夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

Detroit:Become Human 3D酔い対策その1

 体験版を見ているだけで胃が気持ち悪くなった我。

leira3mitz37.hatenablog.com

 ゲーム内容的には動ける428(そしてSF)って感じだなーとは思ったのですが、とにかく酔うのは困ると私は買うことに及び腰だったのですが、お婿のろくちゃんはやっぱり気になるようで、「れーちゃんの誕生日も近いし」とわけのわかんねー理由をつけて買いました。

 

で、今回は3D酔い対策として、効くと昔ゲーム好きの誰かが言っていた酔い止めを飲むことをやってみようかと。

あくまで自己責任で、効果は個人差があると前置きしておいてね。

 

 

そのつもりでいたんですが、今日は仕事終わりに食材とお惣菜を買ったので、台所でビールを飲みながらお惣菜を食べたのですよ。台所は暑いのでビールが美味しい。

(注:私は普段はお酒を一滴も飲みませんが、一族郎党全員酒豪か酒乱の家系なのでお酒に強いです。超強いです。ワイン3本飲んでもスポーツゲームで勝てます)

先日コロナビールを飲んで気持ちが良かったので調子に乗って?今回はプレミアムモルツの香るエールを飲みました。

 スッキリした飲み口で美味しかったでーす。

 

で、気持ちよくほろ酔いのときにろくちゃんが「れーちゃん、酒に酔った状態でやってみるか!」と言い出し、届いたゲームをセット。久々にPS4起動。

 

よく考えたらさ、パッケージでPS4のゲームを買ったの2年ぶり2本め(高校野球的言い回し)。

で、遊ぼうとしたら…

 

アップデート

 

インストール

 

アップデート

 

で、1時間強。

 

酔い、覚めてますけどー

 

お酒に強いだけに肝臓がどんどんアルコールを分解するからあっちゅーまにしらふですわ。

飲んだ量も多くないしね。空きっ腹から飲んだのになんのダメージも感じない…

 

 

と、言うことでほぼ酔いが冷めた状態で、初めます。

 

つづき。

 

ほぼ酔いが冷めた状態で、体験版を横で見た状態の私が初めたんですけど。

体験版では成功した幼女救出、コナーも生存していたのに、今回は成功率が90%台から挑んで幼女は助かったけどコナーが一緒に落ちました。おいおいおいおい。

 

カーラでクズ野郎の家の掃除をし、マーカスでお買い物をして、私はなんのゲームをやっておるのかと首を傾げていたら…

 

酔いがrevivalおっさんずラブだいすきガール

 

酔いって戻ってくるんだなあ、初体験よ…

気持ち悪くはないんだけれど、体の感覚が鈍ってきて眠くなったのでそのまま寝ました。

 

でもゲームとしては面白いです。映像が綺麗でキャラクターがぬるぬる動いて、アンドロイドの無表情とプログラムで動いている表情がわかりやすくて、SF、特にアンドロイドものが大好きな私は嬉しい。スピーディーな行動が大事っぽいのでそのへんも気にかけたら楽しい。

 

つづきは酔い止めを飲んでやってみたいと思います。うまく行ったら今後は酔い止めを常備だな…ああいうのって、常飲したくはないけれども。

 

 

【PS4】428 封鎖された渋谷で

【PS4】428 封鎖された渋谷で

 

 とんでもねー名作なので、移植されまくってとうとうPS4にまでなりました。

天野浩成さんと田中要次さんが出演されるので好きな人は要チェック。田中要次さん、いいですよ。

腐った目線で、まこちゃん推しで見た 映画「ハイ☆スピード!」

 配信されているのをやっと見ました。

Free!大好きなんですけどね、どこかの情報でまこちゃんとハルちゃんの声優さんが違うって聞いたような気がしたんで。そうしたら中学生たちは変わっていないと。渚くんとれいちゃんは小学生だからちがう、と。惜しい…

 で、見たんですけど。

 

 

いいBLですね。

これはいいBLだ…まこちゃん告ったじゃん…

夜のプールのシーン最高かよ…ありがとう(感涙)

 

というかあまりのまこちゃんのピュアさにマジで中の人が鈴木達央様なのかちょっと信じられなくて息が苦しくなりました。いつもワイルドで男々しい声を聞き慣れているからアニメ本編のまこちゃんでもびっくりするものな。

久々にいっそ殺してくれとか思いました。

 

推しがまこちゃんでよかった…まこちゃん、大好きです。

 

あと新キャラ?の内田さんとトッシーのキャラクターがくっそかわいいな?

