22日の未明に放映されたユーリ最終滑走の前に通しで1話から見ていたのが、結局9話の終わりから見られなかったので(つーか見るのは見たけどここへ書き込むような見かたはしていない)改めて見ております。基本、ゲンドウポーズで。
神回だらけのユーリオンアイスにあって、私的にやっぱりこれが一番神回かなあ、大好きなヴィクトル視点の回だもん。
ヴィクトルが20年以上放っておいた2つのLについて絡めながらグランプリファイナル開催前の一休みを描いているのだけど、前にも書いたけれどヴィクトル目線なので、まあ、勇利が超可愛い。ヴィクトルはそんな目で勇利を見ているのか!と震えるほどよ。
しかもちょいちょい出てくる集合写真(長谷津でユリオを囲んでの記念撮影、中国大会の記念写真)でのヴィクトルと勇利を見て!必ずくっついてるから!本当に自重しないカップルだよ!好き!!!
猫耳つけたままJJにキレるユリオとかヴィクトルの印象がよくなさすぎるJJとか、ヴィクトルが見た他の選手達の距離感はそれぞれ。クリスは付き合いが長い親しみがこもっていてユリオは子猫ちゃん、JJはうろ覚え、オタベックは知らないながら評価していてピチットくんは勇利の親友で自撮りスキルの話はするもののそんなにスケートに言及してない…中国大会で演技中に駐車場にいたからって…ピチットくんのカメラロールにある勇利の画像にはきっと興味津々だろうよこの人。
かーらーの、時差ボケスリーピングビューティー…
私的に勇利がのび太くんのようにヴィクトルに助けを求めた後現れた本人がガニ股でジタバタしているのが可愛くて好きです。
勇利は引退前の思い出づくりのつもりでバルセロナ観光を提案、ヴィクトルはわかってないから「緊張しているんだな」ってすれ違い。
結局スーツを買ってもらえたのかしら。
何回見てもオタベックからソルジャーと表現されたユリオがまんざらでもない感じが面白くて!10代ど真ん中だから厨二病的属性を与えられると燃える感じあるよね。自分のことをアイスタイガーとか言える人だからね!あとで一緒にお茶しているときになんの話をしてあんなに楽しそうだったのかが気になるのよね。
さて、それはどうあれ、新婚旅行あるあるみたいな痴話喧嘩の後、ふつーに自然に仲直りしている師弟カップルなんだけど、ヴィクトル目線の勇利がとても可愛いのと、このときのヴィクトルのモノローグよ…
勇利が答えを探しているとき、黙っていても目がキラキラと輝いている。たぶん今、ダウジングみたいに何かを探している。話しかけずに、そっと様子を見よう。
察するに、勇利が目をキラキラさせているときをそれまで何度か目にしていての経験から仰っているんでしょうけど…どんだけ観察しているんですか、どんだけ見つめているんですか、キラキラしているってどんだけ感じているんですか!!あなたの目で見た勇利はそりゃあかわいいよ?でも云っていい?
欲目って言葉、知ってる??
ここでダウジングが完了した勇利が耳を真っ赤にして変な声を上げるの超カワイイんだけど、ここからの展開すごいよねえ、つくづく。
ヴィクトルは困惑しっぱなしなんだけど勇利がなにをしようとしているのか掴みかねているのかな。教会の前で指輪交換とか本当にとんでもない展開だよ、長年アニメ見てきたけどこんなすごいシーンそんなにないよ。勝生勇利の天然脊髄反射的行動にヴィクトルも私も翻弄されっぱなしだよ。
しかしこれどういうやりとりでペアの自分にする方の指輪を予めヴィクトルに渡したんだろう、そのへんが不明瞭だからへんな考察デマが流布されるのよね、なんだっけ、ヴィクトルもおそろいの指輪を買っておいた?とか。
ここでヴィクトルはポカーンとしているんだけど、右手の薬指はロシアでは結婚指輪をすることからそこにはめてもらっていることに現実を受け止めきれないとか、もうやってることがまったく読めなくてぼーっとしているか、いろいろあるんだろうけれど、意図を読み取ってからはさすがスケートの神様って感じで神々しかった。
「明日は、勇利が一番好きって言い切れるスケートを見せてね」
って歴代最高に優しい諏訪部様の声で言われるとそりゃあ顔も真っ赤になって嬉しいわ。
「俺は勇利が決めたことを、絶対に信じるよ」
