夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

マイティ・ソー バトルロイヤル(吹替版)

なぜ移民の歌…

アベンジャーズの一員として地球を守るために戦ってきたソー。彼の前に突如現れたのは、“死の女神・ヘラ”。そいつは、アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができない、ソーの究極の武器・ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでアスガルドへ攻撃をはじめる。ヘラの野望を知ったソーは、盟友ハルク、宿敵ロキらと破天荒なチーム“リベンジャーズ”を結成し、極限バトルに挑む!果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?ヘラの復讐の目的は!?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていた…

アベンジャーズインフィニティ・ウォーの手前の設定なんですね。その前の作品までは見ているけどなんかわちゃわちゃしすぎて話を覚えていないからなんでハルクがああなっているのかも一応説明があって「そうだっけ?」って把握する程度だったわ

 

2時間10分くらい、ダレることなくずっとテンポよくて数分に1回は笑わせにくるしその笑いのネタが結構ベタなのもよし、ロキがずっと可愛くて可哀想なのもよし、バトルシーンは迫力あるしイドリス・エルバはミステリアスでかっこいいし、地球人の老人のコスプレをしていてもアンソニー・ホプキンスは神だしマット・デイモンのアレ、よくネットミームみたいな扱いされていて知っていたけどまさか本編に出ているとは知らなくて変な声が出たしで。ずっと忙しくて面白かったです。

 

ロキがオーディンになりすましているシーンのアンソニー・ホプキンスオーディンに見えない胡散臭さが強くて名優のスペックの無駄遣いぶりが凄まじかったな…

オーディンはこのシリーズでずっと厄介な存在だけど(ぶっちゃけ役に立たない)死んでやっとちょっと役に立った?死んだせいでヘラが出てきて大事になったんだけど。

 

スルトってFGOでもあんな感じだったので公式でもあんな感じなのかな、ってまず最初に思いましたね。で、聞き覚えのあるイントロと雄たけびで移民の歌なんだけど監督の中でこの曲しかなかったんだろうな。ラブ&サンダーではガンズらしいね。

 

笑えるところが多くてハルクとソーがバトルロイヤル(といえるのか、勝ち抜き戦になってないから違くない?)やってるときのソーのボロゾーキンぶりとかバナーがハルクに変身する気で飛び降りでバナーのままベチョってなるとことかもう泣くほど笑ったのでこの作品のベストバウトはハルクの出てるところでいい気がする。

ヘラはさすがのケイト様でかっこよかったけどもったいなかったような気もする。もっと時間をかけて悪の華らしく輝いてほしかった。テッサ・トンプソンは素敵でした。

 

三宅健太さんのソーが好きなので吹替版で見ていたら、ケイト様は天海祐希さんなのですが、名探偵コナンのときも思ったけどそんなに声優に向いてない気がする。おヨネ(米倉涼子さんをそう呼びたいマシューファン)は全然慣れてるからこれも慣れかもしれないけどもう出ないだろうしな…

下手でもないけど声優の演技じゃなくていつものドラマとか映画とか舞台の演技なので、ジブリとかだったらしっくりするかもだけど他がちゃんとした声優さんだらけのなかでは残念なことに浮くんですよね。あくまで私の感じたことですが。

天海祐希さんは本人として出たほうがずっといいよ。

 

原題が「ソー ラグナロク」なんですがそっちのほうが良かったなあ。ラグナロクがなにを意味するかわかってないとダメか??FFファンだと飛空艇とか武器とか思いがち…

 

ディズニー+で新作を見るためにこちらを見たのですが、見てよかった。本当に楽しかったです。大好きなカール・アーバンも変な姿していたけどずっと出ていて説明が殆どないけど(ヘラにさせてもらえない)ああいう振る舞いをするまでのすべて理解できるので演出がうまいんですよね。

 

ソーとロキはトムとジェリーみたいに仲良く喧嘩するのが一番おもしろいですね。次作はロキは出ないらしいのでそれでも面白いってどういうこと?と思うので早々に見ると思います。