそれがええんや!って気持ちで満足したまま「to be continued」という文字を見てホッとしたのでした。まだ続きがあるぞ!そりゃ2巻までのボリュームを考えるとあるだろうけどさ!

 

おっさんずラブ リターンズ 7話

終盤が衝撃的すぎて、急な子育てと政宗の暴走など見どころが吹っ飛んだところがある。

しかし菊様と和泉さんのパートは、あくまで公安はサイドストーリーという位置づけなので宿敵のテロリストの摘発などはちゃっちゃと済ませて菊様が負傷する描写などは事後扱いなの、あくまでコメディではるたんが主役のおっさんずラブなんですよ、ってことでブレず欲張らずいいですね。

はるたんは今回も秋斗のモノマネが下手でしたが、自分が演じた姿を下手に演じるとか器用だな…

菊様が漸く弟枠から脱却するべく一歩踏み出したのですが、あのシーンははるたんと牧くんにない艶と色が豊かで息を呑みました。菊様色っぽいわ…

このお二人、今期の大河で親子役もやるのに…と困惑しながら見てました。

あの大河おかしいんですよ!主役二人は数年前に民放ドラマで不倫関係の役をやっていてこっちもあわやそうなるんじゃないか、いや初恋同士だわ、どういう前世だって脳をバグらせてくるんですよ!

だから時期的になにかいいタイミングがあったら作中でメタ的に親子ネタを出したかも知れないなーと思いつつも、黄昏時のキスシーンは美しかったですね。

そしてはるたんと牧くんは、私が2018年版おっさんずラブや劇場版を見て夢のように妄想していた、二人が子供のことも交えた未来の話をちゃんとしてるのを実現してくれてものすごく嬉しかったですね。本当に地に足をつけて生活している二人の会話でしたね。

ちずちゃんの息子のごろうもとんでもねークソガキかと思いきや、最後こっそり泣かせにくるのいいし、鉄平兄とまいまいのカップルもすっかり家族であったかい。

そういうものをたくさん見せてもらうより前に政宗がいちいち私のツボにハマるのがたまんない。8つの袋が多いとか、3時間愚痴をきけるとか、どれだけ暴走しても元彼の牧くんの視線が迷惑そうなときもあるけど温かみを持って許容しているところがあったり、巻き込まれる和泉さんの困惑ぶりが面白かったり。和泉さんは和泉さんではるたんに翻弄されておかしくなるしで。突然の三木道三にわかっちゃう自分がもう…

 

しかしラスト。

あれ、「余命一ヶ月」は他に聞き間違いとかないのかな。医者の言い方が結構雑じゃなかった?

蝶子と武蔵の若い頃の再現VTRみたいな無理のある若武蔵が面白かっただけにそこからの落差がすごくてしんどい。

「余命一ヶ月の家政夫」なんてどこかで聞いたようなキャッチフレーズぶっこんできて茶化しが入っているだけにそのままでは終わらない匂いはしますが。はるたんが号泣しているのでいろいろあるのでしょうよ。

 

なにより嬉しいのが2018年版は7話で完結でアレでは足らないと視聴者がどれだけ訴えたかわかんないところですが、今回は7話を超えてどうも9話で終わるらしい。

ありがたい…嬉しい。もっとやってくれてもええんやで。

本当、林遣都さんが戻ってきてくれて良かったなあ。

あと2話、全力で楽しみたいと思います。