原作は発売当時に読みました。

- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/25
- メディア: 文庫
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原作を読んだときはずっと多幸感でいっぱいで大変でした。すごくすき。文庫版は巻末に羽海野チカ先生の寄せられたイラストがあったはず。私の持っている本にはあります。最初は単行本で買って文庫本も持っているのです。
映画の方はネトフリで見られるので今日漸く見ました。
絵がついて色がついて声がついてわけのわからん世界観がさらにわけがわからん感じと途中から始まる謎のミュージカルが楽しくて原作ってこうだったっけ?一晩の話の覚えがあるのだけど。その辺の表現の仕方が映像化ならではの不思議な感じ。
配役が声優さんと芸人さんと俳優さん(山路さんは俳優さんで声優さん)が入り混じっているけれど、皆さん好演されていて、大好きな天使神谷浩史とロバート秋山さんが素晴らしかった。もちろん大好きな大好きな花澤さんと麦人さんも。星野源さんは星野源さんでした。好きだから彼だけ実写化しても良かったのではと思っちゃう。逃げ恥のモノローグが好きだから嬉しい。長回しのセリフに圧倒されますよ。でも「なに云ってんだ」って感じの内容なので頭に入ってこないんだけど。
けっこうどうでもいいシーンも多いのですが(つい目を離してしまう)たぶん見る人によっては無駄なシーンはないのだと思います。そこかしこに物語の重要な部分が隠されているのは原作も同じ。他の作品にもつながる部分もわりと出てきます。世界観が同じのはず。
原作を読んだほうがキラキラしたものを感じて幸せになれるような気がするので、映画を見て首を傾げた人も楽しかった人も、原作が未読だったら読んでみるといいかもですよ。