夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

キングダム(映画)

 アマプラの見放題が終わるらしいので(そのうち復活するとは思うけど)部屋の掃除をしながら見ましたーだからざっくりとした感想しか書かない。原作知らないし、そもそも秦という国が数百年も続いている国だったのを知ったのも今日。歴史好きだけど春秋戦国時代とかめっちゃ疎いしこれから何を読めば詳しくわかるかまったくピンとこない。歴史が深すぎる。

 吉沢亮さんがとても魅力的でしたね。嬴政が出た瞬間に漂と違うのがわかる。すごく美しかったなー。回想の漂とも顔が同じなだけの別人に見える。

そして出番が累計でも10分あるかないかくらいの大沢たかおさんがそのくらいの出番のために体を仕上げてあの濃いキャラを演じたことにびっくりしました。原作知らないから、イメージ的に勇猛果敢な英雄を演じるかと思ったら…ちょいオネエ…いろいろと計り知れなさを伺わせるすごいキャラだった。

大沢たかおさんといえば仁先生とか星の金貨のお医者さんのイメージしかなかったからな…

長澤まさみさんもかっこよかったなー。演出的に血しぶきに規制とか自制を感じないのは良かったですね。長澤まさみさんは体つきがしっかりしているのでアクションに説得力がありました。いい太もも。

ラスボスみたいな坂口拓さんは台詞回しが特撮の人っぽいと思ったら本当に特撮とかアクションのほうでも活躍されている方だった。カブトにも出たらしいけどカブトといえば根岸と三島さんを記憶しがち。

本郷奏多さんは闇を抱えたクズキャラ演じさせたらガチですね。笑顔が綺麗ないいオタクなのに。

橋本環奈さんはくぎみーさんが演じる役の実写化を演じるのはこれで2人目なのが興味深い…可愛かった

というように、作品そのものや映画の作り方どうこうより俳優さんの演技や役柄について注目しました。

 

映画の作りやお話づくりに関しては、映画というよりすっかり大昔の作品になってしまった「西遊記(実写版、堺正章さんや夏目雅子さんが出演されていたアレ)」が現代でもうちょっと豪華になったらこんな感じという印象を持ってしまった。超大作とは思えなかったなあ…

ロケとかエキストラをたくさん使ってのアクションという視点では日本の作品の括りで考えたらハイローを見たあとだとこれは見劣りするというか。そんなに大勢いるとは思えなかったしな、軍勢(明らかにCGのコピペで増えていたし…)

ただ、吉沢亮さん演じる嬴政を撮るときのカメラのアングルはいつもちゃんとしていたなと。長澤まさみさんより美しく撮ろうとしてたんじゃない?

吉沢亮さんが好きな人はもれなく見たほうがいいけれど、そうでもなかったら大沢たかおさんを楽しむために見ましょう。素敵だったわあ…いままで演じたどのキャラよりも気に入りました。