夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

今週の #まんぷく (第19週目)

 やっと出来たどー!!

 一応の完成は見えたけど実際売り物にするために検証に検証を重ねていく作業まで丁寧に見せてくれるからむしろ納得して販売への流れも見守れるという、尺がある朝ドラだからこそできる丁寧なお話づくりだなあ。ナレ検証も出来ただろうに、キレッキレの萬平さんのマッドサイエンティストぶりがまたまた見られました。

世良さんの面白いくらいの手のひら返しというか土下座、真一さんの大真面目な転職希望とまた立花夫妻を中心に環境を変えていく人たちと、元塩軍団同士で萬平さんを中心にマウンティングを取る神部くん、子供が生まれたのが嬉しいより萬平さんの仕事が気になるほうが勝っている感じが強いよね…割烹着の似合いすぎぶりでそのへんのちょっと残念なところを打ち消しにかかっているのが中の人強いなと。

またコピー品に煮え湯を飲まされる感じの展開みたいですが、あの頃って本当にコピー商品が多かったからな。いまもグレーゾーンのコピー商品が多いというか、同じ商品がいろんな値段で売られていてどこで買うのが正解なのかわかんないところがあるものな。

鈴さんがどのくらいの年齢設定なのかわからないけれどすごく頼りになる存在として今週は活きていたな。世良さんとかぶりがちなところがおかしかったけれど、二人が認めて初めて売れると確信できる、庶民の代表みたいなところは確かにある。ふくちゃんが倒れるとまた塩時代のチームらしく戻ってきてくれるのも頼もしかった。鈴さんどれだけ嫌がっても結局一肌脱いでくれるのよね。やはり主役の一人だ。

 

今度は商工会長がいないけれど、そのかわり助けてくれる国会議員役でパパ奥田瑛二さんが出演されるようなのでそこを楽しみに(再来週かな)ラーメンが出来たあとの展開をチキンラーメンを食べながら見守りましょう(今週2,3回食べた)

 

 悪魔のバタコも買いました…うまそう。

19001 コニー・ウィリス 「クロストーク」

 さいこーーーーーーよーーーーーーー!!!!

画期的な脳外科手術EEDを受けることにより、恋人や夫婦がたがいの気持ちをダイレクトに伝え合うことが可能になった社会。携帯電話メーカーのコムスパン社に勤務するブリディは、エリートビジネスマンでボーイフレンドのトレントとの愛を深めるため、干渉してくる親族たちや、コムスパンいちの変人と名高いCBの反対を押し切って、EED処置を受ける。だが、ブリディが接続したのは、トレントではなくとんでもない相手だった!?人の心がわかることは幸福につながるのか?ソーシャル・メディアとコミュニケーションの未来を、SFならではのテーマとミックスする、超常恋愛サスペンス大作。

 700ページ超、読み終わりました!途中でこれは非常に私の性癖をくすぐると気づいた時点で、素敵なシーンを読んではもどり、読んではもどり、本を閉じてはうつ伏せになって机をバンバン叩くような心境で読んでいたからもう、とても捗らず。

でも半分からは一気読みだったな…途中でFGOのおっきーの如くへんなアヘ顔になりそうだった…性癖すぎる…とってもロマンティックだった…

 

コニー・ウィリスの小説の特徴といえばだいたい主人公が本人の意図とは違うものに翻弄されがちで忙しいのだけど、この作品もものすごく忙しい。忙しさがこれまでのなかでも随一かもしれない。しかも翻弄される原因の一部が面倒くさい身内ってあたりがそういうものに心当たりのある者にとっては同情してしまう状況だったり。

アイルランド系であることに矜持を持つ大伯母、自分が三姉妹の真ん中で姉も妹も面倒くさい、そして性急で相手の都合にまったく合わせないイケメンの彼氏。

 

そんな彼女が本人の意図するところとは全然違うところで会社のなかでもナード中のナードのCBと精神的につながっちゃったら…というところから始まるパニック小説とも取れるんですけどね。

 

