たぶん10年ぶりくらいかなあ。バンダイチャンネルがサブスクやりだしたころにすぐに契約して見直して、劇場版と見比べて「ミハルは大事」とか言っていたあの頃。2011年8月1日にサブスク配信を開始したらしいから本当に10年ぶりにちゃんと見ますね。その間も好きな回はよく見ていました。ジャブローとかアッガイと赤鼻と子どもたちの回とか、テキサスとか。ククルス・ドアンも記憶を確かめるために見たような。
それ以前には子供の頃はリアルタイムはお習字に行っていたから見られなくて、母が見ていてシャアのファンだったのと、ザブングルダンバインエルガイムはめちゃめちゃ好きでそこからのZにドハマりで、逆シャア、F91とか。劇場版を全部見たのが22歳くらいの頃かしらん。そのあたりからスカパーのアニマックスでずっと放映していたので何周も見ていたので話の流れとか台詞とかモビルスーツはだいたい憶えていたつもりだったけれども。案外忘れていることにさっき気づきました。テム・レイが1話から姿を消したのが未だに流れがわからん。
これはたしか制作過程が簡単ながら可動域が多いらしい新シリーズかな。
1/144のRX-78-2ガンダムはいろいろ作ってきたのでいまさらまた初めはガンダムなの?HGUCのときにはしばらく作らなかったくせに!って思っちゃうの。
セイラさんがベルトーチカに見える…
以下、各話を見てのツイートでスレッドを続けていきます。
機動戦士ガンダム1〜3話を見てるんだけどめちゃくちゃ面白いわあ。ハヤトが強気。シャアの有名なセリフもじゃんじゃん出るの。記憶にあるよりずっと楽しい。
— 坂田と兵馬俑 (@goldilockszone7) 2021年2月5日
機動戦士ガンダム4話
— 坂田と兵馬俑 (@goldilockszone7) 2021年2月5日
ワッケイン司令登場金髪のギレンだわ
アムロの目のハイライトが多くてキラキラしてる…
毎話精度高めにつぶやくかどうかわかんないけど。今回はモビルスーツに注目して見ようとは思うんですけど、1話だっけ、シャアとセイラさんが再会するシーン、シャアとセイラさんの距離ってそこそこあったはずなのがシャアがちょっと足を上げたら蹴られる距離でしたというところで笑ってしまったり、ガンキャノンが一機破壊されていて量産されていたんだなってわかっていたのかいないのか。
あと訓練生とか地球育ちのエリートとはいえ実戦経験がないとか難民の子どもという烏合の衆なのに3話でいきなり補給待ちっぽいからって理由でシャアのいる敵軍に奇襲をかけてるとか強気の戦闘ぶりを見せていてこいつら実は才能があるんじゃないのって戦慄してまう。ハヤトなんかちょいちょいアムロを疎んでる陰キャみたいな口ぶりでいろいろコンプレックス抱えてそうなのにドヤ顔でガンタンクでカイさんと仕留めますみたいなやる気を見せてこんなかっこよかったっけ…と。
3話までは確実に作画が綺麗でアムロの顔がいい(3話まで作画監督が安彦良和先生なのであたりまえっちゃー当たり前。なんて贅沢)。4話で当時の少女アニメみたいな、ハイライト多めでまつげがバチバチのキラキラしたアムロだなあと面白がっていたらキャンディキャンディとかにも参加された作画の先生だった。
ここまででもうコアファイターもガンタンクも活躍していて、ドダイとムサイと旧ザクもばりばり。シャア専用ザクIIもヒート・ホークとか出せる武器はじゃんじゃん出してる。
しかし、気になったのはビームサーベルでコックピットを刺されたときのあとの中の人のリアクションと爆発がけっこう余裕があること。とっくに死んでるタイミングだなーと。コックピットに掠っていたとしてもその熱線にちょっと当たっだけで死ぬんじゃない。装甲溶かすくらいなんだから。そのへんは時代劇の殺陣にもよくある様式美なのかしらん。
なんてことを思いながら、続きも見ていきましょう。ガンダムは本当にいつ見ても面白いなあ。
「機動戦士ガンダム」5話 大気圏突入
— 坂田と兵馬俑 (@goldilockszone7) 2021年2月7日
フラウがサービス業としてお手本のような接遇をするのでバイト経験者ではと勝手な憶測をしてみる。身内を亡くしたばかりなのに気丈だなあ。フラウは本当にいい子。
ブラジルでコーヒー農園にいたというおじいさんが語る。こういう人の生きざまの描写よ。
ほんまガルマとイセリナさんが好きなのでこれから楽しみでござる。
「機動戦士ガンダム」6話 「ガルマ出撃す」見ます。
— 坂田と兵馬俑 (@goldilockszone7) 2021年2月13日
ガンダムの掲載誌に「たのしいようちえん」があったのですが、ようこの作品が…っていつも思う。
兼役で古川さんが演じているのが顔が出ないのでカイさんが喋っているのかどうかわかんないの困る。
ガルマ出たーーー!