勇利が決めることを遠回しに操作するけどね!!多分に自分のためだけど勇利の幸せのためにも正しい選択だった、あれは。
そもそも指輪を贈るって発想がすごいよね…普通の恋人同士でもかなり出来上がってないとあげるものじゃないのに。ヴィクトルからじゃなくて勇利からというのがさらに驚き。ふたりともお互いに好意はあるんだろうけれど感情は読み取りにくいから(ふたりとも不思議ちゃんよね)どこまでの気持ちでそんなもん贈るんやと私が戸惑うんだけど最後の最後までキラッキラに輝いていたな、愛の光。そう、あれは愛の光なのよ。
しかし、弟は美男のリビングレジェンドをメロメロにさせているのに真利姉ちゃんは自分の半分の年令の少年にキャッキャ云ってるのすごいよね。こういう姉弟構成ときどきいるよ…
バンケットの悪夢は結局勇利は確認していないだろうな。覚えていないことに関してヴィクトルはそんなに執着しないんだろうか。最終回の最初の展開にしても、勇利が言い出しっぺなのにという前提があると本当に勇利が鬼畜よ?もっともっと怒っていいよ。
ここでのピチットくんの反応が本当に素敵なんだけど、クリスはここではふつーに祝福しているので、ヴィクトルには選手とか長年のライバルとして注目してほしくて最終回ではムカついたんだろうな。で、応援されて喜んでいた。彼もまたヴィクトルのファンなのね…ヴィクトルを真っ向からライバル視しているのってユリオとJJだけかも。
金メダルとったら結婚だーって云ってたの、あれ有効だよね。
朝日に指輪をかざしているシーンのヴィクトルの表情、私はその表情をちゃんと見ないうちは喜んでいるんだと思っていたけれど、ユリオと勇利に記録を更新されたときとちょっと表情が似ているというか、読めない。
ユリオがああやって喧嘩を売るときは、相手の本気を促すとか発破をかけているんだと理解すると可愛い。不器用だけど真面目だし他人のために動ける子。勇利とヴィクトルが不思議ちゃんである中で一番真っ当でしっかりしているかも、すごく若いのに。クソ生意気な弟にイラッとするお兄さんみたいなヴィクトルを見られて、ああいう態度に出るのもユリオ相手だけだろうな。ふたりとも本気で喧嘩しているわけではないからそのあとすぐに長谷津を思い出して共感してるという…二人の関係がそこに凝縮されていた。無駄ではないやりとりを見せてもらった。
からの、バンケット。
勇利の秘められたポテンシャルが最大に発揮されたシーンだけど、ヴィクトルと勇利の距離が縮まっていく感じ、二人のダンスバトルがだんだんバトルじゃなくて単に楽しいダンスになっちゃってるところが大好き。笑いあっているシーンだけ時間をとってるのが象徴的。ユリオとダンスしているときも勇利ばっかり撮ってたよね…お口がハートになってた。
ユリオが一番勇利の画像をたくさん持っている(というか最終的に全部同期させてる)のが可愛い。もう、察するしかない。
びーまいこーち!のくだりは、そこが2つのLを感じた発端だったんだろうな。息を呑むヴィクトルの表情が文句なしに恋に落ちていて可愛くて綺麗で何回も見返してしまった。恋と呼ぶにはそんなにかんたんではないみたいなニュアンスのことを勇利は言うけれど、ややこしいことを言わんでも…もう恋でもいいやん。
一夜明けて視聴者を地獄へ突き落とした11話。
誕生日にヴィクトルが来たよー!!どこに貼ろうかしらー #ヴィクトル生誕祭2016 pic.twitter.com/OHAQNRSbzy
— れーさん!!! on ICE (@leyla3_gamer) December 25, 2016
↑お誕生日に間に合ったやつ。
OPもEDも今回が最後、見納めなのよね。
ペアリングにキスするシーン、すごく破壊力あるのにいままでいろいろありすぎて油断しちゃって未だに悲鳴をあげてしまう…
そのあとの勇利が間接キス、同時にヴィクトルが自分の指輪にキスするの、もうどう消化していいのかさっぱりわからん、ただニヤニヤ見てしまうわ。
その直後の長谷津での練習シーンで勇利がヴィクトルを煽って抱きつかれているけれど、顔めっちゃ近くて絶対頬にキスのひとつでもくれてやってる絵面になってる。勇利もふつーにハグ仕返してるし、距離感が…距離感があ…