御年70歳くらいでこれを書くコニー・ウィリスはすごいなと。

あと、コニー・ウィリスの短編はそれほど読んでないから知らないけど、長編でこんなにセックスセックス言ってるの初めて。現代的な内容だからかな。航路はどうだったっけ。

 

まあ、あらすじはどうあれ、SFだからって敬遠せずに、私に騙されたと思って読んでよ。

私が最&高なんて言葉使ったのこれが初めてだから。

 

ありがとう、コニー・ウィリス大森望さん。

ときめきを、ありがとう。

それと、FGOをやっているからね、メイヴちゃんはやっぱりクイーンだなと思いました。コニー・ウィリスは可愛い女の子を登場させるのがすごく上手だけど、今回も素敵な女の子でした。

 

 

ここから微妙にネタバレ?

 

 

(半日後)興奮の読後からちょっと頭を整理して、読んでいる途中で感じたことを。

作品のモチーフで、好きな人は「家族八景」「七瀬ふたたび」などを思い出すと思うのですよ。日本の方はそういう力を持ってしまった人の日本ならではの陰湿さがあり、ショタコンホイホイだったような気がする。

それもあって、読んでいる間の肌触りは「七瀬ふたたび」×「ハウルの動く城だったな!って。どこが?って思うところもあるかもしれないけど私はハウルの動く城を始めてみたときの胸のときめきが蘇ったな…

家族八景 (新潮文庫)

家族八景 (新潮文庫)

 
エディプスの恋人 (新潮文庫)

エディプスの恋人 (新潮文庫)

 
七瀬ふたたび (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

 

 エディプスの恋人が3作目で、持っているのだけど読んでないのよね。七瀬ふたたびが面白かったのでそこで満足したというか。読んだほうが良いんだろうなあ。趣はぜんぜん違うけれど面白いですよ。ちょいちょい映像化されているような気がする。 

ハウルの動く城 [DVD]

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ここからは蛇足。更に蛇足。 

 

 

私はCBはベン・ウィショーさんだと思って読んでました。映画化するなら彼で!!!本人のセクシュアリティとかは関係ない。セクシュアリティで役柄限定されるのはおかしいし!

彼しか居ないってくらい私の中でハマりました。いやー素晴らしかった!

今週の #まんぷく (第18週目)

 産みの苦しみとよしのちゃんの縁談で蘇る序盤の鈴さんの面倒臭さ…

 壇蜜さんはさすらいのミューズって感じでほとばしるパトスでマンボを踊って忠彦さんの新境地を開いた「だけ」なのに、色っぽい美人ってだけで克子姉ちゃんを翻弄し、女性の家族たちを( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)させていったのであった。視聴者も大概( ゚д゚)だったのでは。

たしかに芸術家の妻がこのくらいで慌てるなと、すごく遠くから見ると思ってしまう。もっと放蕩がきつい芸術家は多いしエスパー魔美のお父さんとか娘をヌードモデルにするしさ、それに比べたら忠彦さんは真面目な芸術家だよ。黒田清輝みたいに娘を描かれたら克子姉ちゃんと鈴さんは揃って「コレジャナイ」って言いそう…

 

この一週間では私は岡さん森本さんコンビが恋に落ちちゃったところが格別に面白かったんだけど、森本さんがすっかり感じよく、様々なことに理解があり、ポジティブになっているのが好もしく思いました。映画館はまた今度、と言われたときの反応も「次もまた会える」ことに希望を見出しているような。岡さんはもともと酔っ払いから嫌がる女性を助けるくらい男気があり、ブツクサいいながらもちゃんと仕事をして出来たところがあるのでさほど成長を感じないけど人懐っこいところはあるのですぐに「よしのちゃん!」言うてるし好感度は高め。どちらが選ばれるのか、マスターの言う通りどちらも玉砕するのかも気になったり。

 

