夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

映画刀剣乱舞ー継承ー

 上演時間短めのものから選んだという雑な理由で見てます。

西暦二二〇五年、歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃が始まった。
時の政府により歴史の守護役を命じられた審神者(さにわ)は、かつての刀剣を目覚めさせた。
歴史修正主義者が送り込む、時間遡行軍と戦うために。人の形をとったそれらを、“刀剣男士"という。

天正十年六月二日 京・本能寺。
明智光秀織田信長を襲撃した“本能寺の変"に、歴史改変の魔の手が迫っていた。
燃える寺から信長を逃がし歴史を変える、そんな時間遡行軍の計画は、刀剣男士たちの活躍により打ち砕かれた。
ところが、無事任務を終えて帰還した彼らに届いた「織田信長生存」の一報。
本来の歴史に戻すため、刀剣男士たちは織田信長暗殺を目的に再び過去へと出陣するのだった。
どうやって信長は生き延びていたのか、怪しい動きをする影、そして立て続けに歴史介入をしてくる時間遡行軍。彼らの本当の狙いに気付いた三日月宗近は…
正しい歴史とは何か。“守るべきもの"を守る戦いが、今始まる!

アプリ版の刀剣乱舞はたまに頑張っていて世界観や刀剣男士のキャラクターは知っているけれど、舞台はまったく見たことがないという状態で見ています。俳優さんも名前はうっすら知っている程度。伊達さん岩永洋昭さん以外。脚本を大好きな小林靖子にゃんが手掛けていて、重要なキャストに堀内正美様と山本耕史さんと八嶋智人さんが出演されているので(堀内正美様は今日知ったけど)公開時から気になってはいました。

 

冒頭で三日月宗近を演じる鈴木拡樹さんの一声を聞いて「再現度高ッ!」と言うてまうほど鳥海浩輔さんの声や言い回しに寄せていて、長谷部も実写版長谷部という感じ。日本号日本号ってこんな美男だったんだ…ともともと岩永洋昭さんが大好きだから目が離せませんわね。まんばは実写版は原作より可憐な感じがする。薬研くんも可愛い。

私は不動くんをめっちゃ鍛えているので、思い入れのある刀剣男士も実写化されていると嬉しかったりね。

 

ちょいちょいコスプレイヤーの再現写真のように見えるけれどヘタなものを見せられる不安はなく、岩永さんが洒落にならない美男なので伊達さんといいコメディリリーフになりがちなのもまたよし。特撮成分である時間遡行軍の再現度も高すぎていままで何度も倒した彼らそのままなので割とマジな戦いの中にあってわたしの笑いを誘いよります。

 

話の内容も三日月宗近さんの謎の造反に困惑するほかの仲間たちのくだりで引き込みます。さすが安心安定の小林靖子にゃん…

安土城も再現してくれたし、そこそこ歴史好きのわたしに美味しい美味しい

歴史の解釈も全然無理がないというかわたしもそういうこと考えたことがあるという展開でした。

 

でもみんな刀剣男士を見に来て八嶋智人さんのお尻を見るとは思わなかっただろうな…

 

重傷や城での戦闘とかも「これゲームで見た」と思うようなことが多く、桜吹雪も。

アクションは短刀や脇差のものがとても良かったです。

鶯丸がめっちゃエレガント。大太刀が一人もいなかったのが残念ちゃあ残念。時間遡行軍側にしかいなかった。しかも城内部でとても不利じゃん。次郎ちゃんが見たかった。

 

ボバ・フェットみたいな人の怪しい動きの理由がわかってここは本当は胸アツシーンなんやろうな!と思いながらも、三日月宗近さんの「はい!」の再現度の高さに笑ってもーてそれどころじゃなかった。

 

ただただ、三日月宗近さんを丁寧に演じる鈴木拡樹さんが美しかったしありがたいと思いました。(笑っておいてそれかい

これは刀剣男士は実在するんじゃないかって勘違いしてまうわ

 

やっぱり良い作品でした。変にCGでむちゃくちゃ多い軍勢とか壮大さを見せず、こっそり歴史が変わろうとしているからガチ大河っぽさより特撮っぽさが突出するのも納得できるし。劇場で見ても面白かっただろうなあ。

とうらぶをちょっとでもやったことがあったら見るといいですよ。満足。