夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

10月雑感

わりと暑い(暖かい、じゃない)まま終りを迎えているので10月って感じがあまりしない一ヶ月であった。外を出歩く気にもなれない。10月の地元周辺、すごく感じが良いのにな。
今月の本の釣果は待望のシャーリイ・ジャクスンの「くじ」フレドリック・ブラウンの「さあ、気ちがいになりなさい」がぼんやりしているうちに発売になり、本国で出版時に滾った「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」もぼんやりしているうちに2タイプで発売。ぼんやりしていたので知らなかったが、日本でのつかみがあまりにも良かったから2タイプでの出版になったそうだけど、予定通り銀背オンリーで売って銀背というレーベルを確固たるものにすればいいのにとおせっかいにも思うようなどうでもいいような。
あとはヒグチユウコさんスペシャルのMOEを買いましたが、なんだか日常のことに関してはあんまり記憶がなく時間だけが過ぎていった感触しかない。記憶に焼き付いているのは、ペルソナ5をクリアしたこと、ユーリオンアイスが素晴らしいこと、うたプリが平常運転、ポケモンで迷走する私、という感じ。

ペルソナ5が終わったらどうすればいいねん、私はどう生きていけばいいのかと不安に思っていたが、繋ぐように私の前に全裸のヴィクトルが現れ(全然嘘を書いていないのになんだこれ)私の中の未知なる萌えを開発中。私、腐ったのもいけるんだ!と驚いている(いや、耐性はそこそこあったけど食いつくほどでは)。

 

くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)

 
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

 
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)

 

 この宣材画像のヴィクトル、一瞬しか着てなかったロシア代表のユニホームで慣れない。たいていVネック(まさかヴィクトルだからか?)のシャツ着てるよね…

 

数ヶ月前の雑感から自分にも言い聞かせていたように、仕事がつまんない、環境がつまんないときは趣味が充実するのだけど大丈夫かと云うほどにテンションは高まっている。ペルソナ5は驚きの連続だったし、ユーリオンアイスも毎回驚かされている。ここというケチのつけようがいまのところない。もともとあんまりケチをつける性分でもないけどさ。

心残りは10月なのに本を読まなかったこと。それどころじゃないにしてもさ、1冊も読まないってやばいよ。本を読むのにうってつけなセンシティヴになるシーズンなのに。何を読んでいいのかさっぱりわかんなくて、あれこれ手を出してみるけれどそれよりユーリオンアイスか斉木楠雄のΨ難(Ψ出すの苦労した。GoogleIMEだと「ギリシャ」で出てくるよ)を流す→見ちゃう。燃堂出ると目で追いがち。燃堂といえば勇利の元コーチの顎も燃堂だったな…


前からだけど一つのことにどハマりすると他が見えなくなることがあって、今回も脳がヴィクトル以外受け付けない状態に。3話の本心をまったく口にしないヴィクトルとか、感じが良いけど本心が見えないところとか本当にどツボすぎて…4話で紳士で粘り強くて優しいというのはわかったけどさ、もう…好き…(涙ぐんでる)
でもこのブロマンスをもっと味わいたいんや!という気分もあるので我が家にあるブロマンス的な読み物をあさってもいいんだけど「真夜中の相棒」はなんか暗そうだし。いま暗いの読んだら打ちのめされそうだし。ほかになにかあったかな、「ウィンブルドン」はもう読んだし。

真夜中の相棒〈新装版〉 (文春文庫)

真夜中の相棒〈新装版〉 (文春文庫)

 

 ↓清らかで可憐なユリオ(もはやユリオじゃない)が出て来る妄想可能なブロマンス。

ウィンブルドン (創元推理文庫)

ウィンブルドン (創元推理文庫)

 

 


成田美名子先生の本も割と総じてブロマンス要素があるから漫画でもいいやと思っているんだけど成田美名子先生の著作くらいになるとファン歴が長く、既読のものは頭に焼き付いているので読まんでも頭の引き出しから引っ張り出せるという。特にジェイクとアレックスの関係とか好きだなあ。服の着方、小物の持ち方、鞄の提げ方ひとつひとつが魅力的な人たちが出てくる。

 

 

男女カップルのロマンスものじゃなくて、ブロマンスがいいの、と間久部に訴えると「ホームズでも読んでろ」と言われたけど。あー…でもホームズな、私自身がホームズにキャラがかぶっているから(あの人注意欠陥障害って説があるし)読んでいて落ち着かないというか、ワトスンだけが好きというか。ホームズの描写あれやこれやのイタさが自分と似ていて辛いというか。興味ないものは全然覚えないとか退屈だと死にたくなるとか。謎解き要素が興味ないから(すでにシャーロック・ホームズシリーズを全否定)ホームズとワトソンがずっとイチャイチャしている話なら読みたいと間久部にいうと「薄い本あたるか」とかいう会話になり、ちがう、間久部、なんかちがうんや…答えは目の前にあるのに霧がかかっていて見えないんや…

 

という悶々としたものを抱えて、読みたい本いっぱいあるのに手に付かない。