マスターと言えば、白薔薇のふたりは主に成り行きの見守り役だけどふくちゃんと萬平さんの味方だから嫌なことを言う世良さんに雑盛りカレーをお見舞いするのが痛快でした。家で産みの苦しみがあったり、子どもたちが学校で揉めていたりする中、職場ではなんの軋轢もないのはいい緩衝材ではないでしょうか。チャラい加藤雅也さんというとんでもないものを見せていただいていますが(すごい美男でしょ?なんなら今井三姉妹の旦那さんたちと真正面から張れるくらい男前なのにあのキャラ…)オッケーが癖になってくる。しのぶさんの牧瀬里穂さんも往年の「ヒューヒューだよ!」を彷彿とさせる変な声とかね。昔から顔をいじらずかわいい、いま47歳とかありえへん…昔、めっちゃめちゃファンだったので嬉しいです。シンデレラエキスプレスのCMとかね、もう見ている側に遠距離恋愛をしていないのに私も僕もと幻想を抱かせる姿でしたよね。


JR東海 クリスマスエクスプレス 牧瀬里穂1989

 

そんな懐かしさを覚えつつ、ラーメン開発は試行錯誤の連続で、そこを励ます真一さんと忠彦さん、この旦那さんたちの交流もなんの軋轢もなくて見ていてホッとするというか目の保養というか。

見ているこっちの大体は「はよ油で揚げることに気づかんかい!」って思っているんですけど、今の主流のフリーズドライも試しつつ(あれには大掛かりな機械が必要らしい)やっと、やっと、今週のラスト1分というか15秒くらいで揚げることにたどり着きます。

長かった…

 

来週は!ふくちゃんの予言どおり?世良さんが土下座し、タカちゃんが出産し、それからふくちゃんが倒れるという、面白いやら温かいやら心配やらでいろいろ物語が動きそう。ふくちゃんがどれだけ大変だったか、萬平さんは感謝している方だと思うけどもっと労ってやってほしいわ。ふくちゃんはラーメンができるのを楽しみにしていたけどかなりしわ寄せをうけていたはず。家事の傍ら子供と遊ぶのにも一生懸命でヘトヘトになっていたのも気にかかった(月光仮面の子どもたちは超可愛かったけど)。

 

人が成功するところを見るのは嬉しいので、来週は楽しみですねえ、まだまだ紆余曲折はあるけれども(画期的な発明にはかならずパクリがついてくるものな…)

ミステリと言う勿れ 4巻

 発売日に買えました。うっかり見過ごすところだった…

ミステリと言う勿れ 4 (フラワーコミックスアルファ)
 

 広島編の結末はFlowersで読んでいたので再読になりますが、傷ついている汐路ちゃんを励ます話が優しいから読んでよかった。

で、新章が始まったのだけど、今度は一応長丁場ではない…が、長い目で見ると長丁場なのかしらん。という感じ。流れはある。転ぶのは強引な展開かもしれないけど、整くんならやるね!という。

 

ガロくんの存在が見え隠れしてそれを求めながら行動するところがまた好きなのだけど、そんなにページ数はないのに詰め込まれたエピソード、詰め込まれた整くんが常々考えていること、詰め込まれた豆知識的な情報…これを数ヶ月おきに読ませてもらえるってとても贅沢だと思う。映画だったらシリーズ物で3年に1度くらい制作されるくらいのボリューム。

 

作中に引用されたものがまた素敵だからさー

つい買っちゃったわよ。

自省録 (岩波文庫)

自省録 (岩波文庫)

 

 

三好達治の「大阿蘇」とか教科書で読んで、「にほんごであそぼ」でも取り上げられていたかな?雨が降っていると思い出しがちなの確かに。すごく好き。

どこからどうつなげてああいう物語にするのか、田村由美先生の頭の中を知りたくなる展開のうまさ、引用作の巧妙さ。

 

整くんにも秘密があるっぽいのに今回もそんなに明かされなかったのだけど、次回が早速気になる。裏にガロくんはいるのか?いないのか?

 

月刊flowers(フラワーズ) 2019年 04 月号 [雑誌]

月刊flowers(フラワーズ) 2019年 04 月号 [雑誌]

 

 

ここへ来て「このマンガがすごい!」で2位になったそうですがね。

 

いまさら?感が強い。

直木三十五直木賞取らせるくらいじゃね?しかも2位とか!1位でしょふつーに!

