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金曜BLトーク 「副音声がうるさい十分に」(漫画)「人渣反派自救系統」分冊版3話 感想「セマンティックエラー」(小説・まだ途中)

昨日が祝日だったのでお休みだった方も、ついでに今日も休んで4連休にしちゃったかたもいらっしゃったでしょう。私はふつーに5日間働きました。お疲れ様でした。

週初めから終わりまで普段とは違う仕事が入り、専門知識を駆使しておりました。

専門知識持ってるマンということを大っぴらにしていないのに詳しいのですごく怪訝な目で見られたりだ。よっぽど言おうかと思ったんだけど、そんなエキスパート面するのもなあと。

 

そういう心のなかの葛藤というか、自信のなさは今週読んだ漫画にも通じるところがありますね!

今週こればっか読んでました。もう、超面白い!

1巻がkindle unlimitedの対象になっているので、読んでみてコンセプトを知るのにいいきっかけになるかも。

副音声というのは主人公ふたりの各々の心の声のことで、二人がかわされる会話の裏側で一人ひとりがめっちゃ心のなかでよく喋る模様が描かれております。

 

マジでうるさい笑

 

ふたりともお互いが大好きなのに、相手の気持ちが分からず自分に自信がない(攻めの人はちょっと歳が離れていて上司だから引け目がある、もともと優しくて控えめな性格が災いしている感じ、受けの人は初恋なので手加減が分からず控えめながら暴走しがちで明後日の方向へ勘違いもする、そして両片想いが故の不安も抱えているというややこしい関係性)ばかりに起こる行き違い、すれ違い、暴走、でもやることはしょっちゅうやってるというセフレ状態のなか繰り出される本音が笑えるやら切ないやらで、読んでいるこっちも忙しいし心の声がうるさくなるという。

案外お互い本音を口にしているのにその通りに受け取らないものなんですよねえ、これ現実でもありそう。

 

攻めの野崎さんが物腰が柔らかくて笑顔を絶やさない優しい人で心の中の一人称が時々「おじさん」で、心のなかで時々すごいパワーワード(例:キスマーク収集おじさん)を作るのが面白いのと、受けの西田くんが野崎さんが絡むと周りに対して強気になって、自分がお土産に用意したチーズにすらマウントを取るとかその発想が面白い。

周りのキャラクターもすごくよくて、沼田くん(動物好き)も猫谷さんも面白いしいい人でとても優しい世界(主人公二人はお互いのことで自分で勝手に傷つくけど)なのでわりと安心して読めます。いいラブコメ

 

ずっと笑いっぱなしのようで切ないところはとことん切ないので感情が忙しいのですが、こちらの作品、BLCDが発売されていて、攻めの野崎さんを!帝王森川智之さんが演じていらっしゃるんですよ!!!

帝王、まだBLCDで主役を演じてくれるんや…とまず驚いたんですけど。BLCD界隈よくわかってないし帝王の仕事の選び方もよくわかってないからの反応ですけど。

だって帝王、トム・クルーズよ?セフィロスよ?そんな人がキスマーク収集おじさんとか仰ってるの?さすが帝王だね!!帝王がBL作品で声を当てているのはいろいろ聴いたことがあるけども。

相手役は興津和幸さんが演じていらっしゃって、私は某乙女ゲーなどで存じ上げているけれど大人のイケボですよね。良いカップリングでは。

でもこの漫画ドスケベなシーンがむちゃくちゃ多いので(二人がセフレから始めちゃうから、というのもあるけど)帝王で!ドスケベとか!そんな…死んでまうわと気にはなるけど心に留めておこうという心づもり。

ドラマCD 副音声はうるさい十分に

ドラマCD 副音声はうるさい十分に

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人渣反派自救系統分冊版3話はルンルンで読みました。

OOC(Out Of Character)という自分のキャラクター性や物語の方向性を逸脱する行為をしたら最悪命を脅かされるというシステムと向き合いながらも良心に従いたいとかバッドエンドを回避したい師尊の奮闘ぶりが際立つ回でした。

嬰嬰へのツッコミが繁体字でも日本語に訳されても的確で心の声のテンションが高いのがいいですね。

3話まで読んだら面白さについていけるとわかりそうな気がするので1話から読むなら3話までは読んでほしいなあ。ここからいろいろ予想の斜め上を行く面白い展開になるので。

…春山のくだりはどう翻訳されるんやろ。

 

 

kindle unlimitedで1巻を読んでいます。まだ半分の手前。

帯の惹句のとおり、ケンカップルですが元々ノンケの二人に起こるあれやこれやが面白いやら焦れったいやらで読むのが楽しいですよ。

 

今週は笑える作品ばかり読んでいたような気がします。やっぱりラブコメはいい…「副音声がうるさい十分に」は1巻が気に入ったら4巻まで一気に読むことをオススメしますわ。

それではまた来週!