夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

注意力が不足している自分が折り合いをつけた家事のあれこれ(夏)

実際に診断を受けたわけではないけれど、注意欠陥障害っぽいところが多分にある私が、どうもそれだといろいろ調べると得心がいって自分のやりそうなしょーもないドジというか注意力不足を大事件にさせない上に心も作業も楽になる術を数年かけて身につけた。

同じことで困っている人がいるかもしれないのでここにメモっておく…

 

「コンロの火をかけたまま忘れてしまう」

 IHの自動かけっぱなし防止の機能があるものを使うのがいいけれど、そういう予算がないとか言う場合、うちの場合は立派なコンロがあるのと、IHに妙に抵抗があるのでIHにしたくないというのもあるけれど、コンロの火をかけっぱなしかどうかでヒヤッとするのは大抵出先なので、「出かける前はコンロに火をかけない」を鉄則にすることにした。家を出る予定がない時間帯に料理を作り、朝は電子レンジ等で済ませる。

もしくはレンチンで出来る蒸し料理を作る。

家でコンロに火をかけてじっくり煮込み料理なんかやってみるときはスマホのタイマー機能やリマインダー機能でタイマーをかけておき、忘れっぱなしを防ぐのも有効。

 

ここからの延長線で、「火のかけっぱなしが怖いから大量のお湯を沸かせない」

そんなときにはこれ!

 もうね、コンロに火をかけないに尽きる。

麦茶は火にかけて煮出したい人は、一旦これで沸かしたものを薬缶にうつしてから火にかけたら時間のショートカットになって気が散って火をかけていたことを忘れることが防げるかもよ、私はやらないけれど。

私は沸騰させると、耐熱のボトルに麦茶のパックを入れてお湯を注いでお茶の成分をじっくり出させて冷ましてから冷蔵庫に入れています。

何につけても、気を散らせてやけどしないように。

1Lの瓶に紅茶のティバッグを3つで同じように注ぐと割と簡単にアイスティーが出来ます *1。味?私は美味しいとおもうけれどな。ちなみにアールグレイでしかやらない。

オリンダ 100Pアールグレイ

オリンダ 100Pアールグレイ

 

 うちの同居人が買ったものの100Pって思ったより大量にあって後悔したこちらも真夏のアイスティーだとありがたい。がぶがぶ飲めるよ。

 

麦茶も紅茶も濃く出来てしまったら氷ぶち込めば薄くなるので、予め濃くなるように作っています。その分お茶もすぐにはなくならないしね…

 

湯沸かしポットは何かにつけて時間のショートカットが出来る=それだけ集中力が途切れずに済むので、活用すればミスが防げます。3年前から使っているんだけれど、これで随分家事のあとの自分の注意力不足で起こりうる不安が減ったよ。

 

スマホのリマインダー機能も活用すればそれだけ自分のだめなところを補える。ワーキングメモリーがかなり少ないので助けてもらいましょう。

 

集中しすぎて注いだ麦茶がぬるくなってしまう

そんなときは。 

サーモス 真空断熱タンブラー 420ml ステンレス JDE-420

サーモス 真空断熱タンブラー 420ml ステンレス JDE-420

 

 もしくは

 私はPCや精密機器のそばで暮らしているので、ふた付きのものを選んでいるけれど、これに氷を多めに入れておけば冷たいのがすごく保てる。蓋を忘れても保てる。

 

氷を作るのを忘れてしまうのもありがちなので、自動製氷機付きの冷蔵庫に最近替えたのもよかったな、って。

 

っていうように、「自動」とか、本物の火力に頼らない文明の利器を活かすのが注意力不足による恐ろしい事態を防ぐ有効な手段だと思ったのでした。なにかのこだわりとか、普通であろうとする思いは思い切ってしばらく蓋をして、妥協できるところはしたほうが生活が随分楽になるなあって。私自体はこだわりなんかなにも持っていないし、出来る限り面倒くさいことは省いて楽をしたい方だけれども。

 

いろんな危険と不安と背中合わせでプレッシャーとかストレスに苦しみながら生活している人を傍目から知る機会があって、こうすればいいよって私のやっていることを知らせたいけれどそれだと「基本とか一般的な人と違う」と突っぱねられそうなので(普通の人と変わりない生活を送りたい人らしいので)モヤモヤっとして書きました。

 

家を出る時に今日の火元は…っていちいち確認しに戻らなくなってよかったよ。「朝ごはんにコンロ使ってないや」って。

電力に頼るのはトラッキングとか注意しないといけないけれど、思い出したときにチェックはしています。

 

これだけ自分の火の周りの用心に気遣うくらい、かけっぱなし=焦げることが頻発するし、実際麦茶とか夏場に大量に作るのが怖くて(たいていかけっぱなしでお湯が半分に減っていた)小さいポットで作っていた。

 

でもこの集中力の切れやすさって、うまく利用すれば家事の効率化にもつながるのよね。

レンジやコンロで何かの調理中にじっとしておけないから洗い物をしたり、周りの掃除をしたり。でも火をかけっぱなしだけは防ぎたいところだけれど、洗い物も長く集中できないからコンロにも目が行くっちゃあいく。

 

一番の鉄則は「火元を消すまでキッチンから離れない」かもしれない。

が、忘れて立ち去ってしまうという…ね。

どうしても立ち去ってしまう場合は出入り口に「火元の確認」とか書いてもいいかもしれないけれど、上の空だとそんなもの見ないしなあ。やっぱりリマインダーだな!

 

変だと思う人はいるかもしれないが、その人は私を幸せにはしないので気にしない。

*1:コツはティバッグを自分で揺らさない、紐を長めに瓶の中に遊ばせること。くれぐれもやけどに気をつけて。予め持ちての紙を濡らして瓶の外側に貼り付ける、お湯を注ぐときに直接ティバッグに当てないとかやったら変なことにならないかな。危なかったら紐を切ってしまって全部落として成分が出てから浮いた状態のはずのバッグを箸などで掬えばいいかも。とにかく、やけどしないように!