珍しく12回で終わる(が、レンタルだと20話なので45分刻みかな)
ナム・ジュヒョクさんを挟んで両端の女性が同一人物の役で、プロセスとかは違うけれどハウルの動く城みたいな感じ。
まだ1話しか見てないけどヒロインが家族とはうまく行っているけれどそれ以外がどん底でかなり痛々しい。そこをもうベテランの域のハン・ジミンさんが演じるんだけど、この方はアラフォーなんですが(ヒョンビンさんの相手役で知ったけど彼よりひとつ年下なのであのお年頃のカップリングではピッタリ)25歳の役でその年代のナム・ジュヒョクさんが相手役ってどういうことかと思ったら、時間を巻き戻せる不思議な時計を持っていて、幼い頃にそれを多用しまくった結果、巻き戻した時間も体はそのままの時間を過ごしたため本来の同級生よりかなり老けているという設定。これDr.スランプで時間を止めて千兵衛さんが隣の摘さんとスケベないたずらをしまくった結果気づいたら周りよりずっと老けていたってネタと同じなんですね。懐かしい。
だからハン・ジミンさんが25歳の役なのは+10年分くらい時間を巻き戻しては自分の思うように過ごしていたから、ということで納得なのです。兄のほうが若く見えて、最初に出てきたときに弟かと思ったのだけどそれもあながち間違いじゃなかった。パッと見で若く見える人を兄に据えるあたりのキャスティングがすごい。
お父さんは「雲が描いた月明かり」のおじいさんとか「元カレは天才詐欺師」の市長役の人。
お母さんは他のドラマでもお母さんを演じていた人だなあと思うんだけどおぼろげ。
1話ではまだおばあさんになりませんが ナム・ジュヒョクさんが抑えめの雰囲気でとても魅力的なので、ハン・ジミンさんの演じる役どころは悲しいまでに痛々しいけれど(このへんのあからさまさ、取り繕わなさが韓国ドラマの魅力かもしれん)それでも可愛いからすごいよなあと感服しております。
どうなるんでしょうね。
2話見ました。
ヒロインはさらにどん底へ、ナム・ジュヒョクさん演じるジュナもどん底へ。なかなか救いようがない展開だけどどうなるんだろ。周りが(一人を除いて)わりと優しいが、ヒロインのヘジャとジュナが地味ーにすれ違っているのも気になる。いや、地味なんてもんじゃないか。派手にすれ違っております。老キム・ヘジャの中の人がすごくうまいので不自然な感じがしません。これは大変な役ですよ。
3話
起こってしまったことのギャップに苦しみながらも現実として受け入れていく展開がごく自然で決して暗いままではないのがいい。ジュナはへこみっぱなしだけど。ヘジャは自分の場所を見つけていくし、親友たちも超速の理解で受け入れてもらえて友情って素晴らしいなと感激した次第。でも相手を年長としてついつい体が敬ってしまうのが韓国の子の行き届いた躾を感じます。日本よりいろいろマナーがあるから余計わかりやすい。
兄が老けた妹を自然に受け入れて要領よく扱うのが長男の力を感じます。兄、ニートでうだつが上がらないけど面白いし根は優しい。父は自分のせいでこうなったのをなんとなく感じるから老けた娘に対して非常にぎこちないのが見ていて切ない。老眼鏡を買ってあげるシーンで泣いてもーた。そこで窓に映り込むタクシーとか、演出もいいんですよね。
4話
老キム・ヘジャとジュナが変な距離の縮め方をしているんだけどキム・ヘジャのキャラがブレないのでやきもきしながらも面白がれる。
兄も相変わらずひどくて面白いし、彼にムカつくへジャの親友の気持ちもよく分かる。ぎこちなかったお父さんとの和解もキム・ヘジャが老けちゃったことが幸いした感じで徐々に上手くやっていってほしい展開。
で。
すっかり陰キャになってしまったジュナが。とんでもねー仕事についていて私たちの爆笑を誘って終わり。まさかの熱唱。歌詞が「愛に年は関係ない」なのがいいね。ヘジャの( ゚д゚)ポカーンこの顔。
5話
ジュナが怪しいデイサービス(身体介護なし)に就職しているので困惑するヘジャ、つい口車に乗っかって怪しい薬を買ってしまったりご年配の人間関係に翻弄されたりと忙しい中、バイトもしたりちょいちょい笑わせつつも、ジュナとのやりとりはだいたい切ないし思うようにいかなくて歯がゆい感じ。そりゃあ気づかないわね。
兄と親友は、兄がどこまで意地汚いというか食い意地が張ってるんだって気もするけど親友が美人なのでもったいないなーと思いながら見てます。
6話
陰キャになってしまったジュナの沼の底のような瞳が可哀想。明るく誰にでも気遣いしちゃいたいヘジャはシャネルおばあさんの心を救い、ジュナの悲しみも知って救いたいと願った結果がバッドエンド回避の2周め突入とか。これ乙女ゲーだったのか…こういう乙女ゲーよく知ってる。
バッドエンドのフラグをヘジャがへし折り、回避したあとのジュナはそりゃあもう、キラキラしておりました。沼の底のような瞳からキラキラの瞳まで、すごいぞナム・ジュヒョク!!
