- 作者: ステファングラビンスキ,Stefan Grabi´nski,芝田文乃
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2015/07/27
- メディア: 単行本
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〈向こう〉には物理的な目には見えない、人間の貧弱な脳にはわからない新たな世界があると、いつも信じていた――
「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」の異名をとる、ポーランド随一の恐怖小説作家が描く、幻視と奇想に満ちた鉄道怪談集。鋼鉄の蒸気機関車が有機的生命を得て疾駆する、本邦初訳14の短篇小説。
ポーランドですよ、鉄道の怪奇小説ですよ。私にとっては好物だらけなんですが、執着なくてもモチーフは興味深いんじゃないかしら。
ということでぼちぼち読みます。装丁も素晴らしい。
「音無しの空間(鉄道のバラッド)」
廃線撤去寸前の線路の保全に取り組む一人の元車掌の物語。日本昔ばなしに通じるような切ないお話でした。