「機動戦士ガンダム」7話「コア・ファイター脱出せよ」
見たはずなのに思い出せない…実況ツイートもしてないとは。カイさんがぶん殴られるんだっけ。
「機動戦士ガンダム」8話「戦場は荒野」
これは序盤屈指の、「機動戦士ガンダムがただのロボットアニメじゃないところを見せたいときに紹介する回」ですね。戦争で夫を亡くした女性が幼い息子を夫の故郷で育てたくて、ジオン軍の陣地である街でホワイトベースから降りたいと申し出るところからそれを利用した作戦を始めるのだけど、一般人を保護する目的でジオン軍も停戦を了承し、確認のために偵察機がついてくることに。ここで母子二人が行動を別にすることに関し、偵察兵が見ちゃおけないと救援物資を投下するために追いかけるのをアムロが(当たり前だけど)勘違いして心配して追いかけるところから本来作戦になかった小競り合いが起こる…という展開。
この、ジオン軍のモブのような兵士にも人の心があり、敵味方関係なく交歓があるのを描写するのがガンダムなんだよ…
で、その合間にちょいちょいモノローグなり独り言なりでシャアがガルマにひどいのが笑わせどころです。
この回は本当に素晴らしいよね。人情あふれる偵察兵はアムロが攻撃しても死ななかったところはちょっと優しすぎな感じもしますが、でないとこっちの心がえぐられますわね。
主題歌のタイトル回収回というべきかしらん。物資が減ってきた中、アムロは自分がパイロットとして食料等を優遇してもらえるヘイトをじわっと感じながらも日々自分らしくない戦いを強いられることのストレスから不眠を訴え、モチベーションの低下から戦闘に出たくないとごね、ブライトさんから修正を食らう。ここであの名台詞と謎ポーズのシーンが出るのですよ。
「殴ったね…親父にもぶたれたことないのに!!」
「殴って何が悪い!」(ブライトさんの腹筋ストレッチ)
ここでブライトさんがアムロの価値を認めていたことを知らされてちょっとやる気が出てくる、結局ブライトさんがいつも「出来て当たり前」の姿勢でいたことがモチベーションの低下の原因であったのがアムロがまだ子どもで使命感もなにもない、決して軍人でもないという立場らしい感じ。ブライトさんにも上官とか先輩というよりお父さんみたいなものを感じていたんでしょうか。19歳ですよブライトさん。そんなに年齢は変わらないでしょ。
フラウがアムロが戦わないなら自分が、というけれどこの回で交わされるセリフに「男らしさ」「アムロらしさ」「男だから」というのがよく出るのが、40年前のアニメながら戦争の向き合い方とジェンダーの問題とか引っかかるところを見せてくれるのもまたすごいよね。結局アムロは自分が男だから戦いに出るのだと自分を鼓舞するのだけど。そののちZでハマーンちゃんとかフォウ、レコアさん、エマさんなど女性がめちゃくちゃ活躍することを考えると随分変わっていくのよね。よく考えたらZって女性パイロットのほうが多くないか?男性はカミーユ、クワトロ・バジーナ、ヤザン、ジェリド、シロッコがメインどころで女性は上記の人に加えてロザミア・バダムと名前が思い出せないけどピンク色の髪の子とか。声が水谷優子さんの。一年戦争から何があったって感じだけど一年戦争で男性が戦場で多く死んだのかな…ニュータイプに男女比がないのかもしれない。
それはさておき、一方ガルマは偵察には来るくせに戦闘にガンダムが出てこないのがなんかトラブってるからだと調子こいて自分が出張るも(実情を見抜けないところが未熟さを表しているらしい)ブライトさんに2度もぶたれて奮起したアムロが結局出てきて地上戦であり得ないジャンプ攻撃をしてくるので窮地に陥り、逃げるふりをして惹きつけるからシャアにガンダムを攻撃してもらいたかったのにそれも応えてもらえず、結果ガルマの機体が邪魔をすることで連邦の輸送艦が補給のため接近することに成功するという、ガルマのやることなすことが裏目裏目に出ているのもシャアの思惑通りという展開。ガルマがシャアを詰るも、「プライド高い君を傷つけたくなかったから」って言い訳しているの、今度私も使おう。
その輸送艦に乗っていたのがマチルダさん(戸田恵子さん)!美しさと聡明さを兼ね備えた女性の上官から激励されてテンションがあがるアムロですが、マチルダさんに肩をポンと叩かれるシーンの遠近感が変でAC部ばりなのでそこが気になってしまったな…