半年ぶりに真面目に朝ドラを見るよ!不純な動機で!!!
連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)
- 作者: 水橋文美江,NHKドラマ制作班,NHK出版
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2019/09/25
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
ダメ父とやさしいやさしい母に育てられると長女はしっかりするものですね、すごくたくましくてがんばり屋さんなのですっかり気に入っております。子役の子が演技が達者で表情で何考えているのかわかるのもいいし、そのまま戸田恵梨香さんや大島優子さんや林遣都さんに成長するのがイメージできてワクワクしますな。
大好きなショージ兄さんが気のいい陶工のおじさんで出演されていたのも嬉しい限り。謝りあいをしたところとか微笑ましくて、きみちゃんにdisられても少しも腹を立てず、笑って済ませるあたりの懐の深さ、大人の素直さがとても感じよく映り、可愛いシーンで涙ぐんだり。このことに絡めて「謎の旅人」草間さんに叱られたり、紙芝居のくだりで褒められたときのきみちゃんの反応が、子供が大人に認められたい、それが嬉しいというのがにじみ出ていてなーんの説明もないのに見ているこっちが汲み取れて…1週目にして素晴らしい出来じゃないですか。
方言と標準語の使い方もうまくて、田舎の小学校の生徒は教科書の音読も訛るのが、ラジオもそこまで普及していなった環境だからというのもわかりやすいし、馴染みのない言葉づかいをする草間さんのモノマネをするところとかよく練られているなって。こまかいとここまかいとこうまい。ただし、きみちゃんや直ちゃんの髪が洗いたてでさらっさらで頬が綺麗なのが、DDTめっちゃ撒かれるころの時代の貧困家庭の子にしては清潔すぎるのが気になるくらい。なつぞらの子役のなっちゃんはまっくろ黒やったな。
妹の直ちゃんの空襲のトラウマをこじらせたわがまま娘なのがすごく上手で、缶ぽっくりが下手なのもうまいし、駄々っ子演技も素晴らしい。ああいう妹がいたので、ああいうのに手を焼く姉の気持ちがよく分かる…でもきみちゃんは我慢するからいい子だわ。私だったらキレてる、どれだけこっちに負い目があってもキレてる。
やっぱりbkスタジオはいい…
照ちゃんが標準語で「いけないことをすることが人を好きになること」って、絶対どこかの受け売り!ませたお子さんたちの「いけないこと」のやりとりが超可愛くて、悲しさがあるのに笑えるとおもてたらなにやっとんのこのふたりいいいいいいいい!!!
きみちゃんと照ちゃん、いいコンビになるで…
招かれざる客が物々しいので来週が心配だけど、来週中にはとっとと成長するようなのでいいバトンタッチができるといいですねえ。
不純な動機ってこれに決まってますやん。