なんと、下巻のわりとすぐで物語自体は完結するので実質2冊で本当は間に合ったのでは?と思ったり思わなかったり。下巻はほとんどが番外編なんですね??
番外編がかなり読み応えがあるのがこの作家さんの特色だからそれが大量にあると思うとありがたいけれども。
どんな風にすすむのかなーって適当に中巻、下巻をめくっていて気づいて驚いた!
第二回は第一回で受注したクエストを遂行するんだけど、ここでも天官賜福で読んだ試練のスケベといいましょうか、攻めの性癖がこう…そうなるきっかけがあるとは。
読んだ人の魔翻訳に関する話がそんなにないので、魔翻訳が本当に正しいのかどうかを知りたくても答え合わせがしにくいのですが、沈秋(の中の人)は冰河になら抱かれてもいいって既に思ってんの?思ってないの??
バッドエンド回避のための足がかりが出来たときによく使われる表現が直訳だとそうとれるからさ…
って思ったら、ネット検索をかけたらわかった。
抱大腿:他人のコネを利用する行為、特に弱者が強者の力を借りることを指す
って新語らしい。
なるほど…割と素で困惑していたわ…
主人公の名前が冰河なので第一回で沈秋が手に入れた観音様がマーマから貰った十字架の首飾りみたいに思えていけない。心臓を突き破っても死なないようガードしてくれるマーマの十字架。死ぬわそれ。
自分の言葉を強調するために独特な表現を使うんですが(漢字と漢字の間に!をつけるやつ)あれは!を一個ずつ消したらちゃんと翻訳できますね。でもああ表現することで歯の隙間から叫びたいような気持ちが伝わってくる。面白い表現。漢字しかないから表現の工夫が面白いですよね。
その昔Dr.スランプで摘さん一家が引っ越してきたときに中国語を漢字の当て字で表現していて「なにするんだ」の「るん」が♪で表現されていたのがすごく好きだったんだけどあながち間違いじゃないような表現もあるような。
魔物との対決がチートだったとはいえ力より知恵で勝つ感じでそこが好きでした。いいバトルだったな。
悪魔の聖女ってビックリマンみたい…
イメージ描写がニコニコ動画みたいなんなかった?横スクロールで弾幕の文字が走るみたいな。
元の作品がハーレムものなので女子の扱いがフェミ視線から見たら炎上ものなんだけど、戦うときに服がパーンするといった衣装破壊系のスマホゲームみたいなこともあるみたい。
主人公目線のメタ発言的には萌える演出なんだろうなあ…私は乙女目線?のとうらぶでもそれは好かんと思っているので一ミリも刺さらない…そして冰河も刺さってないっぽい。よしよし。
スラングが多くて魔翻訳が悲鳴をあげてるけど面白く読めています「狂傲仙魔途」の作者の名前がなかなかの魔翻訳泣かせ。
本来なら冰河とお互い認識しあうはずの美しい女子たちがまったく眼中に入っていかない展開になってる笑