夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

人渣反派自救系統 台湾繁体字版 上巻 魔翻訳進捗 第六回「金蘭」 感想 突然のとんでもねー日本語

アニメが日本で公開決定!良かったね!(WOWOWだから視聴環境ない我が家)

ブロマンスでどう表現するんだこれ。ブロマンス以前に冰河がWEBで大人気のエロ小説の主人公って前提はそのまんまなんだろうか…3000人のハーレムは?

「金蘭」に意味があるのかと調べたのだけど、意味はあるのかもしれないけど作中では施設名(施設?)でした…

 

前の回でさんざんロスっぷりが明らかになっていて、冰河が次に現れるまであと5年とか言っていたけどこの作者さんのことだから5年じゃないんだろうなーと思っていたら本当に5年じゃなくてそこで笑い転げました。さすが!さすがです!

 

怪異の究明のために師尊が仲間たちと出張ると、なんやかんやでいろいろあって冰河と再会、冰河はでかくなってるうえに業務提携(言い方)を結んでるお山に厄介になっていていつの間にか彼の周りの若い弟子たちからは冰河を悪く扱ったと敵対視されるながれ。でも冰河は恨んでいるようすなどなくずっと柔らかい態度で腰も低い。でもそれが怖い師尊。

 

やっぱり殺される前提でお話があるし、そのフラグを自分で立てちゃったからね。

冰河が美女たちとハーレムを作る話の世界にいるということも大前提だから、本当なら冰河のお相手になるはずの女の子が行方不明を心配してやせ細るはずが師尊の下で修行して頭角を現してたくましくなってることにツッコミを入れてるのが可笑しい。

 

冰河がいるばかりに2番手に甘んじている公儀簫が師尊に同情的で今回のことでちょっと負い目があるので優しいので仲間意識を感じていると、冰河の二人を見る目がさらに怖いってそれ殺意は師尊には向いてないと思うよ。

 

師尊めっちゃ怖がってるけど冰河の物言いに「だよねえ」と頷いてしまう読者の私。でも師尊はそんな冰河が怖くてつい友人に助けを求めたくなるよねえ。相手の本心がお互いわからないからすごいすれ違い…私は妙に冰河に同情的になってしまって胸が痛いんですけど。振り向いてもらえないって辛いものね。

 

ブコメ的にすれ違いに緊迫感が帯びるのは良いけどそれ以外にも緊迫感を帯びてきて、なぜか(理由は何となく分かるけど)師尊が追い詰められることに。

おそろしー

こういうところがあるもんね、作者さんの作風!

あくまで沈清秋はクズである(であった)のも前提なんですよね。

前提がいろいろ活きてくるというか効いてくる感じで、そうそう改変させたらんでという気合マシマシ。

1ページに渡る熟女?の恨み節キツかった…

 

しかもちゃんとした日本語?の注釈がついた略語が出てきて、それじゃなくても混乱していた頭がバグりそうになりましたよ。中国の人って結構ひらがないけるの?今回ばかりは注釈を翻訳しなくてもわかりましたわ。

 

頭を抱えるような事態になったけどこの回とっても面白かったです。表面では語られてないけど読者には判ることがすごく多い…!!