夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

獣になれない私たち 2話 感想

 前回「グレたグレた」と喜んでいたら初っ端から社長が同じ反応してた。

第1話

第1話

 
ドラマ「獣になれない私たち」 オリジナル・サウンドトラック

ドラマ「獣になれない私たち」 オリジナル・サウンドトラック

 

 グレた晶さんに威嚇して逃げる社長、可笑しかった…犬か!

 

1話でいろいろ問題が匂わされたけれど、その細かい事情が明らかになったり、1話で絡みがなかった登場人物が絡んで新しい関係性?がはっきりしたり。

 

三郎、そこまで出番が無いけどすごくいいですね。違う世界線では残念ながら亡くなってしまったけれど、こちらでは生き生きしていて獣感満載。獣になれない人たちの中でいちばん獣の役回りなんだろうか。

 

演じていらっしゃる御本人がモヤッとしているっぽい花井さんの事情と馴れ初めがはっきりしたけれど、おかしくて良くないのは元カノなんだろうけど(うちのお婿はどストライクだそうですよ、あの人)彼女の事情はまた3話とかでわかるんでしょうか。

晶さんの方もダメな彼氏(またシンジくん)がいて現状をより良くするための自然な成り行きだったんだな?とは思いました。

 

でもなんにも前に進まないからそりゃあ鐘の音を求めたくなるし、探しにもいくよね。

物理的なものじゃなくて観念的なものだとどちらかと言うと獣側?の呉羽さんを間にラスト一緒にビール飲んでいるのよかったな。呉羽さんがすごく楽しそうだった。いい笑顔だった。

 

鐘の音も晶さんの会社での処遇改善もコレジャナイ感じだけど、後輩の上野くんの前向きなモチベーションを上げる手段としての恋(あの会話のやり取り、復帰後の振る舞い、全部面白かった)や、恒星さんのいい人なんだか悪い人なんだかわからない感じなど3話に持ち越しなところが多くて続きがやっぱり気になる。1話でものすっごい重たいパンチを食らったあとなのでそれから見るのがわりと楽というか。

 

いっぱい考えた社長の帰ってきてからの態度、わりと柔らかめで汚くなった会社への嫌味もさほど怖くなくて可愛みがあったような気がする。可愛い方の関西弁だった。このまま怒鳴るとこやめたらいいのにな…数々のトラウマ持ちの視聴者のために。というか私のためにも。私自身は怒鳴られてもひるんだりしないんだけど、だからって怒鳴る人が嫌いじゃないわけではない。大嫌いだからね。

 

有休なのについつい出社しちゃうとこや、BBQパーティでついつい焼く側に回っちゃうところが、晶さんそういうとこやぞ!と思うんだけど、花井さんはそこをちゃんと気づいてあげられるし、靴にも気づいてあげられる人なんだよなあ…最初の靴への反応は「なんだこいつ」って感じだったけど。

 

結局また悪い人はいないのかもしれない。じっくり付き合ったらみんな悪い人じゃないんだと思う…

 

で、話題になったらしいキスシーンなんですが。

 

もっとロマンティックなのかと思ったらそうでもなかったな…(個人の感想です)

演じる田中圭さんが絡んだ、さほどロマンティックとはいえないけど(反応がいちいち子供だから)、少女漫画のような壁ドンシャワーキスや黙らせるためのキスや我慢しないことにしたキスを何回も何回も何回も執拗に見ているから「ああ…そういうキス…」って妙に納得してしまって。

 

ああ…そうですか…キスでしたねえ…

いつもされる側なのを見てるから新鮮っちゃあ新鮮だったけど。

 

くらいだった。相手が大好きなガッキーでも。

 

遠目からの撮影だったからかな。間近でされるのと全然印象変わるというか。その辺がいまではなくて過去の回想って感じで、リアルタイムに感じるドキドキからは離れちゃっているような印象を受けたんだけどあながち間違いじゃないのかも、この感覚。

 

前回は疲れていたのでリアルタイムで見られなかったけど3話はリアタイするつもり。

オリジナルのドラマならではの、どう転ぶかわからないのがすごく楽しみ。