「勇利はもう自分の決めたことを迷ったりしない。それなのに俺のほうが心臓が破裂しそうだ」
自分のことだったらこんなにハラハラしないんだろうな。一緒に飛んじゃうし。
ここで挟まれるヴィクトルの現役時代の孤独、ちゃんと勇利に話していたら勇利は現役復帰を望んだだろうか。それでも望んでしまうのが勝生さんだろうけれど。
ヴィクトルはコーチ業にどハマりして勇利の喜怒哀楽を吸収消化しているところだったんだろうけれどそこをぶった切ろうとするわかってなさ、仲がいいし相性もいいのに意思疎通ができていないってすごい関係…
ユリオの最高の演技もいいけれどリリアがいい笑顔で喜んでいるのと、ユリオのアガペーをまとめる名言がよかった。オタベックとの出会いが総仕上げで愛の入り口を見つけたのね。でももともと愛情はある子だろうけれど、形にするのが下手なだけなんだろうな。ここまでこれたから勇利を引き留められたのかもしれない。
勇利が11話でヴィクトルの一挙一動になにか不安を感じていたりちょっと傷ついていたのは現役から離れていこうとしているのに気づいてしまった、が正解だったのか。
崩れたJJに対して誰も笑わないけれど軽く持ち直してJJスタイルを決めたときはやっぱり引いていたのが可笑しかった。
サーラは勇利の方を伺っていたけどなにを聞こうとしたんだろう。8話の終わり際でも勇利とヴィクトルの様子を伺っていたな。こちらの気をひく演出なんだろうか。
兄の抑圧でいろんな男性に興味津々なのは余計危険なので抑圧もほどほどに。
で、問題のCパート。ヴィクトルはあとはバスローブを脱いで寝るだけってポジションなんだろうけれど(西洋人は本当に裸で寝る人が多い…リアルでも知ってるのよ)真剣な話をする絵面ではなくてヴィクトルは油断しているというのがわかるが、勇利ももうちょっと気を遣えばいいのに、できない子だからああいうときに云っちゃうしそのあとも無神経なことをやっちゃうという。ヴィクトルが7話で泣き出した勇利に云ったこととおあいこだけど。
エロスが完ぺきな演技じゃなくて悔しい思いをしているのも後への決断に繋がったんだろうな。無駄のない話展開ですよ。
2016/12/26 23:39
↓鬼畜勇利さんをガン見する涙目ヴィクトル!!!リアルタイムで見たときに、テレ朝動画をリロードしてサムネが出る前にクリックしたのでこれを見なかったのはラッキーだった。泣くとは思わなかったからその覚悟もなく見られたので。これ見たあとだと驚きが薄れる。それにしてもきれーな人だよ…
静かに美しい涙をながすので見入っちゃうよね…勇利は驚きはするもののあんまり動揺していないのがゆとり世代だから?自分が事故ったら妙に冷静になっちゃうアレ?
「引退します」で涙の量が増えるのが可哀想で可哀想で。この人この時点でもうすぐ28歳なのにこんなに綺麗な泣き方できるってどうなのよ…「ファイナルで終わりにしよう」って言われる寸前まで幸せで充実していたからその落差でこんなことに。覚えているよ、10話で観光にはしゃぎ、婚約だー結婚だーとはしゃぎ、11話で勇利になにができるかワクワクしてたの!視聴者は勇利が考えていることを知っているからハラハラしてたよ…泣くときの頬の染め方が本当にかわいいのよどうしよう。
自分の全く知らないところで重大な決意をしていたことや、終わらせるつもりでここまで来ていたことに衝撃を受けただろうし、漸く知ることができた2つのLをこれ以上は得られなくなること、これから考えていたことができなくなることも含めて腹が立ったり悲しくなったりしたのだろうな、まず勇利が自分のそばから離れようとしているということもショックだっただろうなあ…
この作品では主人公の勇利がしょっぱなから泣くし7話ではヴィクトルに泣かされるし11話ではピチットくんも感極まって泣くしとそこそこ泣くシーンがあるものの、それらを全部凌駕する美しいシーンでした。でも勇利がかける言葉がひどくて感傷がひっこんだけど。7話のヴィクトルのダメ男発言もあるのでどっちもどっちだけどね…ヴィクトルの前髪を上げるために手を動かしたときに指輪が光るのがもう!指輪の存在だけはどんなに尺が足らなくても、ヴィクトルのコートの色設定を時々間違えても欠かさない、それが公式!!