田村由美先生ってとんでもなくすごい漫画家さんなのに扱い悪くね?

ネトフリで7Seedsがアニメになるらしいけど、生ぬるい!どの作品もアニメでも実写でも絶対見ごたえあるだろうし、原作で圧倒されるだろうよ!(BASARAはアニメ化されたけど、連載中のアニメ化だから終わり方が微妙だった覚えがある。揚羽の声が塩沢兼人さんだったのが最高だった…)

その昔、脂汗がだらだら流れるほどの謎の腹痛に苦しみながら病院で順番待ちをしていて そこで手にとった別冊少女コミックで「BASARA」の第1話を読み、苦しみながらも「すごく面白い作品が始まった…!」と感激したのだけど、結果、内臓疾患が見つかり入院した思い出があるのよ。巴がゆく!もその前の読み切りも読んだ上でのそのテンションだったけど、その勘は正しく、最初から最後までクライマックスだった(すぐ仮面ライダー引用したがる)

 

新作はまた違った魅力があって、現代物を描いてもすごく面白い方だなと改めて。毎回これ書いている気がする。

入院しても病院での生活にちょっとした楽しみを見出す整くんが好きです。よく喋る子だけど中身がしっかりしているから鬱陶しくないのよね。実際そばに居たら面倒くさいかもだけど。

謎のメッセージの作り方が聖書を勉強する時みたいだな、と、私は仏教徒だけど一時的に聖書の勉強をしていたので思い出しました。

 

ところでマルクス・アウレーリウス「自省録」で引用されている「明け方に起きにくいときには」ですが、大昔の人と私の気持ちがフィットした瞬間でしたね…

ここで引用された言葉を胸に、頑張って起きます。

今週の #まんぷく (第17週目)

ラーメン作り編です! 

連続テレビ小説 まんぷく Part2 (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 まんぷく Part2 (NHKドラマ・ガイド)

 

 まあなによりも私は岡さん森本さん再登場がうれしかったり。

神部くんといまでも同僚という時点で縁が続いているのかもしれないけど、仲良さそうだしまだ独身でつるんでるのが微笑ましい。そして来週判明するけどよしのちゃんとなにかあるらしい。

私はタカちゃんの顔が好きだけど(真田丸のタガログ訛りのタカさん可愛かった)やっぱり一般的にはよしのちゃんがいいんでしょうね…

 

ラーメンのスープと麺の研修、材料の買い出しなどで商店街を出入りしているとその界隈のマダムぶったオバハンから下世話なうわさ話の的になるのだけど、もとよりそういうことを気にしない(というかあれは気づいてない)のでとにかくラーメンに集中、苦労をかける奥さんへのねぎらいも明後日の方向へリヤカーで向かう感じがあり、周りの方が心配したり対処してくれているのよね。白薔薇のご夫婦はふくちゃんのいないところでオバハンたちを退治し、家計の助けにと食材を鈴さんが持ってきてくれたり。

前から鈴さんはお肉を大事にするところがあるから好きです。昔のお肉(そして現在の高級精肉店)はああいう包みに入っていたよな…

 

ラーメンに関する進捗はいまは産みの苦しみってところだったのだけど、合間に真一さんの再婚話が入り(最初はえらくびっくりしたけど視聴者も含めふくちゃんたちもとても納得がいく、誠実な対応ができるカップルで安心した…この作品でみんな戦死せず帰ってきたのと同じレベルで安心した…真一さんは幸せにならないとな)壇蜜さんがモデルとして登場し、目新しさもあるし、源ちゃん幸ちゃんもやられっぱなしではない、と物語は動いていってます。

 

今回は特にスープの味見の引っ張り具合とか、麺に練り込んだスープではだめだけど答えが見つからないところのミステリ仕立てのBGMがすごく面白かったです。

 

来週はいよいよ出会う三角関係と、踊る壇蜜さんとパッション要潤さんと、天ぷらにエウレカしている父親を見ている子どもたちの扮装が超かわいいのと誰やねんて感じの人が出ていましたが、どこを楽しみにしていいのかわからないくらい楽しさ満載かな。

