夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

今週の「 #スカーレット 」 第2週

子供時代木曜日で終了。寂しい… 

連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

 

 なにかと女性が下に見られる時代で、私のおばあちゃんはきみちゃんの5歳年上でそこそこ裕福な家の子だったのでスムーズに女学校から高等学校への切り替えの時期も進めて途中から共学になったとのことでわりと優雅で楽しい高校生活を送れたそうだけど、女にそれ以上の学問も仕事もいらないと、卒業してすぐに見合い結婚したおかげで遊ぶ楽しさも知らず、すぐに生まれた息子だけが可愛い自分の味方と依存する人になったまま強くて面倒くさい、You Tube大好きばあさんになりました…

 

家庭環境や父親の意思で子供の人生が大きく決まる時代のなか、聞き分けのいい長女のきみちゃんも大阪で就職することになっちゃうんだけど…31歳の戸田恵梨香さんが15歳の役をするのがアレなのかしらんけど学生時代が2日と1分で終わってしまった…

幼馴染の信作くんと照ちゃんは高校に進むからこれからしばらく学生服らしい(なんか見た)。しかし信作くんがお弁当食べるシーンあったかな。あれ可愛かったのにな。

 

まだきみちゃんは陶芸家になるという夢とかヴィジョンがなく、陶工になろうとしていたのがなれず、さほど食い下がることなく悔しがったくらいで大阪に旅立つけれど、そこからどうやって陶芸をやろうってことになるのかまったく見えてこない…が、こんなに短い期間でいいの?あと5ヶ月と2週間あるよ?どのくらい滋賀の遣都さんは出るの(結局私が気になるのはそこ)?という困惑はさておき、子役時代を振り返りましょう…

 

草間さんの再訪により借金問題から手に入れかけたラジオと手袋を手放したのが戻ってくるまでのくだりに信楽の人の温かさがあって、そりゃあ5年住めば「うちは信楽の子」と言っても説得力がある。草間さんが去る際も少なかった荷物が最後見送られるときには中がパンパンになるくらいに膨らんでいるのも。

人さらいの話とかシリアスな中にちょいちょい笑いを挟んでくるのがさすがbk朝ドラですが、草間さんの奥さんも生きている前提で話をして草間さんの心に栄養を与えたくだり、草間さんが田舎の子たちに礼節と和をおしえたところとか、信楽の子たちがよく育つ未来を暗示していて、貧しかろうが地味だろうがキラキラしていた子供時代で、地元への愛着が身についたのだなと感じるには十分なエピソードと演出でした。

 

学生時代にほとんど尺を使わなかったことが今後どう活きるのかわかんないけどこれから出演する人たちもキャラが濃い感じがするので楽しみにしましょう。

 

ところで、信作くんなんですけど。

きみちゃんのパシリになってるし思春期炸裂で照ちゃんのズロースを見てしまってぶっ倒れて新聞を鼻に突っ込まれても、制帽脱いでちょっと思いつめた表情をするともう既に美しくて見とれちゃうわね。この綺麗な幼馴染がこれからどう変化するのか…チャラくなるのか…どうなるのか…これが一番楽しみなんじゃあ。