彼くらいになると無地の紺色のスウェットでも立派なデートのおしゃれな服に匹敵するからな…おそろしい子だよ。終始幸せそうでこれが本来のルートなんだなと思えます。
この作品の広報でよく見るお花をあげるシーンなんかこれまでのキツい展開を知ってるだけに泣きそうになりましたが。そのあとで必ずヒロインにあるまじき瞬間が訪れるのほんまコメディよね…青っ鼻垂れるハン・ジミンさんとかねーわ。
って夢オチいいいいいいいいいいいいい!!!!!(すんません途中から実況してました)
まあいろんな問題を投げっぱなしにするところだったもんな。
また沼の底のような目のジュナだよ…
からの、急展開ありで、これは続きも見逃せませんなー
7話
突如として、傍目からだと妄想にとらわれてじいさんの時計を狙うババアになってしまった感じがするヘジャの妄言に揺さぶられるジュナがめちゃめちゃヘジャ(若)が好きやん…とちょいちょいときめきながらも、お父さんの衝撃の事実、お母さんの悲しみなどを知ってヘジャも妄想?から解脱。兄だけは相変わらず意地汚いなりに現状の打開にでようとするんだけど全員どん底なのは変わらず。
序盤の酔っ払ったヘジャとジュナの会話が再現されるシーンは素敵だったなあ。ジュナ目線でのやりとりでのヘジャの可愛いこと。こういうのがうまいドラマは好きです。
8話
ほんまナム・ジュヒョクさんがうまくてな…目にハイライトが入らない(演出もあるんだろうけど)
車のシーンがとんでもなく切なかったな
ヘジャがお達者倶楽部との交友関係を築いてきてもとの25歳の親友たちと隔たりが出来てきたけれどそこはうまく修復できたと思ったら!とんでもない展開になってもーた…美しいおばあさんが…
9話
韓国式のお葬式をじっくり見ることに。
それでも友達がいるからなあ。シャネルおばあさんが切なかった。高齢者の切なさが細かく描かれていてファンタジーなのを忘れそうになるわ…
ヘジャの話をしているときはジュナの目に光が差すのが素晴らしかったです。
で、ジュナが大ピンチ…だけど失恋したみたいなものの親友を囲んで女子たちはわちゃわちゃしてるという
10話
兄がもう…本当に関係のないところでピンチでサイテー笑
ジュナのピンチにヘジャとジジババのアベンジャーズがそれぞれの魅力を生かした立ち回りで、双子のおじいさんや盗癖のあるおばあさんたちのそれまで伏線になっていた特色が見事に生かされた展開で気持ちが良かったです。高齢者なめんな、ってところですね。
視覚障害者の方にあんなスキルがあったらすごいけどめっちゃファンタジーでした。それぞれの人達の若い頃の姿が映されるあたりが素敵な演出。ご年配をとてもリスペクトしている作品です。正直なめてた。
そして兄貴がしらず密航しとる…!!
海に行くのはいいけどそれよりジュナを病院へ連れて行ってやってくれ…
え??
いまわしめっちゃ( ゚д゚)ポカーンとしてる。
どゆこと
11話
超展開…
これまでのお話は、アルツハイマーの女性の脳で起こっていた妄想でした…?
兄がアレだけ意地汚くお金に恋に弾けた挙げ句に赤道直下に密航というくだりも、おばあさんの妄想だったの不憫すぎない??
妄想の中の地に足がついた描写の高齢者施設も、やたらお金で揉める高齢者とその子どもたちもリアルで、結局アルツハイマーを患った人の頭の中がファンタジーなだけで全ては高齢者の物語だったのか…あれだけ心が揺さぶられたのがそうだったのはすごく悲しい。
頭はそう納得していっているのだけど、物語では本物のヘジャとジュナの馴れ初め(70年代)がコメディタッチで描かれていくので非常に戸惑いましたよ。70年代ファッションのナム・ジュヒョクさんもふつーにかっこいいのすごいわ。
それにしてもヘジャの中の人(おばあちゃん)、うまいなあ。
12話
父ナム・ジュヒョク…
ふつーにアルツハイマーを患った女性の物語にしたらここまで引き込むことはなかったんだろうか。人騒がせな。
70年代の韓国っていろいろ規制があって大変だったんだなあ。冷戦の影響をもろに受けていたのか。いけ好かない笑い方をする警察官は愛の不時着でダンさんのおじさんにスネを蹴られた軍人やってた人ですね。
ジュナずっと可哀想やん。
私は可愛そうなナム・ジュヒョクさんは見ていられないですよ。「スタートアップ」もかなり可哀想な時があったけれど見ていられなかった。しかも今回遺影つきだよ。見ちゃいられないよ。
車椅子のじじいがジュナを見たらビビりあがっていたのは現実ではじじいが主治医のイケメン(ナム・ジュヒョクさんの二役、物腰が柔らかいお医者さん)を見てビビりあがったのを見たのかもな。そりゃあビビるだろうなあ。
ずっと切なさ満載だったけどさ…やっぱりおばあちゃんキム・ヘジャの脳内で赤道直下で置き去りにされた兄よ…70年代版の兄からしてウザいからそういう目に遭わされたんだろうか。
2周めを見たらまた印象がぜんぜん違うだろうし、このドラマはいわゆるひとつの「信頼できない語り手」ものなのでそこに注目すると面白いけれど、10話まで振り回された私の感情はどこへ持っていけば、いきなり突き落とされて挙げ句お婿と大泣きした我々の心の持っていきようはどうしたらと、なかなか困りました。
ナム・ジュヒョクさんがずっとずっと可哀想だったので、近々恋のゴールドメダルを見よう…
びっくり度はかなり高いけれど、置き去りにされた感じも強いわ。私はファンタジーラブコメを見ているはずだったんじゃあ…
これを見ないと私が救われない気がする。