ディズニー+で見放題と思ったらアマゾン等で配信レンタルも500円でできるから他に新作ソフトを見たらトントン、どちらでもどうぞ!って感じ。
大昔に地球上から絶滅したと思われていたディヴィアンツという恐ろしい生物が謎の復活を遂げると、エターナルズは再び人類を守るために再集結することとなる。
たまに小粋なジョークが挟まれるあたりがハリウッドのアクション映画っぽいけどずっと大人っぽくてわちゃわちゃしておらず、しっとり。
具体的な話をつかめなくても雰囲気で流れがつかめる、MCUの作品ってスーパーパワーを持つ人がチームを組むと結局内輪もめ、一番強いのは圧倒的な力を持つヤバい敵かもともとは味方って図式が多い気がする。
その辺に漫然とした気持ちになりながらも、主役のセルシは「クレイジーリッチ!」で一目惚れしたアストリッドを演じた人だし、私のアイドル、マ・ドンソク兄貴も出演、キャストが総じて魅力的なので2時間30分超を見続けることができました。
が、途中で私的にテンションがダウン。見る目的が目的だったので。
マブリーのいいところはたくさん見られたし、アクションも迫力がありながら時々面白かった。兄貴のグーは最強だし、スプライトが荒ぶったときにドルイグが後ろから頭を叩くとか、関西系のツッコミかよと。
荘厳でお話がでかく、登場人物の名前からしてギルガメッシュ叙事詩の部分もあり、FGOからときめく部分もありました。静かだけど寝かせない熱さもあり。
主要登場人物ばかりが出るシーンが多く、人物が大勢出るアクションシーンが少ないのにでかい何かがよく出るので壮大さが十分。シャンチーは人数の少なさがショボく見えたけどこれはそういうことはない。よくヒュンヒュン飛んでたりアンジーのアクションで空中で側転するあたりは変に説得力がなくてすごさが私には伝わらない、アクションはぶっちゃけ兄貴以外ピンとこなかったけどサルマ・ハエックも滋味あふれて貫禄があり包容力も感じて美しく、時々バーサーカーになるアンジーはアンジーだからこそ凄みがあり、マッカリは笑顔も腹を立てている表情もよかった。
ディズニーもマーベルも配慮してますアピールがすごい部分は私的にどうでもよく思いながらも(アピールじゃなくて当たり前にやれよと思ってる)、演技のうまい人を起用するなら配慮じゃなくて本当に必要だから起用すると取れる。マッカリが彼女で良かった。
そんな感じでダラっと見ちゃったけどそんな私が珍しく映画を見ながらでけえ声を上げてしまったのはマ・ドンソク兄貴がある衝撃を受けて持っていたフライパンで作ったお手製のパイがズルっと落ちちゃったシーンでした。ひっくり返しても落ちないかと思ったら時間差で落ちた、あの「溜め」が良かった。その後フライパンを自分で曲げているのも面白かった。
期待以上でも以下でもなかったけど見ないよりは全然良かったです。マーベル作品の中では一番美しいと思う。もっと美しくて面白かったらいいので続編も楽しみです。