夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

転売屋に勝った私が季刊「エス」を読んだよ。

発売直前の告知でネット書店や店頭の多くから消えてしまい、転売屋による価格高騰も見られた季刊エスですが、私は表紙イラストに惹かれつつも焦らず静観しておりました。

多分ムックだし、これまでの感じから見ると近いうちに再販されるだろうなって。*1

季刊S(エス) 2017年 07 月号 [雑誌]

季刊S(エス) 2017年 07 月号 [雑誌]

 

 結果、発売から1ヶ月も経たないうちに定価で手に入れられたので万々歳です。転売屋ざまーみろばーかばーか。

 

で、内容ですが、フィギュアスケートの面からも内容のキャラクターの関係性や心情の面からもインタビューが上手で丁寧に話される山本監督の言葉をうまく拾って行って、いままでいろんな記事を読んだけれどこちらもクオリティが高い。そして原画がむちゃくちゃ多くて「離れずにそばにいて」の回転をするときの見返りヴィクトルのお尻がとてもかっこいいし、ユリオは最終回のFSの原画が美しく、勇利は1話の原画が妖しく可愛い。魔性のカツ丼の片鱗、憑依型なのが1話から実は見えていたなあって原画で改めて気づくという。

勇利とヴィクトルの関係性についての説明もとても丁寧であらためておいおい泣きそうになってしまった…なんかいろんな2次作品を見ると迷子になりがちだけど、もともとはこの二人の関係はそうだよなあと思うとすっきりする。

情報過多の中でわからなくなったらこういう記事を読んだらいいかもね。

 

ただし、記事の組み方がちょっと独特で、見た目はいいかもしれないけれど読みにくい…

 

肝心のピンナップですが…

 

裏が村田蓮爾さんだって早く教えられていたら私は焦っていたかもしれない…早く見たくて。大好きなんですよ、村田蓮爾さん。両面飾りたいなあ。

もちろん「真夏の夜の夢」モチーフのヴィクトルたちは言うまでもなく。これだけのために買ったところがあるので満足です。

美術系イラスト系の雑誌だけに他の作品も原画が出ていたり、雲田はるこさんええな…!とまじで思ったり(この漫画知らなかった)。お値段に納得なくらい記事とイラストがぎっしりでページ数も多い。良い雑誌だと思いますよ、テキストの組み方以外。

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いとしの猫っ毛 小樽篇 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

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いとしの猫っ毛 (CITRON COMICS)

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*1:細かい事情は知らないけれど、ムックは増刷しやすいのです