 

部活動が嫌いなのでああいう上下関係も、先輩と言っても所詮は中3なので大人びているのも変な感じがするよなーと思いながら(顧問とかコーチがいないのが不思議)そのへんは冷めた目で見ちゃうんだけれど、彼らのちょっと若い頃のピュアな姿は眩しいし、まこちゃんとハルちゃんは尊いです。

 

これは何回見てもいいかもしれない。また見よう。

「初恋の世界」

 大好きな西炯子先生の作品ですよ。2016年秋に1巻発売ですか。

初恋の世界 1 (フラワーコミックスアルファ)

初恋の世界 1 (フラワーコミックスアルファ)

 

 ちょうどユーリオンアイス廃人こじらせて長い間、本当に長い間ユーリオンアイスしか味わうことなく、いろいろ見過ごしていたが、こちらもその一つか…

 

大人の少女漫画なんですけど、ミステリアスな10個下男と同じ職場になる大人の女って感じの話で…

 

さっき読んだ少女漫画は7歳年上のイケメン芸能人で、

こっちは10歳年下のスペック高い男で。

 

 

同い年はあかんのか(同い年で14歳の頃から知っている美男と結婚したばかり)

 

 

高級なコーヒーショップが舞台なんだけど、私は意識が高くもないのにスタバの講習会に参加したこともあるので(お誘いで)美味しいコーヒーについてあれこれ書かれているのは面白い。なんで週末が休みなのかそこが気になる。鹿児島ってそうなの?(誤解)そして日曜もお仕事している描写はあったぞ(3巻で)

 

でもナポリタンとかカレーに合うコーヒーもあるんだけどな。濃くてキリッとしたコーヒー。

 

40代女性の孤独とかを淡々と書かれているんだけど、なんだろう、こう…モヤっとする…

この主人公の自分探しが私が探しているものじゃない感じが…

でもそのへんのダルさが3巻に来て他のキャラクターのダークサイドにも触れていくうちにゆるくなってきたような…

前から西炯子先生の女の主人公の仕事頑張っていて地味に暗いところはピンとこなくて、そのかわりにお相手の男性が毎回毎回毎回どストライクなので読んでいるところはあるのであった。あと主人公は必ずおっぱいが大きくて体が綺麗なのは好き。

 

3巻までしか借りていないので4巻はKindleで買おう。

 

私が仕事をテキトーに頑張ってるけど地味じゃないし暗くもないからピンとこないんだろうなあ。割と受け身だったけれど、好みの美男とばかり付き合ったしな…一人中身がスッカスカだったけれど。

仕事しかすがるものがないというわけでもないからなーオンもオフも楽しくてちょうどいいのがいいからなあ。

 

 

だからこの作品に出てくる誰もに共感はできない。

 

が。

 

鈴木くんに萌えます。あとお腹がすくし、美味しいコーヒーが飲みたくなる。

うちにバリスタっぽい人がいるので入れてもらいましょー。紅茶を入れるほうが上手だけど、コーヒーも美味しいのを入れてくれるよ。

 

 

1日経って。

 

主人公の働く姿勢にもモヤっとしていたのだけど、顧客のニーズより自分の売りたいものの押しつけのほうが強いのよね。顧客に寄り添ってないというか。そんだけコーヒーだけ売りたかったら立地考え直したり社長の言うように東京に帰ったらいいのに。

業種は違えど似たようなポストで仕事をしていたのでこいつとは一緒に仕事したくないし立地次第ではお店を任せたくないなーと思ったのでした。

 

私は転勤の制度が好きじゃないんですけどね。僻地であればあるほど現地採用のほうがうまくいくよ。転勤はコストがかかるし、本人の意志にも添わないことが多いし。

 

フィクションなのにそのへんがモヤモヤモヤっとしてしまって、このお話の着地点てどうなるんでしょうね。しっくりこないわー

「午前0時、キスしに来てよ」

 表紙でビビッとくることはよくあって、これもそれなんだけど。

 しばらく白泉社じゃない、講談社集英社のガチで最先端の少女漫画から離れていたので、ジェネレーションギャップとかあったらどうしようとか、Amazonのレビューが賛否両論だからどうなのかなーと、購入のカードが切れなかったの。

 

で、お試しのつもりでTSUTAYAで借りてみたら。

 

 

ちょーおもしれーじゃん!!かわいいじゃん!キュンとするじゃん!やっぱりそこんとこ不変じゃん??

