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夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

スタニスワフ・レム 「短編ベスト10」

集団主義イデオロギーによって個人が厳しく抑圧される様を、独裁者の支配下、人びとが水の中に住むことを強制されている星に仮託して風刺的に描いた「航星日記・第十三回の旅」、大事故にあった宇宙船の中に唯一生き残った、壊れかけのロボットに秘められた謎を追った「テルミヌス」、高性能コンピュータに人類の歴史のありとあらゆる情報を吸収させた上で詩を作らせる、抱腹絶倒の言葉遊び「探検旅行第一のA(番外編)、あるいはトルルルの電遊詩人」など、本国ポーランドの読者人気投票で選ばれた15篇の短篇から、新訳の10篇をセレクト。レムの短篇の神髄ともいうべきえりすぐりの傑作選。

そんなつもりないのに観たら寝る映画トップ3が「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」「(視聴2回目以降の)ブレードランナー」なのよね。
見る気で精神を統一していても、2001年宇宙の旅では美しく青きドナウで寝る、惑星ソラリスは5分で寝る、ブレードランナーはコカコーラの芸者CM観たら寝る。
で、ハッと目覚めたときに見た光景があまりに美しくて忘れられないのが「惑星ソラリス」。
薄いブルーの沼に枯れ木が突き出してるのだけど、綺麗だなーと思っていたらまた寝てしまうという。


本は好きだから「ソラリスの陽のもとに」も持っているし先日「ソラリス」も買いました。
地元の図書館でレムの全集は一通り揃っていていつでも読めるからと「泰平ヨンの未来学会議」が高値で取引されているのを知らなかったのと、なに泰平ヨンて、と未だによくわかってない。
ソラリスの陽のもとに」は途中まで読んで静かに本棚にしまった過去がある。
そんなわたしですが、また翻訳者様のツイッターキャンペーンがあるぞという話を聞きつけて、前日「仮面ライダー電王」を久々にフルで見て夜明けを見た寝不足のまま本屋に行き、買ってしまったのでこれを読んでレムって難しいんでしょ?というイメージを払拭するつもりです。
最初のお話の数行で目を剥いてますけどね。
すごいよ。
では読んでいきやーす。

各話メモ
「三人の電騎士」
美しい表現に彩られたおとぎ話。すごく短い中に途方もなく面白くて美しい世界の物語が潜んでいる。その表現を一通り想像したらとても楽しい。先日読んで興奮したケン・リュウの一番お気に入りの話にも近い感じ。冒頭の数行に面食らったらそのまま読んで飲み込もう。本当に興奮もの。

2001年宇宙の旅 [DVD]

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惑星ソラリス HDマスター [DVD]

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ブレードランナー 最終版 [DVD]

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