夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

辻村七子 宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット

 6月末から7月頭までに読んでハマったものの、もう完結したと思い込んでいたからなーんの動向も追っていなかったら、突然TLにプロモーションツイートが流れてきて、あの日ほどプロモーションツイートに感謝したことはない。

 

leira3mitz37.hatenablog.com

 

仕事終わりに大好きなラーメン屋でラーメンを食べているときに知って、それからはラーメンのことを忘れて「電子書籍は出ていない(集英社の文庫は一ヶ月後っぽい)」「ここから行ける場所で最寄りのリアル書店ってどこだ」

「ていうかこの後先輩と遊ぶんだけど」

と、脳内会議が紛糾。

とっととラーメンを食べてバイクに飛び乗ったのであった。

が、嬉しすぎて阿呆になって、そのラーメン屋のそばにリアル書店があるのをすっかり見落として別の行きつけの、友達が働いているTSUTAYAに。

しかしそこは在庫なし。

結局市の境いを越えて夜中までやっている本屋で最後の1冊を手に入れました。

はー、ギリギリだった。

それが8月23日…だったっけ。

そして夜中で次の日も仕事があるのをそっちのけで3話まで読み、さっき全部読了。 

 表紙からしていよいよ寝起きのリチャード氏が現れるのかと思ったよね。

テンション上がりすぎてガンダムファイターになったわしであった。

 

最初の作品を読んだ頃から「リチャード氏が謎を…解かない問題」をちょっとだけ気にしていた私ですが、今回は謎を解いた方だよね。1話はいちゃいちゃしていただけに見えたけど(私基準の目線なので放っておいてほしい)解いた解いた。うん。

 

中田正義の自分探し編突入って感じだけど、あの事件の後雰囲気が変わったリチャード氏が度々殺し文句を囁くのにまーったく気づかない、自ら地雷を踏んでいくスタイルなのに萌え萌えしながら最後まで読みました。

どう続くんだろう。中田正義はどんな自分を見つけるんだろう。大好きな谷本さんや他の人達はなにか察しているみたいだけれども。

 

リチャード氏の誕生日にもびっくりしたな。ヴィジュアル面が似ているのは前からあれこれ云っていたけれど、誕生日も近いとは。まあ、ある程度特別な日でないと成立しないエピソードではあったけれども。誕生日の近いあの人もあの誕生日だからあの指輪が特別感あるんだけれども。

 

中田正義さんとリチャード氏の関係の行方が一番ミステリだよね…一番謎よね…

 

序盤からひどい目に遭っていたあの人もようやく幸せになったし、お話としての動きもあって良かったです。

結構な割合で二人が出来上がったカップルと思われがちなのが好きです。もっとやってください。

 

私からは以上です。

 

ということでハイラルに戻ります。