 

 

って感じで2巻まで悶えながら読んでいます。じれったくて可愛くて…

お相手の男性が尻フェチの女体好きなのも面白いよね!

 

あーやっぱり買っておけばよかった。

 

とりあえず7巻まで借りたので、つづく!

 

子供の頃に夏休みはまるごと、登校日もサボって九州の大都会の親戚の家に逗留していたのだけど、その近所にすごい貸本屋さんがあってそこでいっぱい漫画を借りて読んでいたのがいまの私の栄養になっているなーと思っている。いがらしゆみこ先生の漫画とか。あの手軽さは、読みだしたら大量にいける自分にはピッタリで、学生の頃も主に少年漫画と青年漫画、劇画などを地元の貸本屋で借りまくっていたなあ…でもいまは漫画が借りられるTSUTAYAがわりと近所にあるのになんで足が向かなかったんだろう…

 

答え:右折が面倒くさいから

 

これに限るな…すごい面倒くさがり…

 

 

続きを読んでいるんですけど、良い編集さんがついているんじゃないかしら。過去作の番外編というか、完結編みたいな作品が所収されている巻もあってそれを読んだらそれよりずっと話がまとまっていてわかりやすいし、お話の展開が気持ちいい。デフォルメも引きもいい塩梅。

 

主人公が真面目で良い子だけどムッツリスケベな女の子なのが個人的にツボ。女の子は皆ドスケベなのよーただし相手がだいたいイケメンに限るのよー

撮影現場に偶然居合わせすぎ問題はあるにはあるが、少女漫画なんだからべつにええやんと思えるところがいい。

 

いいよな…少女漫画…

 

噛ませ犬というか当て馬というか(ライバル役を動物に例えるしくみどうにかならんか)その存在がとても魅力的で可愛らしいのもいいし。誠実ないい子が多いというか、今の所悪い人が出てきていない。

女の子の方のライバルが美人腐女子なのもいい。「尊い」と言い出してあれ、わしらの用語使うてはる…腐女子!とわかる流れ好き。あと女の子みんな前髪が重めでかわいい。

 

あまりの光属性、可愛らしさにまとめて読まれないのすごいぞ…!!

 

賢くて性格が良くて頑張りやの主人公って得だよなあ…すごく好み。

彼氏の暗い過去を知っても(暗いけどだからってどーするって過去よ)大事なところだけわかっている感じとか。

 

悪い人はいないと思ったけれど、そこまでの悪人じゃないけどいるにはいるが、

 

 

んー…これもスパイス?

 

 

ってくらいのちょうどいいキャラクターというか。本人も自分の正義と誠実のために動いているんだろうなって感じなので、そこまで腹立たしくないというか。

 

すごくおもしろかった。大当たりでした。

7巻までしか借りられなかったので、最新刊の8巻はKindleで購入。これから読みます。

 

へんな引き伸ばしはいらんけれど、面白く続くならながくなってもいいかもね。

 程よく色っぽい描写があるのもいいです。

 

 

アラフォーにもおすすめ!夢のようなお話です。

 

 

というかリアルでアイドルが女子高生と問題になったりしているので(あれは同意ではなかったが、同意があったとしてもモラルが欠けていると)こういうのを描くのも難しくなっているのかなあ。私としては、フィクションで同意があるならアリだと思いますけどね。

 

全然設定が違うけれどわっかい娘がしょっちゅう欲情されて服パーンされている作品知っていますけれどね。

 

ふしぎ遊戯」って言うんですけどね。

 

 私はこの作品けっこう大好きなんですけどね。アニメも好きで、歌も歌えます。たまーに頭が真っ白になったときに口ずさみます。まいあがーれーすーざーくーみらくるらーの「らー」ってなに。

アニメ最遊記を先日たまたま初めて知り合いと見たんですけど「あれ、これスタジオぴえろふしぎ遊戯となんかいろいろ似てる」「そう。時代的にも同じ時期かも」というやりとりがあって。

アニメも印象的だったけれど漫画がすごかったなあって。しょっちゅう服がパーンってなっていてあんなに主人公が脱がされている作品もなかなかない…

 

 

っていうのを知っているので、出版社とか文化が違うけれどずっとソフトで可愛い世界観だと思いました。どっちもファンタジーですよね!