「グランプリファイナルまでって云ったのはヴィクトルだろ?」と言うけれど、ヴィクトルはただ「グランプリファイナルで金メダルをとらせる」って云っただけで期間を限定したわけではない…そしてグランプリファイナルに設定したのはおそらくテレ朝の都合である…
このときのヴィクトルのお怒りはごもっとも。しかし勇利の肩に手をかけた後どうなったのか、この回ってぶった切りとか明らかにもったいない編集点がいくつかあるのでマジでディレクターズカットお願いしたい…邪な私の妄想はどうあれ、1日かけてヴィクトルは説得したのかもしれない。勇利は勇利でヴィクトルに現役復帰するよう説得しようとしたのかもしれない…うん、そういうことにしてもいい。練習なんかやってられるか、って空気になっていたんだろうよ、納得してやらないけれどな。
この回ではJJも泣いていたな。
全然違う方向へ飛びますが、声優さんの泣き演技では入野自由くん推しです。すごいよ!彼の泣き演技。
それはさておき、ランビエールさんのアニメ絵、よく見たらお髭の部分だけ顔に色味があって細かいしそこ必要?って驚いた。青くないだけいいけれどね。
「翼の折れたJJ」
真顔でボケるほど面白い瞬間はないからね。
ピチットくんのは真顔でボケるというより本気で夢見てるのでまたちがうけれど可愛いよね、原宿。アイスショーってあんまり見たことがない層に誤解をされそうな絵面だったな。ユリオがなぜいないかって、彼は猫だからピチットくんと相性が良くないのかも。ピチットくんがグランプリファイナルに進めてよかったなあ、クリスと仲が良くなっているのも和む。クリスも猫派なのにな。二人で付添人をやると私がうれしい。
そこでカットインされる9話のラスト、「プロポーズみたいだね」のセリフ以外。そこ思い出しちゃうと二人の感傷とか思いが違う方向へ飛んで行くのであえて外したな…
「勇利がずっと引退しなきゃいいのになあ」
というヴィクトルのセリフが、勇利の後ろ髪をちょいちょい引っ張っているんじゃないかと思う。本音は演技中にモノローグで語られるけれど、ヴィクトルと一緒にいたいんだものね。
ヴィクトルはランビエールさんと対話した後も演技直前までもめっちゃ考え込んでいたけれど、勇利に対しては棘のある態度とか取らず、優しく接していたのが私は本当に、何度見ても好きです…これがユリオがコーチだったら「お前なんか知らねえよバーーーーカ!!」で終わってたでしょ。私の気性がユリオ寄りなのでよく優しくできるなあって惚れ惚れしちゃう。
でも、勇利からのリクエストによりもともとの毒舌が発揮されるけれどこれまでのことがあるから云ってることキツイのに嬉しいし楽しいというのが、これまでの8ヶ月が偲ばれる、いい関係。演技前に冗談めいたことを言って二人で笑うって仲良すぎ。
むき出しの愛のモノローグで語られるけれど24歳にして人生の半分以上ヴィクトルが大好きで追いかけていた人がどれだけいても振り向いて貰えてそばに来てもらえたのは勇利だけなのがすごい。本人の自己評価が低いだけにその多幸感は誰よりも高いだろうな。
私は勇利は自分がヴィクトルから愛されていると自分に必死に言い聞かせているって思っていたんだけど、受け取っていると感じた上でお返しをしてみせたのが今回の演技だったのね。
ヴィクトルはこのときに感極まっていたけれど、この回冒頭で泣いてから涙もろくなってるのかも。それまでは2話で勇利に一緒に寝るのを拒まれて涙ぐんでいるときしか泣いていないというか、泣く理由もなかったのかもしれないけれど、勇利を失いかけて泣くことによって漸く人間らしくなったというか、2つのLを人並みに手に入れた瞬間だったのかもね。
演技のラストの振りなんか、完全に二人の世界だったけど振り付けした本人があんな目をキラキラさせてすごいよね…しかも指輪の愛の光がキラッキラに輝いているしさ…なにを見せられてるの私って思うよ。すごく幸せになれるけれども。
オタベックの演技とモノローグは勇利が終始美しい演技なのに対してかっこよくてクールなのよね、JJは勇利を王者にふさわしくないとか言ってたけど勇利は王者ではなくて男性だけど女王様の括りというか歌舞伎の女形っぽいから別格の気がする。魔性のカツ丼は最後は雄みが増したけれどもともとは街で一番の美女だったし。チェスのクイーンみたいなポジションだなと思う。ジャンプが飛べるようになったけれどステップが美しいことでユリオの心まで掴んだのだし。他の人達と武器と攻撃方法がちがう。
