夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊(映画)

タイトル長い…

 

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(原題: The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun)は、2021年のアメリカ合衆国のコメディ映画。監督はウェス・アンダーソン、出演はビル・マーレイベニチオ・デル・トロなど。20世紀のフランスの架空の都市で発行されたアメリカの雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の最終号に掲載されたストーリーをオムニバス形式で描く

架空の雑誌の内容を映画化という珍妙な発想に気づかないとオムニバスの意味もわからないままだった…私が飲み込みが悪いせいもあるけどそんな珍妙な設定はちゃんとした挨拶がほしい。紹介文があってよかった。

 

ウェス・アンダーソンの映画でよく見るドールハウスというか吉本新喜劇的な舞台装置のなかで様々な名優が架空の都市の記事として物語を展開させていくのだけどフランスが舞台のせいかヌーヴェルヴァーグっぽさを感じる。

ここ数年そんなに映画を見てないけどティモシー・シャラメとレア・セドゥの裸はよく見ている気がする…何をやっても胡散臭くておしゃれなティモシー・シャラメと何をやっても愛おしい感じがするレア・セドゥよ…エイドリアン・ブロディも胡散臭い。そしてどこから演技なのかわからないベニチオ・デル・トロ。ティルダ様は普通っぽい役をしていても芸術品のよう。

 

Disny+の配信で見ていると字幕の位置が最悪な瞬間があるので円盤だとどうなるんだろうと気になった。この映画は美術と映像にこだわりがあるからそれの邪魔をしてはいけないよな

 

淡々とした作風なので途中で集中力が切れましたが、架空の都市のお話自体は好物なので楽しめました。もっと外国の歴史のある雑誌というものを知っていればさらに楽しかったのかもしれないですね。