 

「花のみぞ知る」

 「テンカウント」が好きなので過去作をさかのぼりー

花のみぞ知る 1 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 43)

花のみぞ知る 1 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 43)

 
花のみぞ知る 2 (ミリオンコミックス CRAFTシリーズ48)

花のみぞ知る 2 (ミリオンコミックス CRAFTシリーズ48)

 
花のみぞ知る 3 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES)

花のみぞ知る 3 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES)

 

 

ある晴れた日の午後、大学の構内で
ある雨の日の夕方、駅で、有川と御崎は出逢った。
お互いの名前も知らず、存在も知らず・・・
それが、すべての始まりだった。
少しずつ、距離が縮まるふたりだったけれども・・・

 

 片方がノンケというか、好きになれば性別とかどうでもいいタイプでそういうのも好きです私。相手がノンケだと思いこんでいるから自分が女だったら良かったのにとか思うくだり、切なくて好きです!ありがとう!

駅のキスシーンで通りかかるモブ女子は私でした!夜の駅の通路って雰囲気あるよね!

 

メガネが地味にいい小道具になっています。そこもいい。

 

テンカウントよりソフトでじわじわ近づいていく感じがじれったくてBLだけど少女漫画でした。

で、噛ませ犬というか当て馬というか、って感じの人がテンカウントよりはいい。あれはひどかった(いい意味で)

 

3巻では右側の方のキャラクターがかなり好みです。明瞭で、計算がなくて、面倒な人じゃない。そういうキャラクター造形もいけるんやと新たな発見です。他の作品も読もう。受けの男の子の方の儚げで繊細な雰囲気もよし。どちらも勉強ができる設定なので勉強したり研究したりする描写がたくさんあって、勉強大好きな私は嬉しい。

 

 

 

花のみやこで (H&C Comics ihr HertZシリーズ 133)

花のみやこで (H&C Comics ihr HertZシリーズ 133)

 

 スピンオフと続編も買いましたが。スピンオフの雰囲気も好きだけど続編が…!!

 

もーこれ…「おっさんずラブ」が好きだから刺さる…!!牧くんみたいな人がいる!ノンケ相手に苦悩するゲイの子いる!で、彼を安心させる天然系主人公いる!!

ああああこれはたまらん!ありがとう!(語彙をなくすとすぐ感謝に入る

 

 

って。

 

 

おい、私よ。

最近BL多くねえか?

BLっつーか同性愛多くね?アデル面白かったよね。

 

いやあ、男女のカップルでも別にいいんだけどさ。

なんなら今日はTSUTAYAでBLじゃない少女漫画ばっか借りてきたけどさ。

 

私、直観像記憶力がハンパないので一度読んだ漫画はネームをだいたい憶えられるので、持たなくても借りるだけでもいいのかもなって。興味なかったら思い出しもしないんだけど。

いい漫画はそれでも後々買っちゃう。

最近、昔の漫画を改めて読もうとしたらその本を手に取ろうとすると頭の中に最初から最後までがパーっと流れて、読みたいところはクローズアップされたりしてね。読まなくていいじゃんって本棚から取り出すのをやめてしまうことが多くなっちゃって。

漫画は特に読むのが超速いので、思い出すスピードも速い。

サイコメトリもできそうな気がするから、BLとかエロ漫画とかはレンタルしたくない(というのは前に乙女ゲーで中古を買いたくない話でも書いた)

少女漫画はその辺平気だけどなー

 

つぎは久々に超少女漫画読んだ日記書くわ…(レビューじゃないこれ日記)久々におもしろい少女漫画見つけた。前から気になったけれど中身が分かりにくいから買わなかったやつ。

 

やっぱりレンタルいいわーありがたいわー

「君の名前で僕を呼んで」(映画・ほんのりネタバレあり)

これは夏に見たほうがいい映画なので、なんで春に公開しちゃったのか、私は今の時期に上映している映画館を探して遠路はるばる見に行きました*1。 

1983年、17歳のエリオ・パールマンティモシー・シャラメ)は、今年も両親と共に北イタリアの別荘で一夏を過ごしている。エリオは、アメリカの名門大学で教鞭をとるギリシャ・ローマ考古学の教授と、何ヶ国語も流暢に話す母親の一人息子だ。アカデミックな環境に育ったエリオは、他の同年代の子供に比べて、文学や古典に親しみ、翻訳(英語、イタリア語、フランス語を流暢に話す)や、音楽の編曲を趣味にする(ピアノとギターを弾く)など、成熟した知性豊かな子供に成長した。

毎年パールマン教授は、博士課程の学生を1人、アシスタントとして別荘に招待する。今年やってきたのは、課程論文を執筆中のオリヴァーだった。エリオは、自信と知性に満ちたオリヴァーを、はじめは嫌厭するものの、徐々に彼に対し抑えることのできない感情に駆られていく。『君の名前で僕を呼んで』は、そんな2人に与えられた6週間の、情感と情熱溢れる恋模様を描き出す。

 

ちょっと待って…吹替版は入野自由くんと津田健次郎さんのカップリングなの…?