あの「心をつかんでくるステップ」って言い方よ…心掴まれたのかユリオ…って思っちゃうよね。ヴィクトルより先に目をつけて追いかけていて、あのときトイレで泣いてなかったらどう声をかけていたんだろう。オタベックより前に友達ができていたのかも。9話の励ましみたいなことになっていたのかも。ユリオ可愛いよね…泣けてきた…
最後ユリオも泣いていたわ。全力を尽くしたので感極まったんだろうか。泣き方がまた可愛いんだ、漢泣きじゃないのよね。表彰台ですっごく顔が怖いのは「泣いてしまった」バツの悪さからか。そういうところも好き。本当に可愛い。
二人の仲の良さにしょっちゅう腹を立てていたけれどあれはなんだったんだろうなあ(棒読み
ここから先のことはもう前のブログに書いたこととさほど感じ入るものは変わらないけれど、勇利が後1年で金メダルを取ってみせると云ってもそれ以降も離すつもりがないヴィクトルにワクワクする。むしろこれがプロポーズみたいじゃない?(メダルが空を舞うときに∞の形になっていたと指摘する人があってマジかよ本当に深い!といまびっくりしてる)
ロシア人のヴィクトルが右手の薬指の指輪を外す気も別の場所へ変える気もない時点でもう…もう…(感無量)
ヴィクトルがどれだけ勇利のことを手放したくなくてユリオに助けを求めてちょっといじわるな駆け引きに出て勇利をロシアへ連れて帰ったかを知るとまた1から見直したくなる。物語の前半は本当に得体が知れない綺麗で可愛くていい匂いがしそうな宇宙人ってイメージが強かったけれど神様が一人の酔っぱらいに出会って人間になる過程が描かれていたと思うとまた印象が違うし、ペアの滑走のあとのサンクトのワンシーンを見たあとだとこれまでの経過の一つ一つが愛おしいと思いませんか。つーかますますヴィクトルが可愛く見えて仕方ないと思うんだわ。
ということでまた1から見ちゃうんだよ。本当に毎回神回だったな、人が死ななくて(わんこは冒頭でヴィっちゃんがいなくなってるけど…)登場人物が殺されるかもしれないというスリルもなく(見ているこっちが殺されるけれど)ひどく傷つけ合うこともなく(泣かしあったり勝手に傷ついてはいたが)無駄に感動や癒やしを押し売りされることもなく、そういうのを経なくても感情が揺さぶられて感動しっぱなしってすごいアニメだと思う。
普段はハマった作品のMADとか見に行かないんだけど、人気のはMADすら神がかっている。ニジンスキーとカラオケ最高。
カラオケネタは本当に普段は興味ないしモチーフになった曲もアニソン以外は全然好きじゃないのに、これはラストでぶわあああ!って泣いてしまった。あれほど有線でかかっていてうんざりしていたはずの曲が!
ニジンスキーはただのトレスじゃなくてアレンジが美しいのとおまけに愛がこもっていて何度も何度も見てしまう。エロスの部分が超好き。あと薔薇の精のくだり。
ユーリを見てよかったのが、私は勇利を演じた豊永さんはさほどピンときてなくて、デュラの帝人しか知らなかったのだけど、あの帝人がまた好きじゃなくて。というかデュラの学生たちが杏里ちゃん以外全然ピンとこなくて、大人組が大好きすぎて若手は面倒くさいと思っていたしその延長線で彼の演技を見ていたのでユーリを見始めた最初も帝人が頭から離れなかったのにいつの間にか凌駕していて、最終回の「気づいた?ヴィクトル」の声のニュアンスとかもう、聞き惚れた!べ様は最初聴いた時点で私にとってベスト諏訪部はこれだと確信したし、内山さんはあんまり知らなかったんだけど、ヴィクトルのヴィがちゃんと「ヴィ」なのが好きだ。生意気さと不器用さがきちんと声に宿っていてかっこいいのよね…
配信が継続される限りロスはさほど感じないだろうけれど、松のように配信され続ければいいけれど(おなじエイベックスではある…)どうだろう、せめて円盤が6巻まで発売されるまで配信してほしいなあ。アマゾンはもともと松は配信されていなかったはず。dアニメは継続してくれますように…でないと、ロスになった人がなににすがるかわからんよね。円盤にデータのダウンロード権もあればいいのに。持ち歩きつづけたい。職場が綺麗でなくてつまんなくて死にそうだから、休憩中にユーリ見て元気出してる私としては。
とりあえず明日の夜から今年最後のお休みなので1から見直そう…何回見ても新たな発見があるしヴィクトルが魅力的なんだわ。