夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「京都人の密かな愉しみ」(無印、つまり2015年の最初の作品)

 年末までNHKオンデマンドでこちらだけ無料視聴可能なので、昨日から飛び飛びでみました。

京都人の密かな愉しみ
 

 団時朗さんがイギリス人の役で出演されるという…えらく日本語の綺麗なイギリス人だなと。彼がイギリス人ならそらあ遣都氏もハーフをやれる、その分他に出てくるのが塩顔で固められているとおもったら、こちらでは遣都氏は京都の珍しい職人さんの家の跡取り役で日本人でした。

 

この作品自体は常盤貴子さんと団時朗さん中心であと4本分続きますが、遣都氏の出演はこの1本かぎりなので、遣都氏目当てだったら今のうちに無料で見られるといいんじゃないかしら。

でもところどころドキュメンタリーが挟まれて、実際の京都にお住まいの人たちの話も出てきて、雰囲気が美の壺と「きょうの料理」なので美の壺が好きだったり京都が好きな人、常盤貴子さんと挙動のちょっと可笑しい団時朗さんが気になったら見るのもよろしおすなー(京都出身の友達のマネ)

 

都氏は1時間25分くらいのところから出演されているけれど、あまり長くない中、具体的なセリフもないのに作中で心が動くのが伝わり、結論が本人からは語られないのに周りの人のセリフ、本人の姿勢などで伝わってきて演技と演出の巧さに唸ったり。

 

個人的には古いお寺の跡取りながら結婚と跡取りとか古い伝統とかにいろいろ思いを抱えている役を演じた中村ゆりさんの、受けの演技の微妙な表情の作り方のうまさも惹かれました。でも合掌で小指が離れていたのがあれアリかいなとも思ったけれど。拝めと言われて拝んだからゆるっとなったってやつかもしれない。それならアリ。

私はおとーさんが宮司で母方にお寺の住職が居たり、中学時代の親友が地元のでっかいお寺のお嬢さんだったり(そこのお家はちゃんとクリスマスをしてた)で神様仏様のしきたりにそこそこ深く馴染んだ生活をしていたので合掌の仕方一つ気を配ったり、子供の頃からお数珠を持たされたり、お経の本を持たされたりしていたのでそういうどうでもよいところに引っかかる。

常盤貴子さんはお着物がすごく似合っていて姿勢もしゃんとしていて立ち姿が美しく、一挙一動絵になっていてそらーイギリス人からストーキングされるわと。ラストあたりの表情の厳しさもよかったです。で、物陰から市原悦子さんばりに見てるイギリス人の可愛さたるや。

そのストーキング(言い方)するイギリス人を演じる団時朗さんの、言いたいことを言わせてもらえない感じが若々しくて可愛らしく、やっておられることはなかなかのストーキングだけどイケオジならいいかとか思ったり。だって公園で大福を食べているところをのぞき見とか。あやしい。

 

私は類にもれず美の壺とかNHKのこういう作品は大好きなので、NHKオンデマンドの見放題会員になり、残りも見るつもり。

 

というか、NHKオンデマンド真田丸とか直虎とか見放題やんか…いまのところ、一番の目的は「アシガール」です。

じつは「まんぷく」71話をうっかり消してしまって、断腸の思いでオンデマンドで買って見たんだけど、それまで避けていたのを契約してよかったかもしれない。

アシガール DVD BOX

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アシガール Blu-ray BOX

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 アシガールの若君が伊藤健太郎さんなんですよ。1話だけ見たけどわりと原作通りでいいです。おふくろ様がともさかりえさんなのが、すごい。いい女優さんになったなーって(だって浅野温子さんの娘役で出ていた頃から見てるし)

 

 こちらはまとめて予約したら分納してくれず、来月の「祝う春」発売待ち。で、こちらはハーフの遣都氏。つーか、常盤貴子さんの立ち位置が遣都氏ってこと?よくわかんないけど。