自由くんとツダケン!!??

おいおいおいおいおいおい

キャスティングした人天才かよ…

 

アンニュイで知的で育ちのいい美少年と知的でモテそうな美男、しかも舞台は北イタリアの水の豊富な田舎の別荘(プールが歴史の有りそうな石造りで周りはアプリコットがたわわに実る果樹園、地元の使用人がとてもいい存在感)、美少年の両親は独特で懐の深そうな知性あふれる仲良しカップル、女の子には困ってない感じ。

こういうところで夏を過ごせばそりゃあ、ときめく恋も美しかろうて…って、日本の蒸し暑い灼熱の夏の中にあって思います。

 

ある程度ユダヤ教を知っていると入っていきやすいかもしれない。ハヌカーとかダビデの星とか、そのくらいの程度ですけど。*2

ティモシー・シャラメのことは全然知らなかったのだけど、いまこのときだけの体つきと雰囲気が存分に際立っていて魅力的です。時間が経過するとともにどんどん美しくなっていくので、もう一度彼だけを見て物語を追いたい気分。ポーの一族エドガーっぽさがある。性格はぜんぜん違うけど。

アーミー・ハマーは超大好きな映画「ソーシャル・ネットワーク」でウィンクルボス兄弟を演じていたのが本当に好きで。三白眼気味の物憂げな目つきとか雰囲気も良くて、今回の知的な役もハマっているし、無言だけど表情でなに考えているか必要な時はわかるところに惹かれます。特に列車の中から窓越しに見えたあの顔。

 

若いときにしかできないかもしれない幻のような恋、お父さんからのメッセージ、主人公がとても大事にされているし自由にさせてもらっていて幸福な感じ、親は知性があって器がでかいに限るなあ…と、本筋とあんまり関係がないようで重要な部分についても考えさせられたり。

イカップルの親戚を歓迎して迎え入れるシーンがあったからすごく期待したものね。

 

ふたりがああなってこうなるまでが結構繊細にじわじわと描かれていて、割と赤裸々で生々しい表現もあるにはあるけれど、私はなんなんでしょうかね、西洋人の血が混じっているし、昔から奔放だからか、全然平気だけど*3、同じ時間に見た観客がふたりが夜中に会ってああしてこうするシーンで立ち去ることがありました。つーか、見に来ていた人が途中で我々以外全員帰っていた…こわっ

 

ええと、この映画をなんだと思って来たのかしら…事前調査なし?私もぶっちゃけそんなに事前調査してなかったけど、まあなにがあってもいいやって感覚でした。

 

私、夏が苦手なのは虫がいっぱいいるからなんですけど、この北イタリアにはあんまり虫がいないのかな、そのへんの鬱陶しさが全然なくて外でも過ごしやすそうで、私が理想に描いても絶対に享受することはないであろう夏の過ごし方がされていたのだけど(水べりで本を読んでふやけても全然平気とか、絵にはなるけど私には無理)、冬のハヌカーで暖炉べりでハエがいたのにびっくりしました。あれ、演出なんだろうけどなんでハエ?高度すぎて私にはわからん。(考察ブログ読んでなるほどーって思った。虫嫌いとしてはもっといい暗喩はなかったのかと思うけれども)

 

表現はソフトな方で、どっちが右か左かもわからないくらいだし同性愛的表現が平気とか好きな人でポジティブな性格の人なら耽溺出来るのではないでしょうか。

私はたぶんこれは何回でも見られる。

夏を気持ちよく過ごしている映像作品って好きで、トラン・アン・ユンの「夏至」とかも大好きでDVD持っているくらいで。

夏至 特別版 [DVD]

夏至 特別版 [DVD]

 

 

原作はこの映画の先まであるらしいし、映画も続編に意欲的らしいので(なんか不穏だけど)とりあえず原作を買いました。

君の名前で僕を呼んで (マグノリアブックス)

君の名前で僕を呼んで (マグノリアブックス)

