去年出版された翻訳ミステリを読もうという取り組みでとりあえず2作読んだ。どちらとも翻訳ミステリー大賞のノミネート作のはず。
- 作者: ネレ・ノイハウス,酒寄進一
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よしながふみ好きが刺さると思う。
ドイツの女性はがっちりタイプか美女なんだろうな。ところどころにくすぐりがあり、重々しいものを扱っているのにどこかしらでふっと和む瞬間があった。
- 作者: S・J・ボルトン,法村里絵
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- 発売日: 2012/08/25
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これも殺人がきっかけに過去の出来事が明らかになって行くタイプだけど、こちらは静かで閉ざされた村の過去で人が生きているんだか死んでいるんだかわかんない感じがよこみぞせーし的。
主人公が陰気なんだけど動物好きで根が優しく勇敢なのでこの手の主人公にありがちな、嫌なやつなんだけどそれを肯定して主張している感じが薄くて交換が持てた。一般人が探偵になることにも不自然がなく、警察が頼りにならず、専門家の見識が光る話の持って行き方がうまい。
ちょっとロマンスがあるのも良かったです。
立て続けに似たようなものを読むことはあんまりないのでここで小休止して久々に国産の小説を読みます。
私は母の方針で幼稚園に上がる前からやたらとホロコーストと第二次世界大戦がらみの話、原爆関連を学ばされたのでそういうものがからむお話は苦手だったりするけど、面白ければ読めるなあと改めて思った。アレルギーに近いくらい苦手なんだけど。