夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」(映画)

 TLですごく評判が良かったので楽しみにしていました。ネトフリで見られるようになってよかった!

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(字幕版)

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(字幕版)

  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: Prime Video
 

「リチャード・ジュエル」「トロン:レガシー」などの女優オリビア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。主演は俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる「レディ・バード」のビーニー・フェルドスタインと、「ショート・ターム」のケイトリン・デバー。「俺たち」シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイが製作総指揮。

モリーレディ・バードシアーシャ・ローナンの親友役をやった子かあ。どうしてもそういう感じの役になりがちなのか。目立たない優等生というか、でもこの作品では主役で輝いていました。

遊ばずに頑張ったのにバカにしていた同級生たちもハイレベルの大学に入ると知ったときの表情がすごかった。それよりアメリカのハイスクールってどうしてこうも汚いんだろうって思ってしまう時点で私もどちらかと言うとそっちがわなんだろうな。

そんな彼女と親友が、本来なら鼻に引っ掛けないはずの卒業前夜のパーティに繰り出す気になるとそりゃあ痛々しい目に遭うんだろうなと思ったらいろいろ違う部分もあって、キーパーソンも魅力がある人達ばかりで、日頃バカにしていた同級生たちが一人ひとりそれなりに魅力があるとある程度わかるという、お互いを理解し合うことの良さが描かれていて非常に面白かった。

予想外の展開がいろいろ起こるんだけど、見ていて気持ちがいいことが多かったかな。

モリーもエイミーも勉強しか出来ない子じゃないのよね、頭が回るところも魅力として描かれるモリーがとてもよかったし、私は呼んでないのにしょっちゅう出てくるジジがお気に入りでした。個性あふれるメンツで、いかにアメリカといえどこんな個性が振り切れた子たちばっかやないやろーって思うところもあったけれども。

あと卒業シーズンに卒業生の親族は家を空けてはだめだというのは昔からその手の映画を見ると思う…

あー楽しかった。

私的に、エイミーの母が「フレンズ」のフィービーで、元気そうで良かったです。