 

で、壇蜜さんなんですけど、たまたまdマガジンでフライデーの表紙に壇蜜さん最後のヌードとか見出しがあって、壇蜜さんってヌードされているんだとまず知らなかったのでちょっと興味本位で見たら…

 

ああいうサービスでは、大事なところはすっごい削除のされ方をしていました☆

 

でも体がすごく美しかったなあ。下着のあととかまったくないのは当たり前なんだけどどうやってあの柔らかさを太りすぎず痩せすぎず鍛えすぎずキープしているんだろうなあと、ゆるふわボディだから気になりました。

 

FRIDAY(フライデー) 2019年 2/15 号 [雑誌]

FRIDAY(フライデー) 2019年 2/15 号 [雑誌]

 

 たぶん紙で買ったら見られると思うよ、大事なところ。そして写真集が出るそうです。

 

ボヘミアン・ラプソディー(映画)

 映画化されるって噂があった頃は見に行く気にはならなかったんですよ。

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 最初はベン・ウィショーさんがオファーされていて、彼のファンだからそっち方面から情報が来て。

彼ならうまく演じるだろうけど、フレディ・マーキュリーフレディ・マーキュリーでしかないし、どんな作品になるにしても本物のパフォーマンスには勝てないだろうしな、とか思って他人事のように感じていたのですよ。

Queenのファンになったのは20年位まえでもちろんフレディの死後で、うちのお婿さんは存命中からのファンで亡くなったときのテンションの落ち方がひどかったような…覚えがある。私はイギリスのロックをよく聴いていたけれど、Queenのことは本当によく知らなかったのよね。アルバムジャケットが苦手だったりして敬遠していたところがあったり。吉良吉影のほうが先だったり。

 

そもそもファンになったきっかけが追悼ライヴのジョージ・マイケルの歌う「Somebody to Love」なので、フレディ歌ってねーじゃん!という邪道ぶり。しかしあれはベストアクトだと思うよ。ジョージ・マイケルの華麗なる歌唱力に圧倒される。本家ももちろんいいんだけど。

Somebody To Love

Somebody To Love

  • provided courtesy of iTunes

 

 

それはどうあれ、同じく見る気がなかったろくちゃんが評判を聞きつけて、プロモーションを見たりしてやっぱり往年のファンなのでうずうずするんですよ。

気がついたらWe Will Rock Youのリズムを指先で叩いていたりするんですよ。

で、我慢できなくなって出不精で人混み嫌いな私に週末に行くぞと誘うわけですよ。私もまあまあ見たくなっていたところだったので良いですよ、と応じるわけですよ。

一人で観に行けばいい話なんですけど、ろくちゃんは映画を見たあとにあーだこーだとネタバレ全開で私に伝えたいから一緒に見に行きたいわけですよ。かわいいかよ。

 

で、人が多いのに私ったらマスクするのを忘れて劇場に行ったんですが。

冒頭からどっばーと涙が。それこそSomebody to Loveがかかるじゃないですか。

で、後ろ姿がフレディより小ぶりなんだけどオーラは感じるじゃないですか。

ラミ・マレックのフレディはフレディの前歯を誇張しながらも、自信たっぷりの笑顔や孤独なときの小動物みたいな眼差し、なにかに取り憑かれたような同性の人を見る目線などすごく上手だったとおもいます。本人に寄せる努力をしたというパフォーマンスも見事でした。

つぶやいたけど、私、そんなにフレディの前歯が出ているって印象なかったのよね。日本人で見慣れているからな。初っ端から歯が出ている話をされていていろいろ言われているのを見ていると「日本には明石家さんまさんという偉大なコメディアンが居てだね」とフレディのかわいい歯をいろいろ言うマスコミ関係者相手に言いたくなりましたね。

 

