夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」やっと見た!(ふんわりネタバレ)

久々に円盤をレンタルしました。

冒頭の10分はYouTubeで見ていたのでわかってはいるのにやっぱり泣いちゃう。

というかこの作品は絶対私を泣かせに来るだろうとわかっていたので予めタオル、淹れたての美味しいコーヒー、胡蝶しのぶさんが描かれたブルボンのプチシリーズのチョコラングドシャを携えて人を駄目にするソファに座って見ました。が、家で見てるもんだからTwitterで実況はするという、もうサガと言いましょうかね。相席食堂のノブと大悟のように「ちょっと待てぇ!」ってツッコミを入れたくなるところもやっぱりあるんですよ、どれだけ感動作でもだ。

 

だってギルベルト少佐を想うヴァイオレットちゃんって、そばにギルベルト少佐がいない(下手したら死んでる)だけにもはや推しを推すオタクに見えるんだもん…

推しの母の墓前を訪ねるヴァイオレットちゃんなんて聖地巡礼しているように見えるし推しのグッズが貰えるとホイホイ船を尋ねるヴァイオレットちゃんの表情がもう推しに萌えてるように見えるし教え子相手に少佐の話を聞くヴァイオレットちゃんの表情も「あーこういう顔私もするわ」って思って見てた。

うちわにギルベルト少佐の肖像が描かれたものを持っていないだけっていうふうに見えなくもなかった。

 

ボロッボロに泣きながらそんなことをチラチラ考えるし、ボロッボロに泣きながらぶどう畑での兄弟のやり取りで「そんなに離れてるのにそんな調子で会話して声が聞こえるん…?」とか船を追いかける少佐の声が届いたのを見て「いや、エンジン音うるさくて絶対ありえへん」とか思っちゃう自分がちょっと嫌でした。どーーーしても、そういうことに気づいちゃう。

 

でもアニメシリーズの最初から見ているだけにようやくたどり着いた結末に心から祝福が送れるね。一旦ヴァイオレットちゃんを拒絶したギルベルト少佐の気持ちは推して知るべしってところがあるが、4年の間にヴァイオレットちゃんも立派な女性になってよかったね!!

 

4年前のデコ出し少佐もかっこよかったんだけど前髪がおりて遊ばせてる(ように見える)少佐が色っぽいのよな!首筋とかうなじのラインの描き方もとても魅力的でした。浪川大輔さんの少佐の演技はアニメシリーズの頃から好きで、日頃は(ペルソナ4の番長は素晴らしいけど)さほど惚れ込むほどではない程度に好感を持っているのですが、ギルベルト少佐は最高やな!ともはや私が萌えておりました。

大好きな中田譲治様がギルベルト少佐のお父さん役で出演するという話だったけどさすがの存在感でした。あれだけで十分かっけえ!

 

そして、お婿は横でずーーーーーっと泣いておりました。アンのママの手紙だけで駄目よねー。だから10話とかもう大変。川澄さんの声で「アン、」というセリフを聴くだけで泣ける。

 

アニメシリーズから劇場版に至るまでの間に京アニに起こったことを思うともうちょっと厳粛な気持ちになっちゃうけどそのへんはエンドロールで思い出したくらいで、お話に没頭してしまいました。それもまた、制作側もそのほうがいいと思ってくれるといいな。本当は忘れられないけどな。

 

ちょっとだけネタバレも踏んでいたし、だいたいの予想どおりの展開の中で大佐の態度の軟化が切なくも優しい気持ちにさせられたので予想通りだろうなーって思って見ないよりは見てよかったです。大佐にも幸あれ…あとホッジンズさんも。

 

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