夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ぬまがさワタリ著「図解 なんかへんな生きもの」

 半年以上前からTwitterでフォローしていた方が本を出されたので、親友に贈るべくまず自分が読もうと買いましたの。

図解 なんかへんな生きもの

図解 なんかへんな生きもの

 

 4歳の頃からの付き合いの親友(モデル体型の美人にして現在は学者としてバリバリ働いております。情熱大陸とかに出たら引くわー)とはお互いセンスを磨き合い、ちょっと変わったものやおもしろいものを見つけては贈り合っていますの。デレク・ジャーマンの「BLUE」とかビョークのデビュー前のお父さんとのジャズアルバムとか送ってお互い盛り上がったのはいい思い出ですわね。

 

たまに動物絡みの面白い本なども贈り合っているのですが、こちらは面白いのは私は存じ上げているので、Twitterやpixivなどで見られなかったところを見たくてそこを読んで、友達に送ろうと思った次第。自分が読んだものをあげるというのがお互い気を使わないし、特別じゃない日でもあげられるので気が楽なのですのよ。

でも面白いし2冊買っても全然気にならないお値段だから自分用にも買い求めようかとも思いました。

 

著者のぬまがさワタリさんのツイッターアカウントやpixivやブログをご覧になればどういう感じで動物が紹介されているかはお分かりになると思うのですが、選ばれている動物たちのその選択が絶妙。その辺にいる身近な動物から名前や姿は知っていたり動物園で見かけたりするけれど細かな生態は知らなかった動物、存在すらよく知らなかった動物などいいバランスで紹介されているのです。

 

Twitterで拝見していちばん好きだったアライグマの回、作詞者の寛容な対応もあったので?あのまま載ってよかったな…って、たぶん作者さんは私と同年代なんでしょうね、随所に盛り込まれたジョジョネタなども合わせていろいろツボにはまります。

 

取り上げたかった動物としてうちの母が挙がっていてい実は東アジアにしか生息しない珍しいものと知ってびっくりしました。

信楽焼  福狸 7号 SA22-8

信楽焼 福狸 7号 SA22-8

 

 ↑うちの母。

先日も夜に近所の民家の隅っこにいて「あれ?ママ?」と声をかけたらちがった、なんてことがあったくらい、身近な生き物なのに…

って母に話すとすっごく怒られますけどね。

 

 

ハダカデバネズミやラブカ、私の大好きなゴリラなど、文献やデータなどを当たっての細かな情報を味のあるイラストや笑えないかもしれないのに笑ってしまう捕食シーン、社会問題にもチクリと刺す部分も含め、ためにならないところがない。あまり年齢関係なく誰にでも贈り物になり得る感じですのよ。おばあちゃんにGet Wildが通じるかはわかんないけれども…

 

TOKIOさんの「鉄腕DASH!」がお好きな方、シン・ゴジラで蒲田くんに惹かれた方も必読です。なんか関連な感じのものがよく出てきます。私はどちらかと言うとこの方のTwitterのおかげでその2つを見ました。いまやすっかりファンです…

 

 

Get Wild

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