評判が良かったタイ映画がAmazonでレンタル100円だったので見てます。
リンは小学1年生の頃から成績はオールA、中学でもずっと首席で通した頭脳明晰な女子高生。裕福とは言えない家庭で育った彼女だったが、優秀な成績が評価され、特待奨学生として進学校への転入を果たす。転入初日、勉強は不得意だが天真爛漫なグレースと出会ったリンは、彼女と友達に。リンは彼女に勉強を教えるようになるが、中間テストの本番中、まるで問題を解けないグレースを見かねて、答えを教えてしまう。やがて、その噂を聞きつけたグレースの彼氏・パットは、リンの頭脳を活かした“裏ビジネス”を思いつき…。
大昔、フランス映画で「ザ・カンニング」というなかなか低俗なコメディが受けて、いまでは考えられないくらい地上波の土曜日に放映されていたのですが、こちらはコメディ色なし、スリルとサスペンスあふれるカンニング映画。
作中でも大人が言うけど普通に勉強したほうがよくない?って私は思うんだけど、お金があったら別の手段を考えたり、利害が一致したらルール違反をしたくなるものかもね。私だったら暗号を覚えるより勉強するほうが楽しい。
クライマックスの工作なんか本当に、勉強するほうがよっぽどマシなスリルと労力よ。
これから大事な試験のために勉強する人が邪なことを考えないようにするためにはいい作品かも。
個人的な見解はさておき、一人の天才女子高生を中心に、勉強はできないけどお金はある学生たちが試験のシステムの抜け穴を狙って不正を働くことをエンタメ色豊かに描いております。
タイって仏教の国で川が生活に重要ってイメージがあったけど(年に1度タイに行っていた身内の現地写真のせい)川が出てこねえ…そして海外としての文化の違いなどの変な違和感がなく、しっくり入り込める。ちょっとハリウッド寄りだけど。
昨日話題になった庵野監督とガイナックス問題もそうなんだけどさ、突出した才能に集る害虫みたいな存在ってどこにでもいるもんだけどそれに振り回されるとろくなことがないよね…
ダレるところがほとんどなく、手に汗握るスリルがすごかった…あんな試験官こわいわ。逃走中かよ。エージェント・スミスかよ。
やっぱり行い良くいようと思い知ったあたりがさすが仏教の国の作品だな、とは思いました。主人公の女の子の引き締まった表情が夢に出てきそうだな…うちの従姉妹(純日本人で六親等内では一番優秀)にそっくりだった。元気かなー
これは面白かったので親友にもおすすめしよう。