夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「僕らは奇跡でできている」6話 感想

 とってもいい回でした。

 自分の弱さを受け入れるってすごく大事なんだなーって。頑なな歯医者の先生のこころも人たらし・かずき先生に徐々に徐々にゆっくりほぐされて(かずき先生は歯医者の先生になにも特別にしてないし、むしろ利己的に振り回した感じがあるのにだ)森の効果もあったのかしらん、かずき先生的には他の人にも投げかけがちな素朴な疑問に穏やかに答えられるまでになりました。

同じように樫木先生もいつも追い詰められがちになる「なんで離婚したのか」問題に答えたり。

 

(なんか安全そうな)森はいいなあ…

地元にはあんな平地の森があんまりないからな、常に急斜面だから(カープ県あるある)あんな静かに逡巡出来るところなんかないよね、と思いつつ(海も、目の前に島がぼこぼこあるから「海は広いな大きいな」気分を味わえない、それがわりとカープ県あるある)前回のラストに流した涙とは違って清々しい涙を流せてよかったね、という感じ。

 

そしてそんな歯医者の先生(名前をなぜ覚えない、わたし!)を慰めるわけもなく、いいことを話して癒やすこともなく、己の問題しかあんまり見てないかずき先生!!

そんなだからこそだんだんそういう人なんだってわかると自分のことも見つめ直しやすくなったのかもね。

 

トリンドルがわりとズケズケ言うのが先週の途中まではイラッとしていたけれど、ズケズケも核心に触れるとむしろスカッとするかもね。言いにくいことは言わない人が多い世の中で貴重かも…身近にいて私にズケっと言ったらムカつくけど。

でもお話を刺激する役目としては大事。昔ほど可愛いオーラが減ってふつーに可愛い歯科技工士に見えるのが不思議…

 

かずき先生がかなり不思議なのであんまり恋愛方向へ向いてほしくないけど、タコが嫌いというのがかなり重要な話のようなので、それがタコなのがなぜだと気にはなるけどそのへんも来週はわかるのかしらね。

 

本当、今回は面白かったです。