 

 Kindleで。

 

君の名前で僕を呼ぶくだりとか甘酸っぱい、なんともロマンティックでね。

あの辺りから壮絶に美しくなっていくのよ、エリオが。

彼シャツ欲しがったり着たりするの可愛いよね…

 

というか、なんで同性同士だといけないんだよ!(机を拳でなぐる

でもダメだって思っているからこそ叶うと美しくて楽しくて幸せなのかな(床にのの字を書く

 

という気持ちの繰り返しです、ここのところ。

 

世の中の誰もが、自分の好きな人を胸張って好きだと思えるような世の中になればいい(でも行動を伴う不倫はアカンでー

 

 

この映画を見たらソーシャル・ネットワークも見たくなるので、映画より8年若いアーミー・ハマーを見ました。つくづく、知的な映画が似合う。あと、オールバックにしたら1920年代の美しい紳士の雰囲気がある。J・エドガーではゲイで相手役がディカプだったけれど、あれを知っているからこの作品も期待できたわけで。そして期待通りでした。

 ↓老けメイクが微妙なんだけど身長的にでかいカップルで迫力あります。

J.エドガー (字幕版)

J.エドガー (字幕版)

 

 

 

 

ジェイムズ・アイヴォリーさんありがとう…90歳手前でこんな素敵な作品を脚色してくれてありがとう…

 

そのつながりというかなんというか、たまたまですけど、こちらも買いました。

モーリス (光文社古典新訳文庫)

モーリス (光文社古典新訳文庫)

 

 学生の頃映画も見たんだけど、その頃って本当に綺麗な男性同士しか嫌やなーってひどいことを考えていたので、ヒュー・グラントの相手役というか主人公がそうでもなかったからそれほど盛り上がらなかったような気がする。確実にいまより見る目がない、私。

アナザー・カントリーは見たかどうかあんまり憶えていない。

モーリス

モーリス

 

 ちなみに真ん中の男の子は「SHERLOCK」のレストレード警部ですよ…

 

 

この映画でのエリオの仕草、オリヴァーの物腰と目つき、吉野朔実先生に見てほしい映画だなと思いました。本を読んだり楽譜を作っているシーンとか。見たらきっと何か描いているような気がする。特にエリオを見ていて既視感があった。伏し目がちに本を読むところ、本を持つ手。私が憧れている何気ない仕草でした。

夏の暑いなか本を読むシーンとかなにか書いているシーンがときどき目につくのよね。

 

 追記。

私は1983年が舞台のお話に対してなんの違和感もないし欧米文化にもわりと馴染んでいるのでふつーに「君の名前で僕を呼んで」の作品を楽しんだのだけど、ゲイのカップルを「ソニーとシェール」と表現するのもふつーに流したけれど、ある程度年配で洋楽とかに知識がないとわけわかんねーのかと気づいた。ソニーとシェールのヴィジュアルとセリーヌ・ディオンとその夫との組み合わせのヴィジュアルを混同しちゃうけれど。

シェールを初めて見たのは私は「月の輝く夜に」ですけどね。すっげえ顔!って思ったの。ろくちゃんはそれより前に歌声から入ったそうです。すげー声よね。

*1:嘘。地元に近い映画館でたまたまやっていた。すごく見たかったから超ラッキー

*2:しかし私は幼少の頃ユダヤ教を知らないうちに布教されていたので旧約聖書とかもある程度頭に入っていたりな…

*3:パンツかぶったりアプリコットがひどい目に遭うシーンとか

凪のお暇から私のただれた話へ

 前からアフロヘアの女の子の表紙が気になっていて。私も昔アフロヘアだったからなのと、アフロヘアでお胸の形がいい女の子って好きで。

凪のお暇 1 (A.L.C.DX)

凪のお暇 1 (A.L.C.DX)

 
凪のお暇(2)(A.L.C.DX)

凪のお暇(2)(A.L.C.DX)

 

 社会とかコミュニティの息苦しさにドロップ・アウトして全部捨てちゃったアラサーの女の子が過去に振り回されたり、突然自由になって若干戸惑ったりしながらもなんか日々をじっくり過ごしている感じのお話なんだけど、2年前の私を見ているようで身につまされる…

草の根的な自分探しが痛いような心地よいようなお話です。息苦しい世界に生きている人にはアリな世界で面白いだろうし、そんな自分を認めたくない人には嫌な話かもしれないね。私は好きです。

 

ここからは読まなくてよろし

 

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