どこまで事実に沿っているかとかは知らないけど、フレディが亡くなった時期は知っているのでライヴ・エイドの時点でもう自分は知っていたのかと思うと切なくて、ライヴ・エイドで歌われていた曲、私はだいたい全部歌えるので隣のお婿と一緒に歌っていましたよ…

途中、何度も仲間ともめてもQueenの印象的なリズムを思いつくというきっかけで曲作りの方へ入っていくシーンが好きでした。フレディがわりと無軌道で無茶をやるなかで他のメンバーは大人の対応をするんですね。そしてブライアン・メイが似ていて、ロジャーの女装が超可愛くて(ロジャーの人、X-MENに出ている人だし)よく見つけてきたなと感激したり。フレディのセクシュアリティがどうであれそこをスルーしていた向きがあるのも大人だなあ。

 

で、セクシュアリティの表現なんですけど、旧世紀の話だからゲイがあからさまにゲイで、あんまり旧世紀のゲイに対して知識がないけどヴィレッジ・ピープルやん!って思いながらそれっぽいシーンがいくつかあって、私は頭の中にお花が咲きそうだったのですが、観客には世代と言いましょうか、私より年上の人が多かったのでこれはどうなんだろうと思っていたら、見終わったあとに左隣のお姉さまは「すごく、よかった!」とお連れさんに仰っていたからとりあえず大丈夫だったらしい。

レビューをいろいろ見たらあのへんのことをぎゃあぎゃあ言うてる偏見丸出しの人もいるじゃあないですか。

いや、フレディなんだからそのへんをぼかしたら炎上だよ(実際そのへんをぼかした最初のプロモーションのせいで炎上したらしい)何言ってるんだよガチに決まってるじゃん、濃厚なセックスシーンがなかっただけ君らに優しいよ!って思ったものだけど。

偏見持っている人がなんで見ちゃったの?って首を傾げたり。つーか、偏見があると素敵な作品を楽しむ幅が狭まるよね。つまんない。

 

フレディがエイズで亡くなってしまったのは、エイズに罹患するのが早すぎた(いまの時代は、発症しなかったら長生きできる可能性も高いし普通に生活もできる)のが惜しい、って印象。あの頃はゲイ=エイズにかかるという偏見も強かったんだけど、そこには有名人であるフレディが亡くなってしまったことの影響も大きかったような覚えがある。

そのあたりにやりきれなさを感じながらも本気のパフォーマンスを見せてくれたのだなとわかるライヴ・エイドでそりゃあ泣くわと。MTVなどであのパフォーマンスを何度か見ていたけれど、事情がわかると胸が熱くなるなと。ライヴ・エイド自体は私は小学生だったのだけど、うちのおかーさんが好きなミュージシャンたちがどえらく立派なことをやってるというのは当時わかってました。うちのおかーさん、ボブ・ディランデヴィッド・ボウイも大好きで。MTVも地元で夜中にちょいちょいやっていたのをビデオに録って私に見せてくれていたので、同世代の中では見るのが早い方だったと思います。当時、都会に居たろくちゃんはもっと見ていたそうだけど。

 

リアルタイムではあんまり知らなかったけど(有名な曲はそりゃあ聴いたことはあったが)それが悔しくなるような素敵な作品でした。

フレディの猫好きなとこ、寂しそうにしているところを見てるとお家に連れて帰ってお話をしたいような気にさせられたなあ。

モンティ・パイソンもそうだけど、だいたい高学歴メンバーで構成されたグループって面白いなあと、そのへんの側面も気になって見ていました。

 

で、ラスト、エンドロールでああやっぱり最高だな、ってフレディ好きだわと改めて思ったの。Don't Stop me nowからShow must go onへの流れ、「あの名曲出てないやん!」を潰してくる引用曲の使い方もよかった。

お婿も素直にボロッボロに泣いていました。もともと泣き虫さんなんですけど。そして行く前も帰ってからもずっとQueenを聴いています。

私は、諸事情でもうおおよそ一生会えない友達に「We are the champions」を歌って送ったことがあったんですが、あれはやってよかったなと、本人はうるせーなと思ったかもしれないけれどそう思ってます。誰かの心に寄り添ったり、鼓舞したり、センスオブワンダーだったりそういう曲を沢山くれたんだなあ。

