これは旧版のほうですね。細かな違いは知らないんだけどページ数がちょっと違うので新版の方を買いました。
天官賜福より文字が大きく1ページあたりの文章が短いのでOCRのスキャンはしやすいのだけど、独自の用語が多いから魔翻訳の精度は低め。
作品中のパラメータの「爽度」とか。変な翻訳になるからなんだか静岡の「さわやか」に行きたくなってくるほど「さわやか」を見たかもしれない。ハンバーグ食べたい気持ちになる。
導入は、ピクシブを読んで納得したけど人気のWEBハーレム小説「狂傲仙魔途」で主人公洛冰河を幼少からいじめ抜く師匠に転生したその作品の熱烈なオタクが作中で主人公から悲惨な復讐をされるのを回避するために物語のシステムと折り合いをつけながら行動を起こすという感じ?
中国の小説なのにGoogleを例に出すのが面白い気がする。連載時にはGoogleに寛容だったっけ、中国。
私は流行り?の異世界転生ものとかなろう系とか悪役令嬢的なのは、そういうのがあるというのは知っているけど全然興味を持っていなかったので、早川書房さんも最近取り組んでいるらしいのを「なにやっとんじゃ」くらいしか思ってなかったり、一生読むことがないジャンルなんだろうなって思ってました。アニメとかも一ミリも興味を持てなかった。早川書房さん、なんか迷走してるような気がする。今に始まったことじゃないけど。
この作品も作者の他の作品が好きすぎるからたぶん面白いと踏んでいるけど、冒頭から30ページほど読んでみて、これは元になった作品は本当に面白いの?オタクになるほどハマれるの?とそこが疑問だったり。
だって主人公が大映ドラマ的に過酷な雌伏のときを経て闇堕ちしたあとにそのへんにいる女性みんな自分のものにできるほどのハーレムを形成しつつ自分を虐げた奴らにとんでもねー復讐をしていくんでしょ?
面白いのかな…闇堕ちした島耕作のイメージが頭をチラつく…ハーレムのイメージが乏しいわたし…
でもそこを心配するのは野暮だと思うので読み進めていきましょう。とにかく主人公がおっかない復讐をされるのを回避しないといけないのがなかなかスリルがある。
ピクシブ百科事典を参考にさせていただいて固有名詞等を確認していますが、これがなかったらなかなかしんどかったかも。魔翻訳のアプリも暴走気味。でもまた慣れていくんでしょうよ。
続きは1話を読み終わってから書きましょう…まだそこまでツッコミどころがないというか、ツッコミどころだらけで何を言っていいかわからんというか。
32ページあたりからお話が動いてすごく面白くなりました。
女子の弟子がめっちゃ地雷で主人公が兄弟子たちからいじめに遭うのはいややなあと思って読んでたけど不確定要素の主人公がシステムをかいくぐり行動を起こすので面白くなります。
これは書くのが難しい難しくないです(魔翻訳風に)
途中でハリー・ポッターが出てくるのでおっとホグワーツレガシー?と可笑しかったり。主人公とシステムとの対話の小気味よさが週刊少年ジャンプの新しいタイプのバトル漫画みたい(結局ジャンプで例えてるな)
32ページあたりから一気に読めました。それまでは4ページ魔翻訳しては寝落ちしてた…そんな感じです。慣れない世界観だから「そういう話なんだ」って判るまではそうなるって。