夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

春ゆきてレトロチカ 本編とはあんまり関係のないツッコミ

YouTubeチャンネル「わしゃがなTV」の生配信で攻略を見て購入を決めまして、本日届いて攻略中。

プレイヤーはフェアに作られたミステリに挑むことができます。
「手がかり」を集め、「仮説」を作り、論理をもって謎に立ち向かいましょう。
【物語】
100年にわたって不可解な死が続く四十間一族。
この一族の元を訪れたミステリ作家の河々見はるかは、時を越えて起きた4つの殺人事件に挑むことになる。
死を呼ぶ「赤い椿」と「不老の果実」。そして、その先に眠る真実とは──

予告では過去の物語でも現在でも同じ俳優さんが演じることで輪廻的ななにかかと思ったのですが、そこは違って現在の主人公であるベストセラー作家が過去の事件を現在の自分の周りの人に配役を振って脳内で展開させているという設定でした。

昭和平成初期の火サスや土曜ワイド劇場を見ていた私には美味しい雰囲気が満載です。

 

一章を終えて。

お話の中の出来事とはいえ、個人売買会で集まったのが本当にごくわずかの人数なので無理やり潜入した感じのある語り手が浮いていて面白かったのと、平岡さんといえば好青年のイメージが強かっただけに気だるげで枯れた雰囲気を漂わせて魅力的だなあと思ったり、横山めぐみさんがもう、昭和のサスペンスの匂いをぷんぷんと漂わせ、時代が許せばもっと色気が爆発していたに違いないと。

つまりずっと楽しめました。推理はだいたいあたっていたのだけど、逆転裁判でもあるけど真実へ導く選択肢が曖昧でひとつバッドエンドを見てしまいました。書き手の方は間違いないと思って用意する選択肢でも、読み手の方はそれが確かとわかる根拠に自信がないから指摘できないという齟齬です。書いた人に直接言いたい。「あれはわかりにくいぞ」って。

間違いを指摘された語り手が実写な分いたたまれなさがハンパない。

ランクAでしたが満点では終わらなかったです。これが後々まで響くならどーしよ…

 

テキストアドベンチャーによくある選択肢総当りで潰していくにも採点システムがあったり、ドラマ視聴中の手がかりを見ていないと取りこぼす可能性があるので気が抜けないところ、一度選んだ選択肢はさかのぼっても直せない?ところはゲームとして成立していると思います。

これ、「わしゃがなTV」の攻略生配信でわしゃメンのツッコミをもっと見たかったなあ…とくにマフィア梶田さんが池内万作さんと横山めぐみさんのやりとりにどうツッコミを入れるか見たかった。途中で不具合で中断したのが残念です。

大正編の犯人判明のあとからの私のつぶやき

松金よね子さんと萬田久子さんを足して2で割ったような(この人と怒鳴ってばかりのお兄さんは知らない俳優さんでした)いい塩梅の人がいるもんだ…高齢を強調しているけど老けて見えない

・撮ったのがここ1〜2年なんだろうな サイン会でもマスクしてたし、会食前のシーンの距離のとり方がめっちゃソーシャルディスタンス

・テーブルが伝統ある金持ちのものに見えない。今どきのトーク番組の距離。討論番組というか。

・お父さんの振る舞いは真っ当で大人だ…言うことも真っ当だ…

・か、かじきゅん!!

・いい声の探偵さんダナー(棒)

・お父さんちゃんと探偵さんの身元を洗ったのかなー…えええええ(そういえば紹介動画で見たわ)

・***************(本編の核心に触れるツッコミ)

・まさかのアクション!実は握力がすごいかもしれない!!

・かじきゅんの存在おもしろいな…今までのサスペンスドラマとちょっと違うところを感じる。

・お約束満載だあ(超展開もあるけど)

 

ここからは自主規制。2章の犯人当ては滞りなく終わってS取れました。

普段はあまり興味がないフーダニットですが、これは興味深いです。続きが気になってグイグイ引き込む中で、緊張が高まる中愛犬が突如私の肘を下からアタックするので(お腹すいた、というアピール)必要以上にびっくりしました。

ビビりをビビらせる緊張感もあります…佐野さんもいい演技しますね。大正編と全然雰囲気が違う。