 

 

まあ、でも私はボヘミアン・ラプソディーといえば気を抜くとハッチポッチステーションのいぬのおまわりさんを思い出しちゃうんですけどね…


犬のおまわりさん with QUEEN

 

今週の #まんぷく (第16週目)

 やっとチキンラーメン開発のルートに入る週です。

連続テレビ小説 まんぷく Part2 (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 まんぷく Part2 (NHKドラマ・ガイド)

 
日清 チキンラーメン (85g×5P)×6個

日清 チキンラーメン (85g×5P)×6個

 

 それまでのお正月は理事長ならではの、挨拶が多い賑やかなお正月だったのに対して没落しちゃったから静かでささやかなお正月になるかと思ったら萬平さんとふくちゃんを支える周りの人達のあたたかーい訪問により楽しくて賑やかなお正月になったのが良かったなあ。すっかり親戚のおっちゃんじみている世良さんとか。

あの時代だからいまといろんな考え方の価値観が違っていたり、未知なるものへの理解の仕方がいまのひととずれているのもその再現度がわりと忠実で興味深い。源ちゃんと幸ちゃんへのいじめにしても、心の弱さをいたわるより強さを信じて正しいものを見つめて己をわりと押し殺すほうを良しとするという。ふくちゃんは萬平さんにラーメン作りを辞めてくれという子供に対して職業に貴賎なし、父親を信じろといって泣きじゃくる子どもたちを抱きしめたのはあの時代のお母さんとしては最適解じゃないかしらん。

とはいえ実際に痛い目に遭うお子にとっては不条理で納得行かないだろうからちゃんとケアしないと極道へ進みかねない気もするけどな…子供は親を選べないし後々にとんでもなく大成するのは視聴者は知っているけど子どもたちにはなーんもわからないうちに裕福な暮らしから転落しているわけで。いい子でニコニコなんか…私だったら大暴れじゃ。

 

そんな子どもたちに何も言えず難しい顔をするしかなかった萬平さんは毎日ラーメンを食べ歩き、家計の助けを思って作った畑を潰して研究小屋を建てるのですが、笑顔で容認するふくちゃんの人間の度量の大きさよ。私だったら大暴れじゃ。もうちょっと折り合いをつけろと。こっちのことも考えろと。百歩譲ってラーメン食べ歩きはゆるそう。だけど、いるか?研究小屋。マッドサイエンティストはお籠りがすきとはいえな…

 

実は生活にゆとりがあり子沢山のパーラー白薔薇のご夫婦や常識的な目線で萬平さんのアイディアを捉えて理解できるできないのジャッジを(キツめに)与える鈴さん、妊娠した奥さんより萬平さんのことが大好きらしい神部くんなど周りの人達からも支えられながらチキンラーメン(即席ラーメン)へ突き進むのはワクワクするけど、そこまでにいろいろあるよね、萬平さんだけの物語じゃないものね。

 

来週は塩軍団復帰(どうもよしのちゃんとの恋愛も絡むらしい。かなり年が離れていないか?)と、忠彦さんの理性により解決したと思った美人画モデルが美人問題が壇蜜さんという強敵出現により再浮上するのと、もしかしたらふくちゃんが子供のいじめ解決にも動くんじゃないかなあという淡い期待も出てきたり。でも壇蜜さんも忠彦さんの家族愛には叶わなかったら今度は橋本マナミさんが…って思ったらもう牧、善之介の御婦人だし、あとは叶姉妹しかおらんやん!って思ったり思わなかったり(忠彦さんは何を試されているのだろうか…)

 

私としては赤津くんにも再登場していただいて、鈴さんのお守りや適度なあしらいをして欲しいところ。あと、子守もしてあげてほしい…鈴さんをこき使えるの娘たちと赤津くんしかいないからな。テレビみて笑ってる場合じゃねえ、子どもたちを助けろと言いたい。子どもたちが真剣に上手な演技をしているだけにアレで済んでほしくないと思ったのでした。